あらすじ
どうしてこんなにも、懐かしいと思うのだろう――…。 校内新聞に載っていた小説の作者「春沖洋介」。高校教師の吉武はある日、それと同じ名前を、旧校舎に残されていた昭和30年代の論文から見つける。さらに小説の登場人物である「坂上三雲」の名前もそこに書かれていた。現在の小説と、過去の論文――…。このふたつの奇妙な一致に、吉武と、そして小説の作者である吉武の同僚・八尋はかつてこの高校に在籍していた生徒、春沖と坂上が自分達の前世なのでは、と疑い始める……。過去と現在が交錯する、感動の転生BL。
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前世の記憶
惹き込まれる話。前世の記憶に自身が乗っ取られ?(自分の語彙力のなさが恨めしい)、今世の自分を失いかける。実際に起きてしまいそうなほど自然な展開でした。やはり思いの強さは生きる強さなのだろうと思います。世代を経て結ばれる愛にこれからも幸あれ。
何度も読んでやっと理解
先生の作品はちょっと難解なんですよね〜。初見一読では分からない事の方が多くて。でも、何度か読み返して理解するとものすごく深い話で癖になります。なので、お試しだけで止めるのはもったいないです。お試しは、絵の好みをはかるくらいの参考にしたほうがいいです。
このお話も、タイムリープのようでそうではなくて、魂の入れ替わりのようでそうではなくて。
過去の2人の結末を曖昧にしてくれたのはよかったです。やっぱり辛いから。今世の2人は子孫ではなく、魂を受け継いだ人たちと考えるべきでしょうね。石丸くんは子孫。理解して、誰かと語り合いたい作品です。
感動
感動系のマンガを探しててこの作者さんの所にたどりつきました。
前世が関わってくるストーリーで単純に思い出してくっつくとか思っていたけどもっと深かった!思い返すと色んな所に伏線が張り巡らされててすごい!
春になったらの所で泣いてしまいましたよ…
読めて良かったと思えた作品でした!
Posted by ブクログ
転生BL
最近、泣けるモノ読みたいな〜と思っていましたので、購入。
前作の「半壊の花」にて稲穂の道を読んだ際、早寝電灯さんは暖かみと涙を誘うような物語が上手で、素晴らしいなと思っていました。
今回は、それが前面に出ており、表題作で一冊でしたので、話も丁寧且つ素晴らしいものでした。
生徒との話も綺麗に描かれており、加古さんが可愛かったなぁと思いました。
転生モノは難しい話のも多いのですが、早寝電灯さんの描くこのストーリーは、さっぱりというわけでもないのにわかりやすくて読みやすかったです。
途中、反転(読むとわかります)するシーンでも、主人公の心情を交えながらも、春沖くんと八尋先生の心情、変化を写していて、見ていてドキドキしました。
後日談では、互いの呼び方や話し方が変わっていて、互いに理解しあい、共生しあうというのが読み取れて、ほんわかと暖かくなりました。
シリアスも交えながら、人のあたたかさ、運命を描いていて、読み終えた後も「あ〜よかった…」と余韻が残りました。
(読み終わったら、ぜひ表紙と表紙裏の絵を見比べてほしいです^_^)
この本で、本格的に早寝電灯さんの本を買い続けよう!!!!と思いました。
よかったです
前世物は初めてだったので、難しいところがあるかと思いきや、二人の気持ちの揺らぎや感情の復帰が丁寧にかかれたストーリーです、引き込まれて行きました。ハピエンですが、この先の二人も見てみたいです。
難しい
まだお試しで読んだだけですが、なんだか小説を読んでいるような、謎解きをしていくような内容です。とても興味深いし、面白いと思うのですが、ちょっと活字が多くて大変でした。