黒川伊保子のレビュー一覧
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著者の子どもを愛する気持ちがとてもとても伝わる。
本を読んでいるだけなのに、微笑ましい光景が浮かんでくる。
色々な教育に関する本を読んで、こうした方が良い、こうするべきということを守ろうとするあまり、一番大事な子どもを観察することができなくなるという親も多いんじゃないかと思う。
子どもはどう育てようとしたってどう育つかはわからないし、あらゆることにメリットデメリットはあるからこそ、子どもにとってあたたかい場所を作れるのが良いなと思う。
著者の家庭はそういった温もりのある家庭なのだろう。
実際に見たりすると、想像しているよりも普通の家庭なのかもしれないけれど、すごく理想な雰囲気な気がする。 -
Posted by ブクログ
黒川さんと息子とのやりとりは読んでいてほっこりした。
脳をよく知っている著者から言われるからこそ力強い言葉だと思った。
子育てというダンジョンを乗り越える4つの掟として
1 子育てのキャンペーンコピーをもつ(母も惚れるいい男、などのように目標の言葉を決める)
2愛は言葉で伝える
3朝日を浴びたり、朝ごはんにタンパク質をとるなどして脳をメンテナンスする
4冒険に送り出す
この中の2に出てきた、周囲の人々の気持ちを萎えさせたり、運気を下げたりしてしまうエナジーバンパイアに我が子をしてしまわないために、親が陰口をいわない、悪意ある言葉にこどもが晒されてしまったときに愛の言葉に変えてあげるこ -
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夫婦の間で「あるある」な、些細だけれどもチリツモなすれ違いについて、脳科学的な観点及び筆者の実体験に基づくtipsが満載された本。
夫婦がすれ違いがちなのは、そもそも人類の生物としての生存戦略的に、男女は感性真逆の相手
に惹かれ合うのだから至極当然のことだという主張は、救われたような、救われないような。。
「男性脳」と「女性脳」はとっさに使う回路が違う(そうやってお互いを補い合うようにプログラムされている)とのが普通ということを踏まえて、お互いが相手の特性に少し寄り添ってあげること、そして意見や感じ方が異なってもひとまず共感で受け止めることを意識するだけでも、日常の衝突はかなり減らせそうに -
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ネタバレなかなか面白かった。男性脳と女性脳の違いは、今となれば、なんとなく聞く話ではあるけれど、一生の脳科学は面白い。脳の発達のようすを観察すると、七年というキーファクタがでてくる、というのも面白い。
と思って、ちょっとググって見たら、
「東洋医学の教科書ともいえる文献『黄帝内経(こうていだいけい)』には、「女性は7の倍数」「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れるという記述があります。」というのも出てきた(養命酒のウエブサイト)。
面白い。
脳は寿命を知っているという。ヒトは、脳のゴールを知っていて、そのゴールに合わせて、自分の脳や体を、静かに折りたたんでいくように思える、とのこ -
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「社会が「大目標」を掲げてくれず、会社に「駆け上がる目標」もない今、会社は個人に期待するしかない。このため、企業の主人公が「組織の成果」ではなく、「社員一人一人」になっている。
「一人一人を大切にする」ということばは美しいが、責任を押し付けられて「素敵な自分」を目指させられる若い人も難儀だなぁと思う。」
上記引用なのですが、深くうなずかされた。
自分の会社だけ、なんかはっきりした目標もなく社員任せなのかと思ってたけど、全体的にそういう傾向なのかなあ。
今後どんどんAIやロボットが発達して、絶対必要な人間の仕事が少なくなっていく中で、会社も更に個人の発想力とかに頼っていくようになるのかなあと思 -
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ネタバレワーママ、がんばる女性達への熱い叱咤激励だった。
科学的というよりは、筆者の直感が大部分にも思えるが、肌感覚として、女性の少ないオフィスで戦ってきた筆者の観察が活きているように思う。
平均的な男性脳=狩猟型=とっさにゴール指向問題解決型の回路=感情を極力排し、ゴール達成に集中=産業社会型
女性脳=感情指向。直感型。=哺乳類の母として子を育むため生きながらえるための本能。 男性型にわかりやすい表現力を。
女は比較的近くを面で、男は点で、世の中を見る。
男性=三次元点型認識=「注視する点」を瞬時に決定し、潔く線を引いて輪郭を切り出すので「全体」と「目的」を見失わない。
男は「素早い問題解決 -
Posted by ブクログ
知り合いに勧められて読み始めた本。
まだ幼い娘をもつ母親だが、娘との関わりに悩む部分も多かったので読んでみようと思った。
この本は基本的に父親向けに書いてある。だが、母親が読んだとしても学べることはとても多い。
「5W1H」の会話からしないという部分、自分の子どもとの会話を振り返ってみると自分もよく行ってたことに気づいた。そんな会話の仕方を友人とはしないのに、子どもにはついついしてしまっていた。
急にそんな質問されても子どもは嫌だよなと反省。
また、「妻ファースト」と書かれているが、これはこちらも夫をたてる、夫の味方をするということをしなければいけないと思う。つい、家事や育児の仕方で小言 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすく、30分で読めた。
●男性脳にとって、母は心の原点。どんなにイラついてもいってらっしゃい、おかえりなさいだけは永遠に変わらぬ穏やかな笑顔で、揺るがないことが大切
●9歳の誕生日から12歳までは脳のゴールデンエイジ。ハリポタなどの冒険ファンタジーで使命や忍耐の尊さを知ることができる!
●命令形を使わない。かっこいいから〇〇してと言う。頼りにする。(男性脳は客観性優位なので、頼られるとその場のリーダーになり、自制して、全体を考えるようになりやすい)
●男の子にはロールモデルがいる。
男性脳は目標が遠く高いほど、今を楽に過ごせる。ゴールだと思っていたところがゴールじゃなかったとき、