黒川伊保子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ポイント
第一章
脳には性差がある
男女の対話は、真逆の制御
女性脳は、ことの発端から、時系列に経緯を語りながら、そこに潜む真実や真理を探り出している。共感によって上手に話を聞いてもらうと、この作業の作業の質が上る。そうして、話し終えるころには、きっぱりと結論が出ている
男性脳は、優秀なほど「省エネ型」
問題解決のために対話を紡ぐ。相手が状況を語り出したら、その話の意図を探り、素早く「解決すべき問題点」を洗い出そうとする
反射的に、自分の心情より、公平性を遵守する
女性脳は、「怖い」「ひどい」「つらい」などのストレスを伴う感情が起こるとき、そのストレス信号が男性脳の何十倍も強く働き、何 -
Posted by ブクログ
# 日本語は美しい。そして未来への祈り
## 面白かったところ
- 著者の文字からあふれる日本語愛が感じられて素敵だった
- 「英語を子供に習わせるか」の問いに対する著者の意見が、かなり納得の行くもので面白かった
## 微妙だったところ
- 特になし
## 感想
日本語の美しさは、ひらがな一文字にすら埋め込まれている色や情景から始まる。
そんな印象を受けた一冊だった。
「あさ」という言葉と「morning」では連想される景色が異なる。こんな感じで日本語の美しさを綴っており、新たな視点を日本語に対して持つことができた。
いつも読んでいる論評や専門書とは違った文化性の強い一冊だ -
Posted by ブクログ
ものすごい勢いで読んでしまった一冊。
自分は母親ではないし、本書に出てくるように、母の愛を感じながら読めたかと言われたらその目線でもなかった気がする。
一重に、母親っていいな…という気持ちで読んでいました。
自身にも当てはまるなーと思いつつ、やはり息子って言い方悪いがマザコンで、母親に褒められたり認められると照れるけど嬉しいもんだよなって思い出しました。
自分には今息子が二人いるのですが、どう頑張っても母親にはなれない。
なので「母親が惚れる息子」にはしてあげられない代わりに、「息子がなりたいと思える父親」と「自分がかっこいいなと思える息子」を目指してみたいと思いました!
子育てに悩んで -
Posted by ブクログ
ネタバレ筆者の家族論には正直、賛成しかねる部分が多い。主張を裏付ける事例のほとんどが筆者の家族や友人などの経験談でその前提条件が違いすぎてモヤモヤが募る。
ただ、家族にとって最も重要なことは「心理的安全性」を醸成することであること(本書の中では「甘やかしのススメ」として紹介)は僕も同じ考えだ。
例えば、家族の誰かが失敗したり、能力不足などの課題や問題について話さなきゃいけない時、つい「5W1H」でその原因や能力獲得までの道筋を明らかにして計画立てたりしたくなる。
でも筆者はそこで「ちょっと待って!」と忠告する。対話には「心の対話」と「問題解決の対話」の2種類があり、家族の対話は(特に「心理的安全 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「歳を取ったら、おばあちゃんみたいになりたい」と、我が娘が評する実母。
明るくて優しい自慢の母ではありますが・・・楽しいおしゃべりが、いつの頃からか同じ話のリピートに!
『第4章 母親をつき放しつつ喜ばす方法 /情報交換ではなく、情を交わす』に、『母との会話の目的はただ一つ。母を癒すこと。』とあります。
現在は繰り返しの話にイライラした時期は過ぎ去り、「はい、はい」と聞き流していました。(母よ、ごめんなさい。ちなみに、出来た娘(孫)はちゃんと聞いています)
でも、目的を『母を癒す』に変えると"優しい心"で聞ける♪と嬉しくなりました。目から鱗です。
黒川伊保子さん