黒川伊保子のレビュー一覧
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男性と女性の脳が、ここまで違っていて、それなのにお互いが惹かれあうって、世の中上手くできてるなぁと実感しました。
私は男なので、本当は「妻のトリセツ」を読むべきなのかも知れませんが、それだと「自分はできていて、上手くいかないのは相手のせい」にしているような気がしたので、まずは自己認識から始めようと思いました。
心当たりのあることが、たくさん書かれていました。妻に改めて感謝しようと思います。
① 女は、今日一日のひどい経験やあれこれを優しく聞いてもらいたいだけなのに、男は「君もそこ、悪いよ」といらないことを言ってくる。これは全然悪気はなく、男脳の愛と誠意である。
→その対策として、最初に役割 -
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私は母親だけど、父親目線で読んでみた。
うちの夫は、思春期でパパ嫌いっ!臭いっ!と言われるのを恐れているようなので、
生殖ホルモン的に仕方ないことなんだよ、今はそーゆーもんなんだと思って丸っとのみこもう!と説明してあげられそう。
自我の刈り取りは確かに大事だと思った。
自尊心と自我は違うもんな。
私はその2つの意味を履き違えてた気がする。
夫にも共有して、妻ファーストしてもらお。笑
私も娘にとってもいい事だし。
うちは娘を、無意識に他人との比較や成果で褒めてしまう事があるから、
それは気をつけないとと思った。
すべて自分軸。どんなあなたも大好きだよということを伝えていきたい。 -
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この人のトリセツシリーズは読みやすくて好き。
だが、若干このトリセツ一本で引っ張り過ぎてネタ切れ感がある。それと今回、改めて「奈良女子大学理学部物理学科卒業、人工知能(AI)の研究開発」という著者の経歴を思い出した。本書内でAIに対しての見解を知人から問われたという内容が記されて、なんでわざわざAIの話?と思ったのだが、専門だったのだ。何だか研究に基づく知見ではなく、経験的な話ばかりが載せられていたので、忘れていた。
というわけで、この人の本を読むときには、裏付けとなるデータが無くても良いというのが本音であり私にとっては珍しい読み方である。ただのお姉さんの意見という感じなのだが、不思議と素 -
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ネタバレ女女問題を語る上で、排卵を促す女性ホルモン「エストロゲン」の影響が外せないようだ。
周産期には最弱の生き物になってしまう女性は、外敵や危険を察知するため、エストロゲンの分泌開始と共に「自我の肥大」と「猜疑心」が女性脳を席巻する。すると他者のちょっとした一言に敏感に傷ついたりする。さらに、動物界で最長の子育て期間を有する人類の女性は、昔から女性グループの中で子育てを行うことでお互いに子供の生存率を上げ合っていた。そのために「ひとりでいられない」「誰かに大切にされて、安心したい」という感覚が備わっている。その果てに「誰かと一緒にいたい」「その誰かに、誰よりも大切にされたい」と欲するようになった、 -
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ネタバレ
『情を伝えたかったら大和言葉(訓読み)を
理を伝えたかったら漢語(音読み)を。』
ちなみに、訓読み・嬉しい、ありがとう、など
音読み・光栄、感謝、など
以前、大和言葉にハマっていたことのあるわたし。 実感します。 話しているわたし自身も柔らかな気持ちになります。
『 対話をぶち壊すクラッシャー』
子どもの保護者会であった一人一分の自己紹介の内容を片っ端から話してくれたの妻への対応に頭を抱えた愛妻家。
『「で、何が言いたいの?」だなんて、絶対言っちゃいけない!
では、夫は我慢しなければいけないのか。
いや、・・・「で、きみは? きみはなんていったの?」と聞けば、話は一気に -
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遺伝子レベルの生き残り戦略として、男女のペアはお互いに違ったタイプのパートナーに魅力を感じ、対局の遺伝子を組合せた子を作って生存競争に勝ち残ることを前提として話が進んでいる。またラブラブ期を過た女性が、男性からの肉体的接触を避ける理由などが科学的に書かれており、自分の経験としても全面的に同意できる内容であった。
このように真逆の価値観のパートナーと生活する時のヒントが、黒川さんの著作には科学的に分かりやすく説明されている。各シリーズで内容はだいぶ被っているが、シリーズを読み進めることで、パートナーに対する接し方を考え、物事の柔軟な思考のきっかけになる本であった。