黒川伊保子のレビュー一覧
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軽ーく読んで、語り口は歯切れがよくて、気分転換になる読後感でした。
その人らしさに突出していること。人生を豊かにする鍵は、ここにある。
失敗によって、優先順位がついている脳は、つかみがよくて勘がいい。
顕在意識が目指すイメージがその脳に合っている可能性は、意外に低い。
夢や目標は、顕在意識で立てるものじゃない。潜在意識で出会うものである。
文脈を紡ぐためのぐずぐずは、若いときほどしなければいけない。
人間はやらない理由を言う時が一番クリエイティブらしい。
好奇心溢れる人は、「幸福な天才」である。
自分がいることで、彼(彼女)が生きていける、という事実こそが、最も甘美な関係性なのだから。 -
Posted by ブクログ
二週間ほど前(2017.7)に本屋さんで、この本の著者である、黒川女史の最新本を読んで、彼女の考え方をもう少し広く吸収しようと思い、昨年出版されたこの本を読んでみました。
今までに何冊となく「人生を変える」「有意義に過ごす」等とタイトルに書かれた本を読んで、そのエキスをそれなりに実行してきたつもりですが、いま流行りの「人工知能」の研究者が、人間の脳の構造、脳の働きを踏まえたうえでの、生活に関するアドバイスは、私にとっては重みのあるものでした。
今まで自分の中でもやもやと、なんとなく理解していたことがこの本にも書かれていて嬉しかったです。特に、人生を変えるには、毎日の小さな行動(ルーチンワー -
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「K音(カラカラ,コツコツ,etc)」は硬さ・乾き・スピード感、「M音(モタモタ,モチモチ,etc)」は柔らかさ・丸さ・甘さ、といったように言葉の音にはそれ自身が発する感覚が存在する。この言葉の音と感覚との関係を科学的に分析・解説しようという本。
本書では、発声音と感覚とが結びつく理由は、発声時における口腔動作で説明される(例えば、B音では両唇を震わせながら放出する動きから "膨張" のイメージに繋がっている,等)。読んでいる分には「たしかにそうかも」と納得しかけてしまうのだが、しかしどうも煙にまかれているというか、適合する部分だけを都合よく取り出しているように感じてしま -
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誰に母国語を奪われたわけでもないのに、自ら母国語を捨てようとする国。26
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日本人にも、見えなくなってしまったのだろうか。あの、日本語の語感が作り出す、豊かな情感の世界……意味を突きつけ合う合理的な会話の裏で、語感によって交わしている、意識の対話があることを。33
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優劣をうやむやにして、気配で譲り合って暮らしていけるのは、日本人だからだ。傍流といわれても、あえて反論せずに、こつこつと組織に貢献し続ける美学が -
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