黒川伊保子のレビュー一覧
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大学の講義で,日本語に関する小論文の執筆を求められたので手に取った一冊であるが,200項足らずのコンパクトさで,しかも文面がまるでエッセイのように綴られているので,非常に読みやすい書物であった.
タイトルは『日本語はなぜ美しいのか』となっているが,本書の内容は,早期英語教育への批判(本書の発行は2007年)を切っ掛けとして,脳とことばの関係に着目しながら,日本語とその美しさについて論ずるというものである.
経済的要請とグローバリズムの観点から,我が国で早期英語教育どころか英語の第2公用語化まで,狂ったように叫ばれ始めて既に久しいが,本書はこの際,ほとんど無視されているといって良いような問 -
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ネタバレ例えば「ひかり」を「光」そのもの意味ではなく「hi-ka-ri」というそれぞれの音のイメージから分析して「ひかり」はなぜ早そうなのかを分析している本。
これまであまり見られなかったアプローチだから、ところどころ分かりにくかったり独断的なところもあったし結末はあまり好きな感じじゃないけど(日本語を誇りに思うという意味でいいのかも)
男性がなぜ「ガンダム」や「シトロエン」などが好きなのか。
「資生堂」や「シャネル」のネーミングのイメージとか。
中高年の女性になぜ「ババア」と言ってはいけないかとか(笑
カゴメとサントリーの社名と商品の傾向とか。
など知ってる事例が多くあって面白かった。
分析表 -
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[ 内容 ]
「発音体感」つまり言葉の語感の大切さに着目した画期的な日本語論である。
日本語はなぜ美しいのか。
実は、母音を主体に音声認識する言語は、世界的にみても日本語とポリネシア語のみであり、その他の欧米及びアジア諸語は、すべて子音主体で音声を認識している。
日本語は希有な言語なのである。
本書は、この日本語の特殊性をふまえて、情緒の形成という観点から、ある個体の脳が最初に獲得する言語である母語の重要性と早期英語教育の危険性を説き、風土と言語の関わりから言葉の本質に迫っていく。
[ 目次 ]
第1章 母語と母国語
第2章 日本語の危機
第3章 母語形成と母語喪失
第4章 脳とことば
第5 -
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『AIのトリセツ』というタイトルであるが、人間が持つ身体感覚に重きを置いていたためタイトルと内容に差異があるように感じた。
しかしながら、内容は面白い。
日本ネーミング協会会長、感性アナリストという肩書きを持っている著者は、この本の中で、言葉が与える身体的な感覚を論理的に説明していた。「確かに」と腹落ちすることが多く、この感覚は人間だからこそ感じ取れるものであり、そして大切にすべき感覚であることがわかった。
著者のお孫さんとのエピソードを読んで、こういった体験談は人間だから伝えることができることだと感じ、何を経験するのかが今後大切になってくるのではないだろうか?という考えにいたった。