黒川伊保子のレビュー一覧
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やはり黒川先生は面白い。
絆の中には「きず」がある。私は、大切な人に裏切られて苦い思いをしたときには、そう唱えることにしている。
清く、正しく、美しく、優秀で、ノーリスク。そんな人生が、最も素晴らしいという考え方もあると思う。そう生き抜いて、充実した人生を送れる道もあるのかもしれない。私は、個人の脳が望むことに、1ミリも反対しやしない。
ただ、自分自身がそう生きることを考えると、私はぞっとする。そんな一軸の世界観では、「勝ち組」にしか存在意義がなくなる。私ぐらいの能力と容姿だと、何かと頑張って生きなきゃいけないし、頑張れない自分へのストレスから、しくじった人をここぞとばかりに叩き -
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やはり黒川先生は面白い。
絆の中には「きず」がある。私は、大切な人に裏切られて苦い思いをしたときには、そう唱えることにしている。
清く、正しく、美しく、優秀で、ノーリスク。そんな人生が、最も素晴らしいという考え方もあると思う。そう生き抜いて、充実した人生を送れる道もあるのかもしれない。私は、個人の脳が望むことに、1ミリも反対しやしない。
ただ、自分自身がそう生きることを考えると、私はぞっとする。そんな一軸の世界観では、「勝ち組」にしか存在意義がなくなる。私ぐらいの能力と容姿だと、何かと頑張って生きなきゃいけないし、頑張れない自分へのストレスから、しくじった人をここぞとばかりに叩き -
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黒川さんの本の中では最も実用的かも。言っていることはいつも同じだけど、毎度、勉強になります。
「言ってくれればやったのに」「言えばいいのに」は、男性はきっと親切で言うのだろうけれど、実は、女性の好感度は意外に低い。以前、ある新聞社が行ったアンケートでは、「夫のムッとするひと言」の第2位に選ばれている。このときの1位は、「誰のおかげで食えてるんだ」で、これはひどすぎる。となると、第2位の「言ってくれればいいのに」が女性にとってどれだけ不評かわかっていただけるだろう。
…関連記憶を取り揃え、ときにそれらを串刺しにして、初体験のトラブルにも何らかの初動がとれる、というのが、女性脳に搭載された基 -
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世の流行の秘密を握る〝脳周期(ブレイン・サイクル)〟
「7年目の浮気」さえも理論づける、ブレを許さぬ脳の働きとは?
「一生この人と暮らすの?」
「定年まで、この会社で働くのか……」
誰もが抱く、こうした悩みは、7の倍数年という脳周期で生じていた!
それに呼応するかのように、
車の形、ウエディング・ドレスのデザインから店頭に並ぶお菓子まで、
世の中の流行も7の倍数年である56年周期で一巡りしている。
そんな脳が発する合図を見逃さずにとらえることで、思いも寄らない新たな未来がやって来る。
世界で起こるすべての事象を論理づける、ブレを許さぬ驚異の脳科学とは?
「こんな捉え方をしてみたら面白い -
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黒川伊保子氏の本をいくつか楽しんで読んできたが
どうやら私は新しいものから読んでいたようだ
( )内は発売年月
妻のトリセツ(2018年10月)
前向きに生きるなんてばかばかしい(2018年4月)
運がいいと言われる人の脳科学 (2011年11月)
成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (2017年12月)
この本は3部構成になっており
「感じることば」で56歳以降のエッセイ
「一生の脳科学」メインディッシュ
「情を科学する」デザート
メインでは人生最初の28年とその後の脳の役割について
特に「デキる40代の罠」が面白かった
キリスト教 ユダヤ教 イスラム教 の教えに端を発する7日周 -
ネタバレ
ただだらしないだけ
家事を増やすわ 礼儀はなってないわ
子供に悪影響だわ 不潔だわ
一緒に住む価値がない
そのくせ妻が死ぬほど忙しくて
身なりに構えないと文句
常に上からな発言
脳科学とかでなく躾の問題 -
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これまで読んできた著書と同じようなことが書いてあるが、忘れていることも多いので、たまに読み返す意味で、黒川先生の本は読むべきだ。
惚れ合って一緒になった夫婦は、とっさに正反対の反応を生み出すペアの装置にほかならない。さらに、とっさにムカつき合うことで、最高の答えを最短で出すシステムなのである。というわけで、夫婦の愛とは「わかり合い、譲り合う」ことではないのだ。ムカつき合うことこそ愛の正体だったのである。
そうとわかれば、覚悟を決めればいい。
男女の脳は、タスク制御の方式が違う。女性脳は、ちょっと無責任なマルチタスク、男性脳は、精密なシングルタスクなのである。
10年以上前、あ -
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ネタバレ*アドバイスしただけなのに「もういい!」と逆上される、「仕事と私(家族)、どっちが大事なの!?」とからまれる…。男性にとって永遠の謎である女の不機嫌は18種類に分類でき、そのすべてに対処法がある。そもそも男女のコミュニケーションギャップの多くが、男女脳の相違に起因している。共感を求める女性脳を理解して、優しいひと言をかけられれば、一発で妻の機嫌はよくなる、はず。本書は、人工知能研究者が脳科学の見地からすぐに実践できる具体例を示した究極の指南書*
「妻のトリセツ」同様、女性あるあるが満載の指南本。
「一緒にいる意味ないよね」「これするの、大変なんだからね」「あなたってどうしてそうなの?」「だか -
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セロトニンとメラトニンをコントロールする。
10時から2時、とくに0時から2時は眠る。
無意識の領域に、ネガティブ回路をつくらない。無意識の回路を整えて、潜在意識に身をゆだねる。
有酸素運動と泣くこと、笑うこと。
泣く、笑うを出力ではなく、入力につかう。笑う表情、なく動作は、感情を改善する。
ジャムは6種類から選んだほうが満足度が高い。7は多すぎる。
メラトニンとセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの働きをコントロールする。
テストステロンは、暗闇で寝て朝日と共に起き、肉体疲労がある、ことで誘発される。
湯船、足湯でリラックスする。寝る1時間半前。
早起きは上質な睡眠のための条件。 -
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女性脳と男性脳の違いについて、科学的にも解説してあり、エピソードや実際の会話例も交えて解説してあるので、実践的な本でした。
黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』を以前読んだので、女性脳の復習のような感じで読むことが出来た。何度も、女性脳は「共感が大事」と出てくるので、女性と会話をするときは気持ちを共感する言葉をまず返すように意識している。LINEなどでの会話も、意識してないと男性脳である解決策を打ち込んでいたが、一旦、共感する言葉を挟むようにしてからは、相手の機嫌を損ねることはなくなった気がする。夫婦になってから使いどころが増えてくると思うので、結婚した後にでも、また読み返したいと思った。