黒川伊保子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
妻のトリセツに続き2冊目として拝読。
こんなに書きぶりを変えられるなんて、驚きの全ての母や女性に寄り添った文章で、バリバリ理系の方なのになんて振れ幅なんだ!と変なところでも感動してしまいました。
とても読みやすかったです。
中身として、母の背中を押しながら、脳の発達に伴って子どもとどのように接するのが望ましいか、Howto本に偏らずに語ってくれていて、入ってきやすかったです。たくさんメモしちゃいました。
渦中になれば、しんどい、つらい、いつまで続くのか、分からないことばかり、と溜まってしまいそうな育児を、もっと長期的に、子どもという一人の人間との関係性への投資として、楽しみながら捉えていけ -
Posted by ブクログ
小学生の息子と衝突する事が多く参考に。
脳科学・AI研究者で、読みやすく面白かった。参考になった点もたくさん。
・男は空間認知優先型の脳。遠くを見て空間の距離を測ったり構想を認知したり。
女性はコミュニケーション優先型で、近くに集中して人の表情などに敏感に反応する。遠くと近くは同時には見れず二者択一。
・だから男は目標以外が目に入らない。トイレに行く時はトイレだけ。だから一見ぼんやりしてやりっぱなしに見えるが、近くが手薄なだけ。
欠点を消そうとすると長所も弱体化する。
・女の子の興味は自分。成長につれ自我をリストラする。男の子の興味は自分より対象。成長につれ自分の主観を育てる。
・男子 -
Posted by ブクログ
黒川伊保子さんの新書を読んだのは、実は今回が初めて。今までにたくさんの新書を出されているが、そのなかでも有名なのは「トリセツ」シリーズだ。
こういったときは共感、逆にこのような場面のときは結論を先に言ったほうがいい、などと、様々な具体例をあげて説明してくれるから、分かりやすいうえに、きっと実行しやすい。
著者の言う通りに試してみたら、かなりの確率で対話がラクになるはずだ。
何故なら本書は、著者の長い年月の研究が土台になっているから。根拠がしっかりあるので、頭にどんどん内容が入ってくる。
著者の薦める「ハイブリッドコミュニケーション」という対話の技を身につけることができたら、どんどん自己肯 -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったなにこの本
作者は人工知能の研究者
脳科学の立場から男性脳・女性脳の違いを踏まえて夫婦として上手くやっていくための立ち回りをアドバイスしてくれてる
最初は結婚→出産を経験した女性向けの本かと思いながら読んでたけど、彼氏や父親・弟との会話や関係でも活かせそうな話ばっかりだった
女性と男性、同じ種族だから脳の構造自体は同じだけど問題解決にあたって優先される処理(考え方)が違うらしい
だから男女で摩擦が起こる
そもそも、結婚後出産後に妻が夫に対して感じる憤りは脳の罠(浮気してより優れた雄と出会い、より多種の遺伝子との子供を残すため)である
冷めたとか恋が消えて愛になったと -
Posted by ブクログ
以前、黒川さんの本を立て続けに読んだ時期があった。久しぶりである。
ADHDや自閉症スペクトラムの説明、特徴が書かれていた。
以前読んだ内容とかぶっている箇所もあり、まあいい意味での復習。
黒川さんは、自閉症スペクトラムとのこと。そういえば、以前読んでいて「黒川さんって人の気持ちがわからないんだろうな」(すみません!その時はわざとこういうことを書いているのだと思いました)と感じた内容が多々あった。
あ、でも黒川さんは裏がない人ということは十分に伝わってくるし、なんだか不器用な感じでそこがとても好感が持てます!
本書にもあるように、このような独自脳を持った人には天才が多い。歴史上の有名人など・・ -
Posted by ブクログ
母に優しい(やりたい事だけやってスタイル)でありがたい笑
部屋は散らかっててもいいのね、むしろその方がいいのね、全然いいわよ!笑
結局私はこの手の本に今のやり方を肯定して欲しいだけだから、緩さがよかった。
男性脳、女性脳って聞くけど、咄嗟に使う回路が違うのね、という解説は納得。息子がなぜこんなにも車を愛しているのかも納得。母が座標軸というのはにわかには信じられないのだけど、ちょっと実践してみたくなった。
ちょいちょい、夫にこうだった?こう思ってた?と聞くも、いや〜?と気のない返事
夫と息子はやはり違うのかしら、夫のトリセツも読んでみよう。