「おれにトス、持って来い!!!」「とべ ボールは俺が持って行く!」
主人公のウイングスパイカー・日向と、かつて敵だったセッター・影山がチームメイトになり、古豪が再び飛翔する!
前作『詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。』の時はどちらかというと「邪道」な作風でしたが、今回はジャンプならではの、仲間と切磋琢磨していく「王道」スポ根です。その王道の潔さと躍動感のある絵がハマって、読んでいて超気持ちいい!日向と一緒に跳んだ気分になれる、最高点のアングルからの「頂の景色」は、一見の価値アリです。
また、チームメイトのドラマも熱く、一度挫折したウイングスパイカー・東峰と、リベロ・西谷の試合シーン(3巻)は思わず震えました。トスを上げ、スパイクを打つ刹那のモノローグも、古舘先生独特の言い回しにゾクッとさせられます。
ボールが火の玉になるとか、殺人スパイクで相手選手をコートの外に跳ね飛ばすとか、そういうトンデモ超人技は一切無し。その代わり、心が火の玉みたいに熱くなる、久々に「キた」と感じたスポーツマンガです。
アニメ化をはじめ、舞台やゲームなど、今後も幅広い展開が期待できそう。(書店員・鮭)
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Posted by ブクログ
縁下さぁぁぁん!!泣 大地さぁぁぁん!!泣
烏野も他校も3年が引退したあとの伏線がすごいね。
山口は便所じゃなくてどこ行ったのか気になる!あと伊達工と青城どっちだ…たぶん青城だけど伊達工も好きだし気になるよー!!
Posted by ブクログ
大地さんが抜けるって技術面でも精神面でも大きかったけれど、みんなで力を合わせてゆく様がかっこよい。山口くんが2本目のサーブで勝負しなかったことや縁下くんの過去だったり、今巻も熱くなった。
縁の下の力持ち
大地さんが不在となり、その存在の大きさを、いなくなって改めて感じだした烏野メンバー
そこに縁下投入で、彼の過去と成長がみられます。
田中の、逃げたやつ、逃げなかったやつ、両方の気持ちが分かるのが縁下だ。と言うセリフも、彼を救う一言。
あーいいですねぇ。さりげなく良い言葉をいれる古舘先生。
代替品だと思っていた縁下が、
自らの提案、行動でチームにハマっていく。という描写も、あー!分かるぅ!と描き方のうまさに脱帽。
サーブに挑む山口が、一瞬逃げたことを悔やむところも、
縁下が庇うシーンもぶっささります。
この話はアニメ二期17.18話も是非見ていただきたい。
漫画を素晴らしく昇華した見事なテンポ、音楽、そして、サッコォォオイ!を少し裏返った演技で臨場感を持たせてくれた声優さん。
ああ、本当に良い作品だぁ。
Posted by ブクログ
大地さんが途中退場し、代わりに縁下が投入される。そんなこんなでこの巻は縁下メインだよ!!!
練習サボっちゃったエピソードめちゃくちゃ共感できる。。。練習よりサボった方が辛い場合ってあるよね。
そんなこんなで和久南に勝利。青葉城西戦に突入する。
2年生
大会に出るということは、勝ち負けが存在するということ。そこには大なり小なりいろんな想いがある。
キャプテンの大地の抜けた穴をみんなで埋めながら力に変えていく、、
補い合う、考え合う、
青春を感じた!!
縁下さんがんばった!
前の試合から大地さんに注目を集めてからの大地さんの不在!流れの作り方と見せ方がよく考えられているなあと思います。
縁の下さんが大活躍でした!
山口のサーブ前後のツッキーの対応が好きです!
Posted by ブクログ
大地さん再起不能とかじゃなくてよかった~
主将が途中で抜けるなかで、大黒柱を失ったチームがどうやって戦ってくのかがみどころな14巻でした。現3年がいなくなる来年を意識しながら、こうやって新しくチームはできていくのね~なんて思いました。
歯折れた大地さん、最後現れて歯がそろっててうーん。見えないとこのが抜けたんか…と少しがっかり。
Posted by ブクログ
前巻のラスト、田中と接触して倒れた大地さん。その代わりを務めたのは2年の縁下でした。
2年の首領。次期部長。
今までは脇役だった彼の内心が存分に描かれた一巻だと思います。彼が1年だった頃、部活から逃げ出した時どんな気持ちだったのか。戻ってきた時、どんな気持ちだったのか。逃げ出した負い目とか。それに対する葛藤だとか。でも次に試合を目前にして大地さんが帰って来て、つい安堵してしまった自分に対する怒りだとか。
もう、もう、そんな彼の心情が痛いほどにわかって涙が止まりません…!!そりゃ怖いよ…!!安堵しちゃうよ!!(泣)
そして山口。つい、逃げてしまった。安全な方を、確実な方を、と誰かに言い聞かせるように心の中で言い訳をする。誰かを納得させるためじゃない、何より自分を納得させたいから。わかるよ。……やってしまうよね。それが逃げだって、自分がよくわかってる。だからこそ、縁下のあの言葉は、何より痛かっただろうね。私も胸が痛かった。
彼が吹っ切れるのはいつかな。試合で活躍する所が早く見たいです。
部活ってやっぱ楽しいだけじゃないですよね。辛いとかしんどいとか、逃げ出したくても逃げ出せないこととか、自分と周りと、いろんな葛藤があって。それは楽しいことじゃないし、出来ればしたくないことなのかもしれない。でも、それはきっと部活でしか味わうことが出来ないこと、なんですよね…。
今まで、そういう経験をしてこなかった自分に少しだけ後悔しました。
匿名
対決で盛り上がる和久南戦、と思いきや、この戦いの主役は縁下だったりする。
主将・澤村の負傷交代で急きょ途中出場となった縁下を待っていたのは、疎外感。
自分と澤村との比較。緊張によるミス。それらから生み出される負のスパイラル