黒川伊保子のレビュー一覧

  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    ゴジラ、ガメラ、ガンダム等、男の子が好きなものの名前にはなぜ濁音が含まれるのか。
    カローラ、カマロ、セドリック等、売れる自動車にC音が多いのはなぜか。
    キツネがタヌキよりズルそうなのはなぜか。
    すべての鍵は、脳に潜在的に語りかける「音の力」にあった!
    脳科学、物理学、言語学を縦横無尽に駆使して「ことばの音」のサブリミナル効果を明らかにする、まったく新しいことば理論。

    [ 目次 ]
    第1章 ブランドをつくるマントラ
    第1章 ことばの音
    第2章 サブリミナル・インプレッションの力
    第3章 鍵は擬音・擬態語
    第4章 音のクオリア
    第5章 ブランドマントラになった商品名たち
    終章 日本

    0
    2011年05月23日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    スピードを感じさせるS音・硬さを感じるK音など、音にもサブリミナル効果が存在する。今までになかった観点から言葉を分析した本。


    サラサラ・スルスルと聞けばスムーズな感じがするし、カラカラ・コンコンと言われれば硬さや乾いた感じがする。確かに音から感じるイメージというものはある。擬音語など音を言葉にしているのだから当然と言えば当然だが。それを理論的に解説しているわけだが、どうしても既存の言葉では同時に漢字や意味なども浮かんでしまい、それが音の持つ力なのかどうか確証が持てなかった。キツネはタヌキよりずる賢く感じるというのは、音の持つイメージと言うより昔話などの刷り込みのようの気がしてしまう。が、新

    0
    2010年12月13日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    音に対する雑学的知識が面白い。
    確かに、女性雑誌の名前はN音とM音のものが多いし、車の名前にはK音、C音が多い。
    今まで音が人間の潜在意識にどう働きかけるか、なんて考えたことなかったなぁ。効果的なネーミングを考えるときに、音のことも考慮に入れると、成功するかもしれない。
    子どもの名前を決める時も、画数よりもむしろ音を大事にしようと思います。

    0
    2010年09月11日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    こういうタイトルの本は好きではないのだが、お勧めされたので読んでみた。

    少し、というかかなり主観的なところがあるが、なかなか面白い。
    日本語の独創性を語ってどうなるのか、とも思うが、ひらがなに隠された語感についてのくだりは読む価値あり。

    新しい分野を切り開いたというところは評価すべき。
    これからこの分野の研究が進めば、子供の名前の付け方とかかわるんだろ~なぁ。

    0
    2010年08月03日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    ここまで理論化しておきながら、なぜもっと体系だてて深めないのか、単純な日本語論ではなく、もっと違った視点で日本語と他国の関係のありようを論じられたのではないかと残念に思った。トンデモ学説とは一線を画しているはずの知見も深められなければただの思いつきである。

    0
    2010年06月02日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    気になったところだけ抜粋。



    語尾母音のeは遜りのクオリアを持っていて、ワレは、自分自身に使うと謙譲のイメージになり、相手に使うと侮蔑のイメージになる。自分をワレという奥ゆかしさと、相手をワレという陰険さはあまりにも違う。eのクオリアは、場や状況によって正反対の意味を見せるので、慎重を要する母音なのである。
     同様の副次効果が、実は、語尾母音eの名前にある。ヨシエ、ヒロエ、ヤスエなど、語尾母音がeの名前は、奥ゆかしさが美しく、大人の女性向けのいい名なのだが、人に呼ばれたときに、呼ばれた本人が疎外感を感じることがある。他の姉妹兄弟がe音以外の語尾母音を持つような場合、なんだか自分だけ親に疎外

    0
    2010年04月23日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    なんとなく分かっていたけど、しっかり考えたことのない語感のお話で、参考になる。
    独断なイメージが強いので、信憑性が判断できない。もっとこの分野の研究者が増えて、複数の人が再検証するまでは仕方がないのかな。

    0
    2010年04月17日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    就活で追い詰められてるので、なんか軽い本を読みたいと思って購入。
    世界史に対する言及はほぼこじつけ。
    脳科学とか眉唾物だが、読み物としては面白い。

    日本語は素晴らしい。
    早期の外国語教育は危険。

    これにつきますな。

    個人的には英語偏重教育もどうかと思うがね。
    何カ国語かから選べるようにすればいいのに。

    0
    2009年10月04日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    テーマとか、研究分野に関しては面白いんだけど・・・
    脳裏によぎる、「どこまで本当?」
    脳科学がどこまですごいのか、半信半疑になる書き方。

    あと、息子さんの話とか、妊婦の話とか、余計だと思う。
    イラッとくるので、あまり最後まで読む気になれませんでした。

    0
    2009年10月04日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    この書籍の内容は言葉の持っている音は人間にどのような影響を与えるかといった事を難しい解説をしないで、例を沢山出しながら説明しています。
    子供が産まれるまでにこの本が出ていれば良かったと思いました。
    なにせ子供の名前にも色々なイメージがついてまわり、しかもそれが世界中で共通だと言うなだから大変です。
    姓名判断より重要な要素だったかもしれません。
    これから起業をする方にも重要です。
    会社の名前付けには、それこそ重要なヒントがこの書籍の中に含まれているからです。

    それとこの本を読んで良かったのは、黒川 伊保子先生の人柄がすごく良さそうなので多少難しいところが続いてもまた黒川 伊保子先生の文章に触れ

    0
    2009年10月04日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    著者に会う前に読んでおかないとということで。
    洞察力・観察力・多岐にわたる知識と、んーこんな女性には憧れます。って、本のレビューじゃないけどw

    0
    2009年10月04日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    著者の自身たっぷりの「言い切り」が気持ちいい。少々こじつけな感もあるが、それでも納得できることが多い。日本語を大事にしたい。

    0
    2009年10月04日
  • 日本語はなぜ美しいのか

    Posted by ブクログ

    日本語の単語というより、日本語の成り立ちや発音、そして日本語のみならず日本人としての教育のあり方(「こうあるべき」というより、「こうした方がいいのでは」という、強制型ではなく提案型)について述べられている本です。
    僕としては、もう少し日本語の単語に対する美しさについて述べられても良かったな、と思います。が、あまりやりすぎると自己陶酔の極地に陥ってしまう可能性がありますので、それはほどほどの方が良いでしょう(笑)

    大学進学以降、様々な国籍の方と話をしたり活動したりしていましたが、やはり皆さん一様にして、「日本語は本当に美しい」と仰ってくださいます。と同時に、「一番日本語が難しい」とも……。。。

    0
    2009年10月04日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    タイトルから想像して、言語学の本なのだろうと思っていたのですが、なんと最近流行りの脳科学まで踏み込んだ内容でした・・・とは言っても、著者の語り口は軽快で、頭を悩ませることはありません。
    言葉(音)が持つサブリミナル効果(→無意識のうちの脳への刺激)、普遍的に持っている質(=クオリア)という主張はとても面白く、本を読むだけではなく、実際に発声してみた方が『ことばの質感』が良くわかると思います。

    0
    2009年10月07日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

    Posted by ブクログ

    ゴジラ、ガメラ、ガンダム等、男の子が好きなものの名前にはなぜ濁音が含まれるのか。カローラ、カマロ、セドリック等、売れる自動車にC音が多いのはなぜか。キツネがタヌキよりズルそうなのはなぜか。すべての鍵は、脳に潜在的に語りかける「音の力」にあった!脳科学、物理学、言語学を縦横無尽に駆使して「ことばの音」のサブリミナル効果を明らかにする、まったく新しいことば理論。

    0
    2009年12月02日
  • 【無料お試し版】まんがでわかる 妻のトリセツ

    購入済み

    典型的日本人の夫婦用

    うちにはあまり必要無い本かな…我が家は共働き子無しで旦那が外国人なので、妻である私自身、察してほしいなどと思ったことはありません。何でも思ったこと、やってほしいことは言うので。日本人でも最近そういう夫婦は多くなってきたのでは。でも私は夫がソファで寝ても別に腹立たしくはないのでそのまま放置しておくし、靴下は丸まったまま洗っちゃいますね(笑)内容とは関係無い感想ですが、漫画の絵柄は凄い好みです!

    0
    2021年08月10日
  • ちょっとしたことで大切にされる女 報われない女 男と女の「脳の違い」を知ればうまくいく!

    購入済み

    面白いけど、、

    面白いけど、抽象的すぎて、あまり役立ちそうには無いかな。あと、至る所にある(微笑)というのが気持ち悪い。作者はもっとサバサバしたイメージだったのに、変にいやらしいおばさんの恋愛指南本みたいな口調に編集されてるのも残念。

    0
    2020年12月15日
  • 妻のトリセツ

    購入済み

    こんなに賢い女はそんなにいない

    女性はこんなに賢いかな?

    1
    2020年03月10日
  • 妻のトリセツ

    DVの免罪符になりかねない。

    「妻のトリセツ」のような本がうれている。
    それだけ妻から夫への精神的DVが家庭で蔓延し、苦しんでいる夫が多いからでしょう。

    しかしながら、DV・モラハラはまずは加害者の責任であり、加害者こそ自己制御を学ぶべきなのは当然。
    それなのに、妻から夫へのモラハラにおいて加害者の妻ではなく被害者の夫に努力や我慢を要求する理不尽さが本書にはあります。

    日本の家庭で妻から夫への精神的DVが横行する理由は、「脳の性差」よりも「社会的風潮」。「妻から夫への暴力・モラハラを大目に見てしまう風潮が蔓延しているから」に尽きると思います。
    夫が妻におこなったら確実にDV・モラハラと言われるような言動

    4
    2019年04月09日