黒川伊保子のレビュー一覧
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ネタバレ「トリセツ」シリーズは何冊か読ませてもらっていますが、脳科学の観点からフムフムと思わせるところが多く、孫ができたこともあり手にとりました。
簡単にまとめると、これからのAIの時代、自らを信じて好きなことを創造的にやっていくことが幸せをもたらすので、じじ、ばばは孫の自己肯定感の育成に励むべし!ということでした。
【目次】
■はじめに~孫の人生は、祖父母の手にゆだねられている~
■第1章 人類が、生殖能力がなくなってもなお生きる理由
■第2章 祖父母の心得
■第3章 現代育児用語集
■第4章 孫との付き合い方
■おわりに~孫に心の翼をあげよう~
確かに、現役で働きながら子育てをしている親は時間がなくて子供をじっくり観察したり言うことをきいてあげたりすることは難しく、ビデオやゲームやスマホを与えておくとおとなしくしているので・・・というふうになりがちです。
そういった中で、ダメ出しをしないで言うことを丁寧に聞いてあげて、困ったときには励ましてあげるじじ、ばばがいるといないとでは子供の成長はちょっと違ったものになるかもしれないなと思いました。
でも、実践的には孫の子守は疲れる。要求は厳しいしいうことはきかない。
そんなときに頭を切り替えて対応するための基礎知識がこの本から得られた気がします。
内容的には他のトリセツ本とかぶるところも多いので、評価はちょっと低めですいません。黒川さん。
竹蔵 -
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audible58冊目。
妻側ですが、読みました。
男脳の自覚があるわたしですが、それでもやはり、「確かにそんなふうに感じちゃう」「確かにそんなふうに言っちゃう」など、当てはまることが随所にありました。
解決策を問いかけながらも、さっぱりとその方法を返して欲しいのではなくて、一緒に悩んだり困ったりしてほしい=共感してほしいのが第一。
これはとってもよくわかります。
ただ、わたしの夫は、わたし以上に「名もなき家事」をやってくれているなあとも思いました。
ありがたいことなのだなと気づくことができました。
後から知ったことですが、夫はこの本、以前読んだことがあるそうです。笑 -
Posted by ブクログ
誰もが納得する正解を、誰よりも正確に、誰よりも早く出してくる、聞き分けの良い優等生が欲しかったら、私は人工知能で作るからいい。
そんなのは、人工知能が得意なことだもの。いつも、予想をはるかに超えてはみ出す君に、ワクワクする。
人の尊厳は、「優等生である」場所にない。
なじられたら、「あぁ、大切な人が傷ついている」と心から思えば良い。
オールマイティーの便利な言葉なんてあるわけがない。
言葉はそんなものじゃない。
入力情報をはるかに超えた科学反応を生み出せるのが人。
痛みがない人工知能には生み出せない言葉がある。
その言葉にこそ、人間の尊厳がある。
人類の最高のパートナーたちの人工知能は、完璧でありながらチャーミングのなければならない。
人の脳の感受性を網羅するためには、「悟性」と「理性」に「感性」を組み合わせなければならない。
男性脳は拡張感覚がある。→女性に言葉をかけなくなる。
脳は都合よく保管する。
女性脳にとって「理解する」とは、共感したり、共鳴したりすること。
アンドロイドレディーとリアルレディーに大差は無い。
「命がけで君を守る」って何かだ?そんなことより、私に起きた今日の出来事をしっかり共感して聞いてくれ。(「君も口の利き方が悪いんじゃない?」なんて、話のこし、おらないで)、私のささやかな悲しみに心を寄せ(「世の中、もっと不幸な人がいる) 」なんて、何の慰めにもならない)、やってほしいことを察して(「言えばいいのに」とか言わず)、手を差し伸べてほしい。(「後でやる」じゃなくて、今!)だけなのに、
1点の曇りもない。安心は無い。 -
Posted by ブクログ
男性と女性の脳が、ここまで違っていて、それなのにお互いが惹かれあうって、世の中上手くできてるなぁと実感しました。
私は男なので、本当は「妻のトリセツ」を読むべきなのかも知れませんが、それだと「自分はできていて、上手くいかないのは相手のせい」にしているような気がしたので、まずは自己認識から始めようと思いました。
心当たりのあることが、たくさん書かれていました。妻に改めて感謝しようと思います。
① 女は、今日一日のひどい経験やあれこれを優しく聞いてもらいたいだけなのに、男は「君もそこ、悪いよ」といらないことを言ってくる。これは全然悪気はなく、男脳の愛と誠意である。
→その対策として、最初に役割を伝えればいい。「今日、私に起こった悲しい出来事を話してあげるね。あなたがするのは優しい共感。分かったね?」
② 哺乳類のメスは、繁殖するために、できるだけ免疫力の高い相手をゲットし、かつ、できるだけたくさんの遺伝子の組み合わせを残そうとする。本能に逆らいながら夫婦という船を沈めないように漕いでいる。
③ 子育て期のメスは、守ってもらうため一個体のオスにロックオンするが、一段落すると、脳は「もっと免疫力の高い男を探そうよ。この目の前の男はダメだよ」と囁くようになる。
④ オスは荒野や山に狩りに出て、危険な目に遭いながら仲間と自分を瞬時に救いつつ、成果を上げる。「遠くを見て、とっさに問題点を指摘し合いながらゴールに一直線」の脳である。
⑤ 男性脳は、半径3メートル以内で起こっていることに、ほとんど意識が行かない。妻が「当然分かっていて、手を差し伸べてくれるはず」と思っていることに気づかない。→だから任務付与してあげる。男は言われた使命を全うしようとする。男性脳は「定番」が気持ちいい。 -
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私は母親だけど、父親目線で読んでみた。
うちの夫は、思春期でパパ嫌いっ!臭いっ!と言われるのを恐れているようなので、
生殖ホルモン的に仕方ないことなんだよ、今はそーゆーもんなんだと思って丸っとのみこもう!と説明してあげられそう。
自我の刈り取りは確かに大事だと思った。
自尊心と自我は違うもんな。
私はその2つの意味を履き違えてた気がする。
夫にも共有して、妻ファーストしてもらお。笑
私も娘にとってもいい事だし。
うちは娘を、無意識に他人との比較や成果で褒めてしまう事があるから、
それは気をつけないとと思った。
すべて自分軸。どんなあなたも大好きだよということを伝えていきたい。 -
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ネタバレ女女問題を語る上で、排卵を促す女性ホルモン「エストロゲン」の影響が外せないようだ。
周産期には最弱の生き物になってしまう女性は、外敵や危険を察知するため、エストロゲンの分泌開始と共に「自我の肥大」と「猜疑心」が女性脳を席巻する。すると他者のちょっとした一言に敏感に傷ついたりする。さらに、動物界で最長の子育て期間を有する人類の女性は、昔から女性グループの中で子育てを行うことでお互いに子供の生存率を上げ合っていた。そのために「ひとりでいられない」「誰かに大切にされて、安心したい」という感覚が備わっている。その果てに「誰かと一緒にいたい」「その誰かに、誰よりも大切にされたい」と欲するようになった、と著者は述べる。
また群の中では、生存率を上げるために周囲からの一方的な支援を受けたいがため、誰よりも愛される必要があり、群れの中で「一番大切な存在でありたい」と欲し、一番は無理でも、せめて「周囲で一番愛されている人の傘下にいたい」と思う傾向があるらしい。「群れたいくせに、一番になりたい」という矛盾の上に成り立っている女性のグループ。思春期の仲良しグループや、子育て世代のママ友グループなどに底通する特徴が垣間見えるようだ。
また「群れて、守ってもらいたい」ので、他人からの評価に敏感になる。それは逆に自己肯定感の低下につながり「いい子、いい人、いい女」を演じるようになる。すると、どうせ他人の評価に身を委ねるのであれば、自ら感じたことを自覚しても無駄であると脳は判断してしまい、自分の「好奇心」が働きにくくなってしまう。すると女性は「生きる意味」を周囲の労いや感謝、賞賛に見出すようになる。これは生殖本能が薄れた40代後半以上に特に顕著になり、それらがないと自己価値を見失ってしまう傾向にある、と筆者は語る。
エストロゲンに振り回される女性の生きづらさがヒシヒシと伝わる本書。例え子供を産まないと決断したって無差別に付きまとうエストロゲン。その働きを知り、自身も周囲も理解しあって共存していくしか無さそうだ。
あと印象的であったのが、育児中にスマホに集中する母親が増えたために、ミラーニューロン不活性型の人類が増えているという話。
スマホ以前では、育児期に母親とよく目を合わせて、笑い合い、話しかけられ、手遊びしたりして過ごしていたため、ミラーニューロンが働き、当たり前のように「微笑み返す」「手を振り返す」といった共鳴反応の体験ができ、コミュニケーション能力を培っていく。
その体験が減ったスマホ以降では、反応の薄い子供が増えたり、先輩の背を見て仕事を覚えるのが苦手になってきている。先輩の所作が車窓からの風景のようにしか見えず、先輩が「何をしているか」を脳が感知せず、「あ、手伝わなきゃ」という発想が起こらないらしい。
著者はこれは進化であるとし「なんでやらないの(手伝わないの)?」とイラつくよりも「これやってね」と言うようにしたら最近の子は素直にやってくれるとアドバイスする。指示しなくても動いてくれた部下から、指示すればちゃんとやってくれる部下に、世の中のトレンドは変わってきているのだろう。 -
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ネタバレ
『情を伝えたかったら大和言葉(訓読み)を
理を伝えたかったら漢語(音読み)を。』
ちなみに、訓読み・嬉しい、ありがとう、など
音読み・光栄、感謝、など
以前、大和言葉にハマっていたことのあるわたし。 実感します。 話しているわたし自身も柔らかな気持ちになります。
『 対話をぶち壊すクラッシャー』
子どもの保護者会であった一人一分の自己紹介の内容を片っ端から話してくれたの妻への対応に頭を抱えた愛妻家。
『「で、何が言いたいの?」だなんて、絶対言っちゃいけない!
では、夫は我慢しなければいけないのか。
いや、・・・「で、きみは? きみはなんていったの?」と聞けば、話は一気に短縮される。』
なるほど。 急かされた感がなく、反対に、愛情さえ感じます。 すぐに使えそうです。
『 感情ネーミングの法則 』
車、家、食品などなどのブランドネームの話のアレコレも面白かった。 -
Posted by ブクログ
遺伝子レベルの生き残り戦略として、男女のペアはお互いに違ったタイプのパートナーに魅力を感じ、対局の遺伝子を組合せた子を作って生存競争に勝ち残ることを前提として話が進んでいる。またラブラブ期を過た女性が、男性からの肉体的接触を避ける理由などが科学的に書かれており、自分の経験としても全面的に同意できる内容であった。
このように真逆の価値観のパートナーと生活する時のヒントが、黒川さんの著作には科学的に分かりやすく説明されている。各シリーズで内容はだいぶ被っているが、シリーズを読み進めることで、パートナーに対する接し方を考え、物事の柔軟な思考のきっかけになる本であった。