あらすじ
AI時代の子育ては“祖父母”がキーパーソン!
この本は、トリセツシリーズの一環として『孫のトリセツ』と名付けられているけれど、実のところ、孫のトリセツではありません。
私たち祖父母が、AI時代を生き抜く孫たちのためにすべきことが書かれています。
ヒトの脳には、ゴール指向型とプロセス指向型という2つの思考回路が内在しています。
元来、子育ては、ゴール指向で行われるもの(正しいやり方を教え躾しつけて、さっさと一人前にするもの)だったのですが、AI時代に人類に求
められる能力はプロセス指向でしか伸ばせません。
そして、脳の特性上、親がゴール指向型、祖父母がプロセス指向型になる傾向が。
つまり、ここにきて、祖父母のセンスが、子育ての鍵になりつつあるわけ……!
私たちは、新しい時代の第一世代の祖父母になったのです。
孫をどうこうする前に、20世紀型の子育てをしてきた私たちが意識を変えなくては始まらない。
というわけで、『孫のトリセツ』と銘打っておいて、意識改革をお願いする本……あしからずご了承くださいませ。
共に未来を拓ひらくために、どうぞ、この本のページを開いてください。
(本書 序文)
【目次】
■はじめに~孫の人生は、祖父母の手にゆだねられている~
■第1章 人類が、生殖能力がなくなってもなお生きる理由
■第2章 祖父母の心得
■第3章 現代育児用語集
■第4章 孫との付き合い方
■おわりに~孫に心の翼をあげよう~
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「「まるごと受け止めてくれる人」「待ってくれる人」 私たち祖父母は、この役をやるために、この星に踏みとどまっているのである。」と後半に書いてある。元教員は「孫をなんとかしよう」とつい力んでしまうが、それは父母の責任においてなされるべきである。なぜなら成人する頃には死んでいて責任が持てないからである。
Posted by ブクログ
黒川先生の本、大好きです
とても分かりやすくて、優しくて
でも実行するのはけっこう大変、でも努力はできると思う
AI時代を生き抜く孫たちの為にすべき事が書かれている
凄く為になったし、これって全ての人が読んだら頷けちゃう事がたくさん書いてあって、もっと早く知りたかったなぁって事が多々ありました
一番心に残った事は
相手が話し始めた時いきなり否定しない!←自己肯定感を奪ってしまう
家族の話は『いいね』『わかる』で受ける
努力してみようと思う
Posted by ブクログ
「トリセツ」シリーズは何冊か読ませてもらっていますが、脳科学の観点からフムフムと思わせるところが多く、孫ができたこともあり手にとりました。
簡単にまとめると、これからのAIの時代、自らを信じて好きなことを創造的にやっていくことが幸せをもたらすので、じじ、ばばは孫の自己肯定感の育成に励むべし!ということでした。
【目次】
■はじめに~孫の人生は、祖父母の手にゆだねられている~
■第1章 人類が、生殖能力がなくなってもなお生きる理由
■第2章 祖父母の心得
■第3章 現代育児用語集
■第4章 孫との付き合い方
■おわりに~孫に心の翼をあげよう~
確かに、現役で働きながら子育てをしている親は時間がなくて子供をじっくり観察したり言うことをきいてあげたりすることは難しく、ビデオやゲームやスマホを与えておくとおとなしくしているので・・・というふうになりがちです。
そういった中で、ダメ出しをしないで言うことを丁寧に聞いてあげて、困ったときには励ましてあげるじじ、ばばがいるといないとでは子供の成長はちょっと違ったものになるかもしれないなと思いました。
でも、実践的には孫の子守は疲れる。要求は厳しいしいうことはきかない。
そんなときに頭を切り替えて対応するための基礎知識がこの本から得られた気がします。
内容的には他のトリセツ本とかぶるところも多いので、評価はちょっと低めですいません。黒川さん。
竹蔵