黒川伊保子のレビュー一覧
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ネタバレ脳科学・人工知能研究者である黒川伊保子氏、かつての嫁として、我が子の母として、そして息子の嫁の姑として、「母親」という生き物の生態を見つめた著者が「母親との上手な付き合い方」を展開する新書。
教員という仕事をしていると、問題行動を起こす生徒の多くは母親との関係に問題を抱えている。母は子を愛するが故に、子は母の愛を理解しているが故に、皮肉にも苦しんでいる。母親の過干渉は「病」に近いと考えてきたが、本書を読んでその認識を改めた。
脳科学の知見から、というよりは著者の個人的な人生経験からの話が多かったが、その分実感を伴うもので世の母親は共感できることが少ないないのだろう。
父の愛は「さざ波」、母の愛は「津波」。その原因を身体の動かし方のタイプの違いや日本語の言語構造という斬新な観点から読み解き、さらにその解決方法を提案する。
もちろんそんな簡単に解決できるような問題ではないが、有効に働く家庭も一定数いるのだと思う。
親に苦しむ子どもたちにも読んでもらいたいが、それよりも世の母親に読んでほしい。自分を客観的に見る良い契機となるのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
脳には2つの使い方がある、そしてすれ違う
プロセス志向共感型 ほとんどの女性
共感しあう、共感がなにより重要
過去の体験から危機を予測
だからいつまでも覚えている
平時の危機回避回路
⇒心の文脈
・ほめる、きづかう、ねぎらう
ゴール志向問題解決型 ほとんどの男性
欠点を見出し素早い問題解決
目標にロックオン
過去に気に取られている時間はない
有事の危機対応回路
⇒事実の文脈
・結論、目的
解決法
・気持ちによりそう
・自分の見えていない気働きがあふれていることに感謝する
・男にはついでに家事はやらないのではなく、できない
・心の動揺が危機回避能力を上げる、懲りない繰り返しが危機対応力を上げる
・自分ととっさに違う行動をとる人間がいることを肝に銘じる
結論
・共鳴動作はコミュニケーションの要
・相手に譲ることを知っている者だけが、最高の成果を手に入れる -
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ネタバレ年頃の二人の娘を持つ父親としては、もっと早く読んでおけばよかったと思いつつも、良好な関係を二人の娘と築けていることに喜びを感じる。
本書では、小さいころからの接し方を中心に記載しているので、私の場合は少々手遅れであるが、上記の通り、それなりに良好な関係を気づけていることに安心感がある。
一方で「反抗期は成長に欠かせない」と記載されているが、二人の娘ともに大した反抗期がないことで、お互いに親離れと子離れが出来ていないことが少々心配ではある。
また、本書のベースは「女性脳と男性脳」にあるので、娘だけでなく、妻や周囲の女性(部下や上司)と接するときにも役立つ内容が満載である。
以下、本書からの抜粋。
・いきなり「5W1H」で質問されると緊張する。
・対話には「心の対話」と「問題解決の対話」があり、女性脳は前者、男性脳は後者。
・人間の脳は何万年も前に形成された狩猟時代に適応したままのため、現代社会には適応できていないことを意識する必要がある。
・話の呼び水には、「相手の変化に気づいて言葉にする」「自分に起こった出来事を話す」「相談する」の三つがある。
・親切にされた脳より、親切にした脳の方に充足感がより多く残る。
・心をつなぐテクニックは「弱音を吐いて、慰めてもらう」ことなので、妻だけでなく、娘にも弱音を吐いた方が良い。ただし、思春期の間だけは避けるべきである。
・思春期は、生殖器官を成熟させるために、実際の生殖器よりも、生殖ホルモンが多めにでることで、娘を変えてしまうのである。
・父親と良好な関係を築いてきた娘は、父親には何を言っても許されると思っているので、父親が嫌がることでも平気で言う(臭いとか)。
・言葉は、相手のために紡ぐもので、自分の気持ちを垂れ流すためのものではない。頭に浮かんだことを、そのまま口にするのではなく、細心の注意を払って言葉に発するべきである。
・やる気、好奇心、集中力、思考力、想像力、記憶力など、これらは「頑張って精神力で発揮する力」ではなく、脳内ホルモンによって制御される「神経信号の働き」によるものである。
・女性脳は自分が大好きであり、自我が強い。だから、だれよりも大切にされたいと思っている。
・「こうなりたい」を目標とせず、「こうしたい」を目標にする。前者では失敗したら終わりだが、後者なら何度でも挑戦ができる。
・父親は、無条件に娘を愛し、妻を尊重し、父親の思いと違ったことをした時には叱るのではなく、悲しんでやらなければいけない。 -
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ネタバレ黒川伊保子さんが、AIに宛てた手紙という体でまとめた本。
初期の頃から、AI開発に携わっていた著者ならではのAIへの愛を感じる。
印象的だったのは、次の点。
◯失敗してこそ学んだり、センスを磨いたりできる。失敗の際の3ヶ条は、
・失敗を誰のせいにもしない。
・過去の失敗をくよくよ言わない。
・未来の失敗を想像してぐずぐず言わない。
◯自閉症は英語でAutism(独自脳)。独特のものの見方に寛容な英語圏ならではの呼び名かもしれないが、ステキな発想!
◯男性と女性で、リスクへの対応の仕方や対話における姿勢(問題解決型か共感型か)に差があるが、これが太古の時代の男女の役割分担からきていることに驚いた。
◯人工知能がどんなに発達しても、自分の人生を楽しみ、幸せになるのは人間の仕事。人生を楽しむためには何かを圧倒的に好きになることが大事。
将来、AIに職を奪われるとか、人類が支配されるとか、心配する人も多いが、人生を楽しみ、幸せになるのが人間の仕事なら悪くないのではないか。 -
購入済み
マンガでわかる妻のトリセツ
結婚当初から妻を怒らせてばっかりの日々が続くなか、タイトルに惹かれて購入しました。女性心理学の観点から妻との付き合い方をいろいろ知ることができて勉強になりました
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この方の著書を読むといつもドキッとする。やってはいけないと書かれていることを、つい自分もやっているからである。
例えば夫を賞賛しないこと。男性脳は遠くにゴールを設定して邁進する脳。人生のロールモデルである父親が妻からぞんざいに扱われていては、やる気が起こらないそうだ。
そして親が失敗を過度に恐れること。成果主義なこと。子供よりも結果に一喜一憂してはならない。
失敗を恐れては男子の冒険心は育たない。幼いときから小さな失敗をいくつもさせ、耐性をつけること。ただし失敗から何かを学ばなければ意味はない。
また、これも私はやりがちなのだが5W1H型の質問。5W1Hとは例えば「学校どう?」とか「何でここに置くの?」「宿題やったの?」など。
これはゴール指向問題解決型の王道を行く質問で、心を通わせるものではないからだ。これを夫婦関係に置き換えると、帰宅した夫に「今日何してた?」「めし、できたのか?」と聞かれるのと一緒。威嚇したつもりはなくてもそう聞こえてしまう。 -
Posted by ブクログ
久しぶりの黒川さんの本です。
どっから読んでも わかりやすいですよね~~
タイトル通り
女性は共感して察する すなわち感じる事が大切だけど
男性は 全く違う。
男は 点、女は 面を 見ているので
そもそも 見え方が違う~~~
この本は 女性に向かって書かれているので
最後に 女性に向かってこうまとめている。
すべての男の母になれと・・・
男は娘と母に弱い。
若いうちは 娘として そして 32歳を過ぎたら母になってしまいなさい。
そうですね~~~
もうある程度の年になっちゃうと 弱々しい姿にはなれないのだから
職場で 男性と 張り合うよりも
母親目線で いれば 案外よさそうですよね~~
黒川さんの本はわかりやすくて 良いです。 -
Posted by ブクログ
実家の母が、思春期まっただ中のJK娘2人にほとほと手を焼き、パート先の人間関係にも悩んでいるとのことで...。そんな母を救済せねば!!と、新刊のところにあったこちらを手に取りました。
伊藤さん著作は初めて。言葉も易しく、たいへん読みやすかったです。
男性脳も女性脳も初期設定は同じ。得意なスペックがちがっているだけ。はーー!!と深く納得しました。
4月20日初版のため、AIにコロナに小学生YouTuberに...タイムリーすぎる話題がたくさん出てきます。
むずかしいけど、どのマイノリティに属する人も排除されることなく生きていけたら良いなあ...家族や友達、職場の人たち、他者とのかかわりの中で心がけたい言葉がたくさんありました。