あらすじ
【男性脳】を知り尽くした脳科学者が母たちに贈る!
タフで戦略力があり、数学も料理も得意で、ユーモアも愛嬌もあり、とろけるようなことばで、優しくエスコートもしてくれる。
母も惚れるいい男。手に入ります。
※男性が、自分を知る本としても活用できます
【目次】
第一章男性脳を学ぶ
第二章「生きる力」の育て方
第三章「愛」の育て方
第四章「やる気」の育て方
第五章「エスコート力」の育て方
男の子の脳には、母の知らない秘密がいっぱい。それがわかれば、子育ては格段に楽になる。楽しくなる。
・男の子の「ぼんやり、ぐずぐず」は、理系力の証!?
・男の子は、甘やかしたほうがタフになる!?
・男の子が車好きなのは、小脳を発達させるため!?
・男の子がビビるのは、母親が動くから!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小学生の息子と衝突する事が多く参考に。
脳科学・AI研究者で、読みやすく面白かった。参考になった点もたくさん。
・男は空間認知優先型の脳。遠くを見て空間の距離を測ったり構想を認知したり。
女性はコミュニケーション優先型で、近くに集中して人の表情などに敏感に反応する。遠くと近くは同時には見れず二者択一。
・だから男は目標以外が目に入らない。トイレに行く時はトイレだけ。だから一見ぼんやりしてやりっぱなしに見えるが、近くが手薄なだけ。
欠点を消そうとすると長所も弱体化する。
・女の子の興味は自分。成長につれ自我をリストラする。男の子の興味は自分より対象。成長につれ自分の主観を育てる。
・男子にとって、片付けないで良い自分だけの空間があると想像力が育ち空間認知力も強くなる。
・男子にとって母親は座標軸の原点。
・甘やかして戻れる原点があると確信できると、男性脳は冒険の旅に出やすい。
・8歳までにどれだけぼんやりできたかが大事。その時間で外からの刺激を咀嚼している。
・9歳から12歳までの3年間は脳のゴールデンエイジ。脳が神経線維ネットワーク(賢さ、運動神経、センスなどの源)を劇的に増やす。この時期は体験と睡眠が大事。寝ている間に昼間の経験を元に神経線維ネットワークが作られる。
・叱るより「男としてカッコ悪い」
・男子にはゴールは遠く。ゴールが近く、乗り越えた先にもまだゴールがあるとモチベーションが下がる。
・小さな失敗をたくさんさせる。失敗経験の無い脳に大冒険は担えない。
・自分の中の「確信」(迷わない、逃げない、人の目が気にならない)は人からの「賞賛」より気持ち良い。
・志は高く、結果に無頓着。失敗は恐れない。
・13歳までに母親と共感型対話の訓練を。思春期になるとホルモンの影響でゴール指向になる。
・人を巻き込もうと思ったら演技でも楽しいふりを。最初はふりでも、本当に楽しくなる。
Posted by ブクログ
母に優しい(やりたい事だけやってスタイル)でありがたい笑
部屋は散らかっててもいいのね、むしろその方がいいのね、全然いいわよ!笑
結局私はこの手の本に今のやり方を肯定して欲しいだけだから、緩さがよかった。
男性脳、女性脳って聞くけど、咄嗟に使う回路が違うのね、という解説は納得。息子がなぜこんなにも車を愛しているのかも納得。母が座標軸というのはにわかには信じられないのだけど、ちょっと実践してみたくなった。
ちょいちょい、夫にこうだった?こう思ってた?と聞くも、いや〜?と気のない返事
夫と息子はやはり違うのかしら、夫のトリセツも読んでみよう。
Posted by ブクログ
一度読んだ事があったが、実際に出産し子育てをしている中で読むと色々刺さる点多く、思わず涙ぐんでしまった。「息子は母親の小さな恋人」それがなぜなのか、脳科学的な観点から説明されていて、体感的にも理論的にも腑に落ちた。子育ては大変だが、息子を育てる事ができる喜びを噛み締めながら、「母親も惚れる男」に息子を育ててゆきたい。
Posted by ブクログ
たとえば、手をぶつけて痛がれば、必ず「大丈夫?」と声をかけてくれる。痛い手を差し出せば、さすってくれる。「冷やそうか?」と言ってくれる。夫が「たいしたことないのに、よくそんな、見え透いたことが言えるよな」と言ったときなんか、「ハハが痛いのは、手じゃなくて心なんだよ」と言ってくれたっけ。私も、同じことをしてきた。彼が転べば、飛んで行って抱き上げた。足の痛みより、転んだショックを和らげてあげたくて。子どもが痛いのは、身体より心だと、私は思っていたから。それを口に出さないのに、息子は知っていたのである。
Posted by ブクログ
夫のトリセツを読んだ後にこちらも購入してみた本。著者の幸せな子育てがよくわかった。1人っ子だと全ての関心と愛情を注ぐことができていいなとも思うけれど、複数子どもがいれば物理的に人数で分けることになるから複数いる時の子どもの嫉妬にどう対応すれば良いのかしら⁇
色々と著者と違う子育てしてるわ私と思って読んでいたら、おわりにの章でノーベル賞と引き換えの子育ての記憶のくだりで子育ての記憶と引き換えなぞしたくないと思えて涙が出てきました。私も子どもを愛する気持ちはちゃんと持っているわ、と確認できて良い本でした。
Posted by ブクログ
初めて、息子がいるママのことを羨ましく思えた。そしてやはり母の愛は凄い。子育ては凄い!
共感してくれて可愛くてずっと仲良くしてくれる娘がいればいいって思ってたけど、
小さな恋人であり、強い味方であり、思いがけない角度でとてつもないパワーを与えてくれる息子がいるのも悪くないなと思った。どっちもいないけどね
さすが黒川先生でした。娘のトリセツだけまだ読んでないけど、読むべきな気がしてきた。
Posted by ブクログ
興味深い内容があり読み応えありました。
男性脳と女性脳の違いをまずは知らないといけないですね。
既に成人した著者の息子さんも所々出てくるので
参考になります
ぱなし、ぼんやりはオッケー
母親は原点
読み聞かせ
好き愛してる
接し方、食べ物、勉強なども注意したい
Posted by ブクログ
妻、夫、娘、母、定年夫婦と色々なトリセツを読みました。息子は既に結婚しているのですが、これも読んでみたくて、本屋で見つけて買いました。私の息子には手遅れなのですが、孫が男の子なので、この本を息子夫婦にプレゼントしようと思います。育児で忙しいと思うけど、暇を見つけて読んでほしいです。
あとがきは読んでいて泣いてしまいました。
Posted by ブクログ
ものすごい勢いで読んでしまった一冊。
自分は母親ではないし、本書に出てくるように、母の愛を感じながら読めたかと言われたらその目線でもなかった気がする。
一重に、母親っていいな…という気持ちで読んでいました。
自身にも当てはまるなーと思いつつ、やはり息子って言い方悪いがマザコンで、母親に褒められたり認められると照れるけど嬉しいもんだよなって思い出しました。
自分には今息子が二人いるのですが、どう頑張っても母親にはなれない。
なので「母親が惚れる息子」にはしてあげられない代わりに、「息子がなりたいと思える父親」と「自分がかっこいいなと思える息子」を目指してみたいと思いました!
子育てに悩んでいる父母が読む本かな?と思って手に取った本書がこんなに今の自分に刺さるとは思ってなくてびっくりしましてが、読めてよかった一冊でした。
是非お子さんがいらっしゃる方は手に取ってみてほしいです。とても読みやすいので!
Posted by ブクログ
息子の反抗に悩んでいたので。
そもそも男性脳と女性脳の仕組み、取捨選択が違うのであれば、ふた昔前の男は男らしく、女は女らしくの教育もあながち間違いではないのかと思える。それを分かった上で、自分らしく在れば良いと思うのだが、どうだろう。
でもこれを読んで、やはり自分でも言われたら嫌だと思う事を沢山言っていたので反省。甘やかし、話を聞き、一度は気持ちを汲んでやり、遠いゴールを目指して。
私の憧れの男子になりますように。
Posted by ブクログ
著者がとにかく息子loveなのが可愛い。
そして、わかる分かる、なるほどなーと思う点がたくさんありました。
男性脳と女性脳の違いが、具体例を交えて書かれているので、わかりやすかったです。
別の著書も読んでみたい!
私も息子LOVEですが、愛をたくさん伝えようと思いました。一緒にいろんなことを楽しもう。
Posted by ブクログ
この方の著書を読むといつもドキッとする。やってはいけないと書かれていることを、つい自分もやっているからである。
例えば夫を賞賛しないこと。男性脳は遠くにゴールを設定して邁進する脳。人生のロールモデルである父親が妻からぞんざいに扱われていては、やる気が起こらないそうだ。
そして親が失敗を過度に恐れること。成果主義なこと。子供よりも結果に一喜一憂してはならない。
失敗を恐れては男子の冒険心は育たない。幼いときから小さな失敗をいくつもさせ、耐性をつけること。ただし失敗から何かを学ばなければ意味はない。
また、これも私はやりがちなのだが5W1H型の質問。5W1Hとは例えば「学校どう?」とか「何でここに置くの?」「宿題やったの?」など。
これはゴール指向問題解決型の王道を行く質問で、心を通わせるものではないからだ。これを夫婦関係に置き換えると、帰宅した夫に「今日何してた?」「めし、できたのか?」と聞かれるのと一緒。威嚇したつもりはなくてもそう聞こえてしまう。
Posted by ブクログ
もう息子は自立してしまったので今更と思ったのだが振り返ってみてもいいかなと思って手に取ってみた。女の子はまず自我に目覚める。男の子は対象に夢中になるというのが両方育てた身としては実感した。母親を座標軸原点にして世界観を広げて行く男性脳か。もう少しおおらかに育てればよかったなぁ。イヤなことは全部気にしなくていい。いいと思ったことだけ心に残してくれたら充分だ。と最後に言ってもらって救われた。本だけはたくさん読んで触れさせてあげたかな。
Posted by ブクログ
脳科学の観点から息子への接し方を説明してくれる本書は説得力があって、なるほどなるほどと思うことがたくさんあった。男女という思考回路の違いがこんなにも無意識に色々な齟齬を産んでしまうのかと。モヤモヤしている息子の行動に説明が着くと、母も余裕が産まれるはず!ちょっと息子自慢の本だよねっておもってしまうところもあるけどさ(苦笑)
Posted by ブクログ
脳科学って面白い!黒川伊保子さんの著書は、読みやすくて、なるほどなるほどと思える事がたくさん。トリセツシリーズは、どれもお薦め。今さら、もう手遅れ?大丈夫、挽回方法もしっかり教えてくれます。「育児に関しては父親と母親はイーブンじゃない、母親に圧倒的なアドバンテージがある。」そりゃそうです、なんたって10か月、つわりから始まり、日々重くなる身体、寝返りもうてなくなって、そして陣痛と出産、出産後の痛み、身体がリカバリーする前に日々の世話と泣き声と寝不足と、ぼろぼろなんです。しかもお腹の中にいた時に母親の筋肉の動きをつぶさに感じてすごしているとは。「母になったら、ことばと表情は感情のままに垂れ流してはいけない」母親のことばと表情は、誰よりも子どもに責任があるなんて。さてさて永遠に優しい会話が出来るような関係が築けたかは、おいおいわかるのかなぁー。
Posted by ブクログ
息子さんへの愛を感じて涙してしまうところもありました。
特に意識していこうと思ったことは、部屋を片付けすぎない、子どもに思ったことを話す、読み聞かせ、穏やかに笑顔でいること。
いつもできているわけではないのですが…
自分の子育てのテーマは、向上心を持って生きていける子、自分の周りにいる人を大切にする子なので、ブレそうになったらたちかえろうと思います。
Posted by ブクログ
男子の器の大きさは、母親が決める/「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」だけは、永遠に変わらぬ穏やかな笑顔で/早寝・早起き・朝ごはん/母も惚れるいい男/「男としてカッコ悪いよ」/エスコート力
Posted by ブクログ
これだけ差ができるのかと思わせる息子さんに育ってるなと。
なんでもその最中には焦りが出て、つい強い言葉を言ってしまい、後になってなんてことないことだったのにとなる。その繰り返しできたし、きっと今もそうだ。
まだ今からでも間に合うのだろうか。
Posted by ブクログ
さすが実際に育てたのは息子さん、というだけあってか、娘のトリセツよりよかったです。
全てに共感するわけではありませんが、やはり母親にとって、息子という別性を育てるのはわからないこと、心配することが少なくないと思うので、この本は参考になると思います。
個人的には私も睡眠を第一に子育てしてきたことが肯定的に書かれていて、読書の効果も具体的に書かれていたのが特によかったです。
男の子を育てている方には、一読の価値があると思います。
Posted by ブクログ
穏やかに子育てと思っていましたが、仕事もあり、ついあくせく。一人の子育てに専念できた長男の時は、絵本を読んで一緒に向き合っている時間がありましたが、次男のときにはあまりできなかった。長男は国語や英語が得意、次男にはちょっと国語力がありません。反省しました。
長男は高校生、次男は中学生、もう少し早くこの本を読みたかった。これからでもできることがあるかしら。できるだけ笑顔で過ごせるように心がけてみようと思いました。
参考にはなりました
私自身は女姉妹でなので、男の子の子育ては全くの未知の世界。
中々手を焼いていましたが、この本に出会い見方を変えると、今までイライラしていた行動もなんだか愛しく見えてくるようになるから不思議。
今後の子育てのヒントにもなりました。
★−1なのは、著者の息子とのお惚気エピソードはあまり要らないかなと思ったので^^;
Posted by ブクログ
日々息子と憎しみ合っている妻が読めばぶちギレて本を八つ裂きにするであろう内容であるが、脳科学の本ではなく脳科学の研究者が息子との関わりを書いたエッセイだと思えば読み進めることができる。
Posted by ブクログ
・男子の器の大きさは、母親が決める。生まれたての息子につきっきりの母親が、息子の脳の「座標軸」を決めるからだ。
・男の子は「自分」よりも「対象」に夢中になる傾向が強くて、自分そっちのけで、まずは「母親」に夢中になる。やがて、おもちゃやスポーツ、宇宙にまで夢中の範囲を広げていくが、思春期に本格的に自我を確立するまでは「母親に夢中」はその脳の根底にある。つまり、人生の初期、男性脳は、その「自我」を母親に丸投げにしているのだ。だから母にはたまらないのである。その「まるごとの愛」が。母親なしでは生きていけない感じが。
・おとなになるとは男女共に主観も客観も手にいれるということだ。「素敵なおとな」は「遠く」(客観)と「近く」(主観)をバランスよく使い、責任感のある果敢な戦士でありながら、愛のことばや慈しみの所作を惜しまない。
・母親が「あなたは、あのときも、このときも、これで失敗した。次も失敗するかもしれないから気をつけなさい」なんていうのを聞くことがあるが、残念ながら、この子は十中八九失敗する。失敗回路が活性化したまま、現場に送り込まれるのだから。失敗にビビる指導者がついていると、人材は育たない。・・・というわけで失敗を恐れることはない。むしろ歓迎したい。失敗しないようにと、子どもを、追い詰めなくていい。
・「母も惚れるいい男」という子育てテーマには、息子をあまり叱らないで済むという利点もあった。「男としてカッコ悪い」と言えば、たいていのことは済んでしまったからだ。「お店の人に叱られるから静かにしてて」「勉強しないと先生に叱られるよ」息子を叱るのに、世間を引き合いに出す親は多いがこれってカッコ悪くない?
「静かにしてて、その方がカッコいいから」「勉強してよ、その方がかっこいいから」の方が親自身がカッコよく見える。スタイルをちゃんと持っていて、凛としているようで。それに母親に「カッコいい」「カッコ悪い」を判定されたらぐうの音も出ない。多分、男の子は他人に叱られるより、母親にイケてないと思われる方がずっとショックだ。なにせ、母親は「世界観の座標軸原点」だから。世間にダメと言われても1発攻撃されたに過ぎないが、母親の「カッコ悪い」のダメ出しは、世界観が揺らいでしまうのである。
Posted by ブクログ
サクサク読める。男性脳と女性脳の視点の違いが分かり易く記述されており、男の子を育てる際の目標の設定の仕方が非常に勉強になった。
もう一度息子を育てたい、筆者の優しい息子さんに会ってみたいと思わされる一冊である。
Posted by ブクログ
2021/07/03
妻の取説夫の取説不機嫌の取説と読んできたけど、内容被ってなかったからよかった。
けど、どうしてもちょこちょこ入ってくる自分の息子話がなんか引っかかって、読書に集中できなかった(なんか、井戸端会議で息子の自慢話を延々聞かされている気持ちになった)から☆3。
書かれてるアドバイスはとてもよかったんだけどもう筆者の息子の話は途中から飛ばしたわ()
Posted by ブクログ
脳科学者によるトリセツシリーズ。今回は息子。息子の立場、父親の立場で読んでみた。何より筆者の息子への愛がすごくて、正直、子育ての本質はそこにあるような気もした。母も惚れるいい男。男の子と女の子は脳は違うと思うし、男の子らしく「生きる力」「やる気」を育てることができるといいなと感じる。