黒川伊保子のレビュー一覧

  • まんがでわかる 妻のトリセツ

    購入済み

    旦那に読んでほしい

    妻から見てもそうそうと思うことが多く共感しました。今まで夫に対してこうして欲しいと伝えることがあっても中々受け入れて貰えませんでしたが、わかりやすく漫画になっているので、これなら夫も読みやすいと思います。

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    2020年04月19日
  • 夫のトリセツ

    購入済み

    なるほどーと思わせられる!

    書いてある内容が、自分の事とリンクしまくりで、一気に読み進められました!
    読む前と読んだ後では、考え方が180°変わりました。

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    2020年03月17日
  • 脳科学的に正しい恋愛脳の作り方

    Posted by ブクログ

    後半の情報、良い話の詰め込み感がすごい。何度も何度もメモして読み返してしまった。
    自分がしんどくて行き場がなくて読んだ本だけど、黒川さんの本はいつも優しくて肩の力がストンと抜ける。
    そして話が男女関係だけでなく、職場や他のいろんなパターンにも当てはまるから読む価値ほんとにあります。

    世界は一つじゃない。脳の数だけ世界がある。
    わかってても気がついたら人を自分の世界の自分の正しさのものさしに差し込もうとしてた。反省。
    また何度も読み返したいと思います。とても良い本です!

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    2020年03月15日
  • 【無料お試し版】まんがでわかる 妻のトリセツ

    ネタバレ 購入済み

    目からうろこです

    この本を読んで、初めて男性と女性の脳の違い、考え方の違いを知りました。
    そういうことだったのかと分かりました。
    当然そういうことを知ると知らないでは、全然違うと思います。
    これからは、先回りして考え、察する脳になるように努力したいと思います。
    ありがとうございました。

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    2020年03月14日
  • ことばのトリセツ(インターナショナル新書)

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    10年以上前に、NHKのラジオ深夜便で正にこの話をされていて、黒川伊保子さんのことはとても記憶に残っていた。(「いほこ」という呼び名は叱られにくい、とのことで名前が印象に残ったのだろう)
    その時は言語学が専門の学者さん(文系)かと思っていたが、最近のご活躍でAIや脳科学など理系の人と知って驚いた。

    昔から名は体を表す、などと言うのだから、日本人は感覚的には語感の重要性を認識していたのだろう。

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    2020年02月24日
  • 人間のトリセツ ──人工知能への手紙

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    これは読むべきだ。
    タイトルはAIに向けて、人間はどう取り扱うべきかを伝える目的で設定されている。
    読んでいて「おおっ?」っと初めて知るものも含まれている。

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    2020年01月29日
  • 妻語を学ぶ

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    昨年の後半にこの本の著者である黒川女史の書かれた本「妻のトリセツ」を読みました、重要なことが多く書かれており、もっと早くにこの本に出合えていればなと思いました。

    この本はその続編のような位置づけですが、私にとっては、より実用に仕える本でした。妻が口にする18のケースにおけるフレーズを取り上げ、その言葉がなぜ発せられたのか、その言葉にどのような言葉・態度で対応すべきが、その理屈と共に書かれています。

    若い時に出合っていれば。。という思いをページをめくるたびに感じましたが、気を取り直して、今からでも遅まきながら挽回すべく、今後の人生に活かしていきたいですね。今の若い人たちは、この本を読んで事前に対策できるので、恵まれているな、とも思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・男性からしたら「言ってくれればいいのに」なのだろうが、そこを言わずにやってもらうのが女性脳にとっての「愛」であり、暗黙の意思表示は「愛の抜き打ち試験」なのである(p18)

    ・大切な女性の前で、他の女性をけっして褒めてはいけない、「あの人綺麗ね」と言われても、「そうかな」とはずらかすのが正解である(p35)

    ・女性脳はプロセス指向型、成果よりも「ここまでの道のり」に対して意識を集中する脳である、状況把握・当面の対応よりも先に「そもそもの人間関係の歪み」に気づく(p37)

    ・感謝やねぎらいで自分が役になったことをフィードバックされると、満たされて愛を育む、その相互作用が起こらない相手には静かに絶望していく(p48)

    ・車やファッションなどは「流行った事象」から7年目に「対極の事象」が現れ始める、7年というのはどうも「なんとなく一巡した感じで、盛り上がっていた気持ちが一段落する周期」である(p51)

    ・女性は本気でそれをやめたかったら「大変なんだからね」という言い方はしない、いきなり代替案を突きつけてくる(p66)

    ・男性は、しなかったことを謝る前に、気づかなかったことを謝るのが極意、女性は「やってくれない」のが悲しいのではなく、「察してくれない」のが悲しい(p79,84)

    ・「気づいてあげられなくて、ごめん」は、最高の愛の言葉である、「君の気持を察してあげたい」を伝える言葉だから(p85)

    ・「こと」ではなく、気持ちに対して謝る、待たしてしまったことではなく、待たせていた間の彼女の気持ちに謝る(p91)

    ・女性脳は、共感してもらうことで、ストレスが減衰する、共感してもらうことで、自分と子供との生存可能性が上がるから。共感こそが彼女の最大の問題解決である(p101)

    ・目の前で大切な女性がキレたら、これはもう、真摯にあやまるしかない(p107)

    ・問題が生じたとき、気持ちを味わい、その気持ち(情動)とともにある関連記憶を引き出してよりよい対処法を探ろうとするのが女性脳、問題が生じれば、気持ちを確かめる前に、問題解決の演算が始まるのが男性脳である、なので、どんなアドバイスよりも「共感」が、女性に「腹落ちの答え」をもたらす(p111,112)

    ・共感する対話では、「で、結論は?」「で、何が言いたいの?」「要するに」は言ってはいけない(p115)

    ・昔のことを蒸し返されたその場ではなく、別の場面で、自発的に同情と反省のことばを口にする(p139)

    ・長らく狩りをしてきた男性脳は、遠くから飛んでくるものに同時に照準を合わせるために、身の回りを「定番のもの」「芸版の事態」で固めておく性質がある(p152)

    ・女性脳は、生来フェアになんかできていない「自分のこと」を最優先に意識するように作られている、公平性ではなく、優しさや母性のおかげである(p159)

    ・「君ならできる」と言われたら「何の根拠があって」と言い返される、「君しかいない」と言い切るべき(p163)

    ・人の目は光の三原色に対応する三種類の色覚細胞を持っていて、赤・緑・青の組み合わせで認識するといされているが、女性の約半数は、赤の領域にあたる光を2種類(つまり四原色)に分別する(p174)

    ・「あ~、そうなんだ。それはつらいよね」と親身(風)に相槌を打ちつつ、気持ちよく話を聞いてあげると、女の話は最短で終わるというデータがある(p176)

    ・ヒトの生殖サイクルは、妊娠・授乳期間があるので約3年、女性は恋に落ちてから3年間だけ、相手の男性に「あばたもえくぼ」状態になる。そして3年以内に生殖に至らないと、急に相手のあら捜しを始めるようになる(p182)

    ・女性は「この人と一緒にいる意味」をいつも探している、「一緒にいる意味」とは、一言でいうと「共感」である(p189)

    ・男性脳と決定的に違うのは、容れ物が別々なので、いくら楽しいプラスの時間を積み上げても、マイナスの時間を相殺できない(p190)

    2019年12月15日作成

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    2019年12月15日
  • ことばのトリセツ(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    黒川さんを初めて知ったのは早朝のNHKの落語番組で。なんて心地よい話し方をする人なんだろうと感動しました。AIの研究をされているけれど、専門は物理だったという謎もこれを読めば分かります。語感について納得することばからり。面白いです!

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    2019年08月23日
  • 母脳 母と子のための脳科学

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    娘のいる母親にはちょっと情報が足りないでも無いけれど、それを差し引いても充分に役立つことかいっぱいの内容。

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    2019年08月20日
  • 「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム

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    からだがだるい、うまくいかなくてつらい、どうやってそこから脱していいかわからない、そんな人に読んでほしい本!

    何が原因なのか、何が脳に良くて何が良くないのか、ほんとにわかりやすい。
    やってみてと書いてあることもわかりやすいし、ゆるゆるなところがまた良い!
    できる範囲で試してみたら、朝起きるのがつらくなくなりました。小さな積み重ねで、見方を変えるだけで、また違った世界がすぐそばにあるのかもと前向きに思えます。
    おわりにの締めがまた良くって!
    久しぶりに読んだ良い本でした!

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    2019年08月10日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    普段彼女に言われる”共感してほしい”を理解するためにこの本を彼女自身に紹介してもらいました。

    女性目線で書かれていますが、男性の観点からも書かれているため、嫌味や押しつけがなくとてもわかりやすいです。
    具体例の多くが普段の生活に当てはまるため、共感とはこういうことなのかぁと思わされることの嵐です。

    ただ謝るは逆効果。あいづちのや行。ココらへんはぜひとも参考にさせていただきます。

    男性は仕事で疲れたときは話すよりもぼーっと家でしているのが一番なんですよねって言葉には、この著者わかっているなぁと。

    人工知能学者がおくる、脳の作りの違いから男女の差を明かしているのがとても新鮮でした。
    確かに、男性脳だけでなく、女性脳の人工知能も必要ですね!

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    2019年06月09日
  • 妻語を学ぶ

    購入済み

    素晴らしい! 

    素晴らしい本である。

    科学的であり、論理的な本である。客観的であり、両性に対し中立的な事が、
    著作としての質を担保している。

    表現も分かりやすく、男女ともに、より平和が訪れるに違いない。
    男性には数学や理論の問題が氷解したような満足感を得られるだろうし、
    むしろ女性もしっかり読んだ方が良い。自分たちが男性にはどれだけ
    辛い思いをさせているかが分かるはずだ。

    女性は強いのである。優しいとは、優れていると言うことである。
    強いものは優しくあらねばならない。弱いものは優しくなれないのである。

    男女間の辞書と言って良いと思う。
    大学の教養課程の必修科目とするが良い。

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    2019年06月05日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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    脳科学者ではなくて、人工知能の研究者が描いた、女性と男性の脳の働きの違いから解き明かす女性への接し方教本。非常に面白い。

    女性の脳は、雑多な情報を取り込んで、直感的に処理する能力が高く、そのために生じる情報過多によるストレスをいやすために、共感を必要とする。

    男性は過酷な条件にいることで精神を集中することができるが(修行)、女性は、自分の生命維持が最重要なので、快適な環境にいるほうが精神が安定する。

    共感、ちょっとしたいじり、相槌の使い分け、成果ではなくて過程をほめる。結果が良かったことについて過程の批判をしない。相手の気持ちがわからないことを謝る。絶対的なえこひいきをする。

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    2019年05月21日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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    とても面白かった。
    読みながら、あーあるあると、クスッと笑えるものもあるし、色んなこと思い出しながらすぐ読めました。
    新書のなかではかなり読みやすい。
    黒川伊保子さんの本はたぶん全部好きになれるとおもう。
    ただ、私としてはこれは女性向けの本な気がする。
    なぜなら、女性が女性の目線で書いてるから。
    読んでみて、女でよかった〜と思えました。
    だから女子に勧めたい本。

    ちなみに、彼氏に、今読んでる本が面白くてねといって、この本の概要を説明したら、
    「まあ、色んな考え方があると思うから、それはそれとしてね」というようなことを言われて
    それ以上勧めるのをやめました笑
    「へー、面白そう」って一言でも共感してくれたら嬉しかったなぁと今は思うけど
    だからと言って嫌いになるわけでもないし、大切な人だから、あんまりとらわれ過ぎずに生きていきたいと思う!


    男性の対話は、ゴール指向問題解決型
    これはめっちゃわかる。

    昔付き合ってた人に、部活でのなやみ、後輩が辞めそうということを話し、あまり心ひらいてくれてないんだよね、
    と言ったら
    誕生日とかお祝いした?とか聞かれて、具体的な「AすればBとなる」みたいな方針を示されたうえに、私の接し方が悪いのではという結論にされて、
    そういうことを言って欲しいのではなかった、と傷ついたことがある。
    彼は省エネ型の優秀な脳を持ち合わせていたのだろう。


    上の経験があって以来、私は真剣な相談を男性にはしなくなった。自分が傷つくのがわかるから。

    「女は、問題解決は自分でする」
    この言葉を胸に刻んで強く生きていきたい。

    「この家は母さんが幸せになる家だ。」ってかっこよすぎる。
    そして、それを言われて清々しいと思える作者の達観した幼少期にも驚く。

    「男の脳は気持ちを語るようにはできていない」とわかれば、そこに愛を探らなくてすむのに。。。
    ありがたいお言葉

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    2019年04月09日
  • 前向きに生きるなんてばかばかしい 脳科学で心のコリをほぐす本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一般的な自己啓発本とは真逆の「前向きに生きるな」というタイトルに惹かれた。
    今まで読んだ自己啓発本と異なり、肩の力を抜いて自分の生き方を考えることができた。
    自分の行くべき道は脳が知っているので、好きでたまらないことを見つければよい。
    他人の価値観ではなく、自分の好奇心に素直に従えば「夢」は見えてくる。
    「本当の夢」が分からずに、他人の価値観に基づいた「夢」を持つといつまでも苦しみが続く。
    男性は特に「責務遂行」を目標にしてしまうため、それを見失うと落ちこんでしまう。
    男性は女性に比べて脳梁が細いので「空気を読む」ことは苦手であり、無理に「空気を読む」必要ない。
    失敗することは良いことだが、くよくよといつまでも引きずっていると脳にマイナスの効果をもたらしてしまう。
    テストテロンを増やすとドーパミンも増えてアグレッシブになれる。
    テストステロンは、「夜に闇の中で寝て、朝日とともに起き、一目の終わりに肉体疲労がある」と、午前5時ごろに、自動的に分泌する。
    ノルアドレナリンは集中力を生む。ドーパミンとノルアドレナリンを、同時に出す恣意的な行為は、運動しがない。少し汗ばむ程度以上の有酸素運動。
    自己愛世代の申し子たち(1999年から2013年に社会人デビューした世代)は、個々の「私」に光を当てるストレスフルな時代を生きている。「素敵な自分になりたい」という目標には、終わりはない。
    「私」にスポットライトを当てる生き方では、失敗したり、人から叱られたりすると、「こんなに努力しているのに、認めてもらえない」と自分を責め、とても苦しくなってしまう。自分自身が全否定されたように感じて、一気に世界が崩れてしまうのだ。
    そのためには「自分にスポットライトを当てないこと」。
    目標が自分ではなく好きでたまらないことや信念だと、人に非難されても貫ける。非難を受ける的は、自分から離したほうがいい。



    ・人の「好き」「嫌い」を気にしないということは、おおらかな人生へと導いてくれる大事な入り口。一方で、「誰からも好かれる人になる」という考え方は、世間がつらくなるばかり。

    ・脳は、自分の行くべき道を本当によく知っている。人に嫌われまいとして、「世間の理想の平均値」を探っていると、自分の脳の声が聴こえなくなってしまう。それでは、人生の道は曲がりくねった瓦礫の道。自分の心には、嘘をつかないことだ。好きでたまらないことには、必ず真実がある。自分の嘘を見破るために、人は、人生で一つ以上の、好きでたまらないことを見つけなければならない。


    ・左脳は顕在意識と直結して、言葉や数字を操り、現実的な問題解決を行う領域。右脳は潜在意識の領域を主に担当し、外界のさまざまな情報を脳の持ち主も知らないうちに収集し、イメージを創生し、世界観を構築する場所だ。この2つの脳をつなぐのが脳梁と呼ばれる神経線維の束。脳梁は右脳が作り出すイメージを、顕在意識に上げる。簡単に言うと、「感じたことを顕在意識に知らせる通路」である。

    ・人のことを気にしているとき、脳梁には大量の電気信号が流れている。脳梁を行き来する信号が豊富であれば、相手の話を解析する能力が増し、周囲の微細な変化に気付きやすくなる。一方、空間認知力、俯瞰力を高め、脳内に独自の世界観を創り上げるには、ある程度、右脳と左脳の連携を寸断して、右脳や左脳のすみずみにまで信号を行き渡らせる必要がある。

    ・右脳が、その豊かな世界観を創生するには、感じたことを言葉や記号にしないーその裏側で、左脳のすみずみにまで信号が行き渡ると、世界観が理念になっていく。このとき、脳梁を介する右左脳連携信号は、まとんど起こらない。と、いうよりもそこに電気信号を使う余裕がない。この状態のとき、すなわち、世界観を創生し、理念を創り上げている時期、脳の持ち主は、ただぼんやりして見える。つまり空気を読むことができない。

    ・男性は、生まれつき女性よりも脳梁が細く、空気を読む能力は、女性に比べて低いのが基本。なのに、「空気を読む」ことに邁進するなんて、くだらない。男は、空気が読めなくてなんぼ、流れが読めなくてなんぼ、である。


    ・私の知る限り(年間かなりの会社に出入りするが)、経営のボードメンバーには「空気を読む」イエスマンはいない。見たことがない。経営者から見れば、経営会議で空気を読んで皆と同じ意見を言っている人には、給料を払う価値かない。その人にしか言えない意見が言える人は、空気を読まない。空気を読んでいたら、インスピレーションが消えていくからだ。

    ・空気が読めて、誰に対しても気遣いができ、結果として誰からも嫌われない人は、誰かの特別な人になれないというのは、そういうことだ。わかっているフリができる人、空気が読める人は、その場を適当に和やかに盛り上げられるので便利ではある。でもただのお祭り男、お祭り女として、便利に使われるだけだ。これが空気を読むことの怖さ。空気を読んで、周りに同調してしまうのは、マウンティングされることなんかより、とても怖いことだと知っておいてほしい。


    ・失敗を他人のせいにする人は、脳が失敗だと認知できないので、脳は進化しない。失敗を悔やみすぎる人も、そのネガティブ信号が強すぎて、うまく進化できないことがある。「失敗は潔く認めて、清々しく眠る」が正解。ショックが大きすぎたり、くよくよと考えすぎると、失敗回路をむしろ強めてしまう過去の失敗にくよくよし、まだ起こってもいない未来の失敗までをもぐずぐず言う人は、必ず同じ失敗をする。

    ・この世のどんな失敗も脳の成長のためにある。失敗の数が多いほど、そして、失敗の取り返しのつかなさが深刻なほど、脳は研ぎ澄まされた直感を手にし、その脳の持ち主は、輝かしいプロになり、しなやかな感性を持つ大人になる。したがって、「失敗」は恐れる必要かない。

    ・失敗は、くよくよと思い返してはいけない。なぜなら、せっかく通電しにくくした失敗回路に、もう一度通電してしまうからだ。特に、人に愚痴るのは、いけない。


    ・眠りの質を上げるためには、闇の中で寝て、朝日とともに起きること。23時を過ぎたらスマホの凝視をやめ、できるだけ0時までに床に入ろう。真夜中の電子画面の凝視は脳と心と体に大きなダメージを与える。闇の中で、頭がよくなり、骨や筋肉をしなやかに進化させ、男力女力をあげていくのである。


    ・夢や目標は、顕在意識で立てるものじゃない。潜在意識で出会うものである。出会うものなのだから、当然、具体的なかたちをともないときもある。どちらへ向かうべきかは、好奇心が決めてくれるから、大丈夫。

    ・「夢」は、「自分が好きでたまらないこと」「しないではいられないこと」の周辺になければいけない。たとえ、人に笑われたって、全然かまわないと思える強さと共に。さらに、最後は、「世のため、人のため」に見るのでなければ、脳科学上意味がない。「この製品が、もっとこうなったら、人を幸せにする」という発想の夢である。

    ・一方で、「夢語り」はしてはいけない。夢語りは、自分を素敵に見せるためにすることだ。

    ・「夢見るカ」が自噴してこないときには、どうしたらいいのか。他人が納得するような客観性の理想を掲げやすく、一度、目標を見失ってしまうと、なかなか立ち直れないのは、圧倒的に男性脳に多い。

    ・「自分がいい思いをしたい」という強い欲求に駆られて、本能のままに動く女性脳とは正反対に、男性は、責務遂行を旨として動いている。男性脳は、責務遂行のための目標を常に探しているのである。このため、一度目標を見失ってしまうと、メンタルダウンに至ってしまうケースも多い。

    ・健康な男性の下半身では、男性ホルモン・テストステロンが毎日のように補充きれる。テストステロンとは、勃起や射精をアシストする男性ホルモンだが、意識にも強く作用する。縄張り意識や独占欲、闘争心を掻き立てるのだという。生殖に必要なアグレッシブなパワーをもたらすわけだ。そのうえ、脳では、やる気と好奇心のホルモン、ドーパミンを増量する役目も担う。
    ・つまり、男性脳の基本形は、責務遂行のために生きる、かなりストイックな脳なのだが、ここにテストステロンとドーパミンの意識作用が働いて、縄張りを開拓したり、戦ったり、好奇心のままに突き進んだりするアグレッシブパワーが炸裂することになる。
    ・このテストステロンは、「夜に闇の中で寝て、朝日とともに起き、一目の終わりに肉体疲労がある」と、午前5時ごろに、自動的に分泌すると言われている。精神的あるいは肉体的パニックになると、突発的に分泌されたりもする。タンパク質や鉄分の摂取も大事。肉食は基本である。
    ・つまり、男子たるもの、「夜中にスマホやゲームにいそしみ、朝はぐずぐずして、一日の終わりに、肉体疲労ではなく、栄養不足や精神ストレスでだるい状態」では、やる気も好奇心も闘争心も、自噴してこない。「夢見るカ」なんて、夢のまた夢。人生じり貧から這い上がれない。
    ・夢見る力が足りないから、他人の理想を夢にすげ替えて、ビジネススクールでちよこっと褒められるようなことに人生をかけちゃうことになる。


    ・脳には、7年で飽きる性質があって、大衆全体が同じ現象を見聞きする現代では、世界中が同じ現象に夢中になって、7年後に一斉に飽きていく。この原理を使って、弊社では、流行の近未来予測をしている。

    ・1999年から始まった、自己愛の時代は、最初は「自分探し」「癒やし」ブームから始まった。1999年までは、競争の時代。グローバルを目指し、ガリバーを目指し、世界中の国や企業が、「大きな仕組みの中の第一シェア」を目指して邁進した時代である。競争に疲れ果てた人々が、「ナンバーワンにならなくてもいいんじゃない?」と言い出した。
    ・そんな中、企業教育では、「自分らしい働き方を考える」セミナーが大流行。入社間もない若い社員たちに、「3年後の自分」「5年後の自分」「10年後の自分」を描かせて、ライフデザインをさせていた。「素敵な自分」「輝くキャリア」がキーワード。個々の「私」に光を当てる時代が企業教育にまで影響を与えたのである。
    ・「会社や国が要とする人材」を慮って、そういう人材になろうと努力する時代から、「素敵な自分」を実現するためのステージが会社、と考える時代の到来である。

    ・時代や勤め先から「素敵な私」を意識させられちやった世代は、自分にスポットライトが当たってるので、失敗の脳内での比重が重く、かなりショックな出来事になってしまう。しかも、周囲に刷り込まれた理想像が、自分らしい理想像じゃない場合もあって、違和感を覚える人も少なからずいたようだ。

    ・自己愛世代の申し子たち(1999年から2013年に社会人デビューした世代)は、かわいそうに、ある意味、ストレスフルな時代を生きている。

    ・「素敵な自分になりたい」という目標には、終わりはない。自分があるところまで到達すると、自分より素敵な人が目に入る。脳がセンスアップすれば、必ず、新しい視野が啓けるので、到達満足度が得られない。見果てぬ夢を見ているような、疲労感に襲われてしまうだろう。
    「颯爽と仕事をするキャリアウーマンになりたい」とか、「できるビジネスパーソンになりたい」など、”なりたい自分”にスポットライトを当てている人は、他人からの評価を存在意義にしている。
    ・だから、失敗したり、人から叱られたりすると、「こんなに努力しているのに、認めてもらえない」と自分を責め、とても苦しくなってしまう。自分自身が全否定されたように感じて、一気に世界が崩れてしまうのだ。
    ・もしも、あなたが、そんなジレンマを抱えているのだとしたら、どうしても伝えたいことがめる。「自分にスポットライトを当てないこと」。

    ・自分ではなく、上司やお客さまといった相手にスポットライトを当てられる人は、叱られたり、クレームを受けたりしても、「自分は何を読み間違えたのだろう」と客観的になれる。他人本意の人(プロフエッショナリティや顧客にスポットライトを当てる人)は、生きるのが楽なのである。自分を責めなくてすみ、カッコつけなくていいからだ。

    ・「素敵な私」「輝くキャリア」を意識すると、他人から見て素敵な人になりたいし、やさしい人になりたくなってしまう。他人の目で自分を見ると、前向きに生き、失敗を未然に防ぎ、夢や目標を見失わず、輝くキャリアを身に着ける・・・・という生き方だ。
    ・「輝くキャリア」なんてばかばかしい、と、いったん、その視点を切り離してほしい。キャリアが欲しいんじゃなくて、やりたいことをやりたいだけ、と。
    ・一方で、当然、やりたいことは探さなければならない。好きでたまらないことを。人に後ろ指をさされても、ひるまない何かを。そう、信念と呼んでもいい。
    ・目標が自分だと、自分が非難きれるのが怖くて、人と戦えない。目標が好きでたまらないことや信念だと、人に非難されても貫ける。自分は無傷なんだもの。非難を受ける的は、自分から離したほうがいい。

    ・まずは、好きでたまらないものを決めるのである。最初は、必ずしもプロフエッショナリティにかかわらないものでいい。脳にマニア癖を付けると、やがて仕事にかかわるマニアポイントを見つけ出せるから。マニアの本質とは、「好きでたまらない」「私にしかわからない独自の視点を持つている」と思えること。それは小さなものでいいし、些細なものでもいいし、オタク的な趣味でも、家事でもいい。
    ・要は、他人に自慢できるものである必要は全くないということ。むしろ、輝かしく見えるキャリアは、キラキラしすぎて、潜在意識が伝えてくれる自分の脳が本当に行きたがっている場所を見えなくしてしまうこともあるので、要注意。他人に羨ましがられる必要は毛頭ないが、他人にしゃべったら、きっと面白かってくれると思える視点は確保することだ。

    ・お手本は、「マツコの知らない世界」というテレビ番組に登場する案内人たち。それぞれの対象は、ごく平凡なものであったとしても、その好きを、時間もお金も手間も暇もかけて極めた人の話は実に面白い。
    ・一つの「好きでたまらない」を究めれば、マニア脳になれる。マ二ア脳になれば、仕事につながる「好きでたまらない」が見つかるようになる。〇〇なんて自慢にもお金にもならないから、なんて除外してたらいつまでもマ二ア脳になれないのである。


    ・脳は「孤」の時間を持たないと世界観が作れないのだ。自分が何者かを知るには、この世を自分独自の世界観で眺めなければならない。
    ・友だちとつるむことを重要視するあまり、睡眠時間を削ってまでSNSとつながっていては、世界観なんて到底作れない。長いものに巻かれ、付和雷同して生きて、その他大勢の一人として死んでいくことになる。


    ・脳に好奇心をもたらすのは、ドーパミンという脳内ホルモンである。ドーパミンは、一つの方向に、神経信号を深く入り込ませてくれる。「これ、どうなってるの?」という好奇心を作り出すのだ。しかし、ドーパミンだけでは、一つのことに集中しにくい。「これどうなってるの?っていうかあれは?」というふうに気が散る可能性があるからだ。
    ・ノルアドレナリンは、一つの信号が深く入り始めたら、二つ目の信号を抑制してくれるホルモンで、気が散るのを防ぐ。つまり、集中力を作り出す。ノルアドレナリンは、単独で分泌すると、おじけづいたり、後ろ向きの気持ちを作るのだが、ドーパミンと同時分泌することで、前向きの集中力を作り出すのだ。
    ・ドーパミンとノルアドレナリンを、同時に出す恣意的な行為は、運動しがない。少し汗ばむ程度以上の有酸素運動。


    ・私たち女性は、放っておかれたから、寂しいわけじゃない。たとえひと月放ってておかれても、自分が愛する人の人生に欠かせないピースだと確信していれば、やり過ごせる。問題は、彼の人生に参加させてもらえないことなのである。


    ・「人の期待に応える」もまた、自分にスポットライトを当ててしまう魔法のことばだ。他人思いのようでいて、強烈な自分思いのことばなのである。これは、「自分が勝ちたいから勝つ」のでも「無邪気な平常心で勝つ」のでもなく、「人から見て素晴らしい自分」になることを約束したことばだもの。私はアスリートや若い人が、このことばを口にするのは「やばい」と思っている。
    ・「他人から見た目分」を目標にしてはいけない。しかも、その他人に深く感謝しているのなら、なおのこと。完璧になろうとして、どこまでも自分を追い詰めてしまうことになり、それで成功すれば、人々を感動させることになるが、そうでなかったときに、ぼろぼろになってしまう。
    ・スポットライトを当てるのは、あくまでも「勝負」であって、「勝利した自分」ではない。運がなければ、勝利はやってこない。そのとき、「あー、自分の目標は、こんなにも遠く輝かしいのか。また頑張ろう」と思えることが重要だ。

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    2019年03月30日
  • 成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―(新潮文庫)

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    「普通名詞を忘れると、その存在意義も忘れる。つまりさ、しゃもじを手にして、その呼び名がわからなくなったときは、それが何に使えるのかも見失うんだよ」

    その道のりを憂うことはない。今とこれからを生きるために必要でないものpを捨て去り、魂はきっと身軽になっていく。誰もが行く道である。脳には、その行き方が最初からプログラミングされているはずだ。

    脳は五十六歳で出力性能最大期を迎えることがわかっていた。無駄なものを捨てていくのが、脳の最大のテーマであることも。

    人はギャップに惚れる生き物

    人は、魅力で振り返り、ギャップで惚れて、弱点で愛し続ける生き物なのである。

    脳には、「ある決まった動作」をすると、「その動作を繰り返してきた場面と同じ神経信号の状態を作る」という癖がある。

    しっくりとくるルーティンは人によって大きく違うので、自分のオリジナルを見つけることだ。「同じ動作」「同じ位置」がキーワード。

    笑顔を作れば、勝手に嬉しい時の神経神号が起こる。

    人が心を込める、という動作にはパワーがあるのである。私たちの脳には、潜在意識下で百万分の一秒を感知し、フォトン(光子=光の粒)一つにも反応する。想像を絶する精度で、周囲を認知しているのである。おそらく、目の前の人の鼓動や血液の脈動、呼吸のリズムなどを感知しているのである。複数の人間の 脳波が連動する現象も確かめられているので、相手の脳波をキャッチしていることもあるに違いない。
    さらに相手の表情筋をくまなく感知することもわかっている。私たちは、目の前にいる生命体の生命情報を感知し、その脳が「間違いなくお釣りを渡そうと、心を込めている」ことを知るのである。その「無意識のうつに感知する生命現象」が、私たちの脳に安心感を与えてくれるのだ。ことばがなくても通じるものが生命同士にはある。たとえ相手が、愛犬や愛猫であっても。なんと植物でも。

    脳の出力性能がピークに達するのは五十六歳。健康でさえあれば、ここから八十四歳までが、「ヒトの脳が最も使える時期」に当たる。

    ヒトは七年で飽きる
    略
    ヒトの骨髄液が、七年で入れ替わるのだという。骨髄液は、ご存知の通り、免疫の中枢司令塔だ。略 この骨髄液は、毎日少しずつ入れ替わるのだが、七年より前の細胞が残らない。つまり、満七年経つと、厳密には、今とは違う免疫システムで生きていることになる。

    失敗は、脳の最高のエクササイズ
    略
    特に重要なのは、要らない回路を見極める作業だ。無駄なところに電気信号が行きやすい状態では、ヒトは他者に翻弄されやすく、本質を見失ってしまう。要らない回路を捨てることによって、人の思慮は深くなっていく。
    その、要らない回路を見極めるために不可欠なエクササイズが、「失敗」なのである。失敗して痛いおもいをすると、その晩眠っている間に、脳内では、失敗に使われた関連回路の閾値(生体反応が起こるための最低値)が上がり、電気信号が行きにくくなる。つまり失敗の数だけ、人は失敗しにくく、判断にまよわなくなる。失敗が心に痛いほど、取り返しがつかないほど、脳への学習は大きい。失敗は、のうをよくするために、人生で最も有効な入力なのである。

    もの忘れは、老化ではなく進化である
    略
    要らないところに信号が行かなくなるのだから、当然、もの忘れは起こる。脳科学的には人生の想定内であり、むしろ喜ぶべき進化のあらわれなのに、物忘れほど、この国のおとなを不安にさせるものはない。

    自分の失敗だと脳が認知せず、夜眠っている間に脳が書き換えられることもない。脳が書き換わってないってことは、心が入れ替わってないってこと。心からの反省だけが、脳を育てる。

    脳は、寿命を知っている
    略
    寿命というより、「脳がこの年齢をもって、生き切ったとする」と表現した方が正しい。
    略
    ヒトは、脳のゴールは知っていて、そのゴールに合わせて、自分の脳や体を、静かに折りたたんでいくように思える、と、先生はおっしゃった。いくつであろうとも、あらかじめ決めた終焉で逝く脳は、なんらかのこの世の秘密を見て、うまく枯れて、静か に散るのではないだろうか、と。
    略
    脳の残り時間が短い身で、遠い将来にまで希望が湧いたら、きっとむなしくなってしまう。だから、 脳は、思念時間を小さく折りたたみ、長い文脈を紡げないようにするのだろう。
    世の中の仕組みがよくわからなくなった、ちょっと前のことを忘れるようになった。これをボケと呼んで、ネガティブな「病状」にしてしまうのは、どうにも違和感がある。だって、誰もが行く道なのである。病気ではない。脳が、穏やかに終焉を迎えるために、想定内でしかけたイベントなのだもの。

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    2019年03月17日
  • 成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―(新潮文庫)

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    成熟脳:脳の本番は56歳から始まる。黒川伊保子先生の著書。50台半ばになると気力や体力の衰えを感じる人も多いかもしれないけれど、脳は56歳から最高潮期を迎える。科学的根拠のない精神論ではなくて、脳科学の研究者、専門家である黒川伊保子先生にそう言ってもらえると元気が出てくる人も多いはず。高齢化社会の日本では56歳なんてまだまだこれからの年代のはず。年齢や性別に関係なく全員がそれぞれの知識や能力、経験を生かして活躍できる社会にしないと。

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    2019年02月10日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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    女の機嫌の直し方。黒川伊保子先生の著書。脳科学の研究者、専門家である黒川伊保子先生の説明には科学的根拠があるから説得力があります。直感よりも理屈が好きな男性たちにも納得感がある一冊ではないでしょうか。自称気分屋の自分目線で見ても確かにこうされれば不機嫌からご機嫌に変わるかもと思う内容が満載でした。私はこの本をきっかけに黒川伊保子先生のファンになりました。

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    2019年02月10日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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     まさか脳に性差があるなんで夢にも思わなかった。なんでもっと早く本書を読まなかったんだろう。男性は絶対本書を読んだ方がよい。
     著者がAIを開発してきた人であり、女性。だから信憑性がある。

     先に、女性脳の対話スタイルと男性脳のそれは、話の方向が真逆だと述べたが、共感で回す女性脳と、問題解決(欠点の指摘)で回す男性脳は、回し方の感性の方向も真逆なのである。この二つがかみ合うわけがない。
     「なんだか、腰が痛くて」と妻に言われて、いきなり「医者に行ったのか」なんて返してないでしょうね?

     実は、女性脳は、「怖い」「ひどい」「つらい」などのストレスを伴う感情が起こるとき、ストレス信号が男性脳の何十倍も強く働き、何百倍も長く残るのである。そして、共感してもらうと、その余剰な信号が沈静化するようにできている。
     余剰な信号を起こす理由は、「危険な事態」を細大漏らさず記憶して、二度と同じ事態に自分を追い込まないための防衛手段だ。

     たとえば、よく「女性は感情的、男性は論理的」と言われるが、女性は「感情の一部がことさら強く働き、共感によって余剰ストレスを解消するメカニズムで日常の自己保全情報を獲得しているので、周囲の共感が得られなければ、余剰ストレスの処理に失敗し、感情的になるように見えることがある」というのが、私の見解である。

     多くの男性は、脳梁が細めで生まれ、男性脳型のビューセンサーを持ち、問題解決型の対話エンジンを育む。しかし、いくばくかの男性は、脳梁が太めで生まれる。イメージ(右脳)を顕在意識(左脳)に伝えやすいので、科学者やデザイナー、アーティスト、音楽家などに比較的多く存在すると考えられる。脳梁が太めの男子の中に、たまさか女性脳と同じ場所が連携する人たちがいて、共感型の対話エンジンを使い、女性並みに自意識が強かったりする。その中に、女性のようにふるまう人たちが現れる。そういうことのようである。

     私が、10歳くらいのときだったと思う。ある日の夕方、私は、母と大喧嘩をした。何が原因だったかすっかり忘れてしまったが、私は母の一貫しない態度に腹を立てて、理屈で追い詰めたのだ。母が涙を見せたので、私はそれを卑怯だと感じて、ますます腹を立てていた。
     そこへ、父が帰宅した。私は、父の秘蔵っ子だったし、私の言い分のほうがどう考えても正しかったので、私は、ぜったいに私の味方をしてくれると信じて疑わなかった。
     しかし、私の言い分を聞いた父は、きっぱりとこう言ったのだ。「どっちが正しいかは、俺は知らん。だが、おまえに言っておきたいことがある。この家は母さんが幸せになる家だ。おまえが正しいかどうかは関係ない。母さんを泣かせた時点で
    、お前の負けだ」
     私は、心底びっくりして、次に清々しい気持ちになった。ネガティブな感情はいっさいなかった。だって、このときの父は、最高にかっこよかったもの。私は、ただ、「私も早く、自分が幸せになる家を持とう」と思っただけ。
     このとき、父が私に教えてくれたことは、男は、ひとりの女を妻と決めたら、ゆるぎなく愛するものであるということ。「私の中の正しさ」なんて、その大きな愛に比べたら、うんと些細なことだということ。」
     父がそのとき、私の味方をしていたら、そして、母の悪口なにかを言い添えていたら、私は、きっと慢心して、父の歓心を買うような嫌な娘になっていたと思う。長じれば、増幅する自我に苦しみながら、他人の評価を気にするう女になっていたはずだ。

     世の中、思惑どおりにいかないから面白い。人工知能と長年つき合うと、そんな気になってくる。そして、そう思うと、たいていの「こうあるべき」は消えてしまう。脳が違えば正義も違う。そうとわかればいくらでも戦略が立てられる。知識が人をがんじがらめにしてしまう今の時代に、人は知でしかリラックスできない。知ることは、本当に大切なことである。
     
     断食したり、滝に打たれたり、坐禅でつらい思いをすることは、男性脳にとってのみ意義がある。
     闘争心や好奇心をかきたてる男性ホルモン・テストステロンは、美女に誘惑されれば当然分泌されるわけだけれども、生理的な危機に瀕しても分泌される。ひもじい、寒い、つらい、痛いなどを強く感じると分泌が促されるといわれる。

     男たちに、「ぼうっと時間」をゆるさないと、世界観の狭い、戦略の立てられない男になってしまう。男の子のそれをゆるさないと、理系の能力が伸びない、2015年にノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章氏は、「休日はどうされていますか」というテレビの取材に対して「僕は、日曜日一日、使いものにならない」と答えていた。さすが、天才理系脳、「ぼうっと時間」の規模が違う。
     男の妻である人や、男の母である人が、最も肝に銘じなくてはいけないのは、「男のぼうっと時間を、できるだけ放っておく」ということである。息子のいる方は、このページだけでも奥さまに見せて、理解をしてもらったほうがいい。
     我が家の息子は筋金入りの「ぼうっと坊や」だったから、母親としては、「早くしなさい」を言わずにいるのに忍耐を要した。

     男女の脳では、「検討する」ということばの意味が違う。
     女性脳にとって、「検討する」とは、感じ尽くすことだ。その商品を使うときの、あらゆるシーンを一瞬のうちに想起する。
     …
     一方、男性脳にとっての「検討する」とは、比較検討のことをいう。あらゆる方向性の類似商品と比較して、その商品の全体における位置づけと個性を見極めたいのだ。

     イノッチは後輩たちに、最低でも三種類くらいの相づちを用意して、それをうまく組み合わせて使え、と教えるそうだ。
     私も昔から、相づちには「あいうえお」を使えと言い続けてきた。「あ〜、そうなの」「いいね、それ」「うんうん、そうなんだ」「え、そうなの!?」「お、そうきたか」のように。あいうえおの感嘆詞をつけてみると、相づちのバリエーションは一気に広がる。

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    2021年08月08日
  • 成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人の脳の一生をわかりやすく説明されています。入力装置(覚える)としては28歳までがピーク、出力といいますか、物事を判断する脳のピークは56歳から始まると! 黒川伊保子 著「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる」、2018.1発行です。興味深かったのは、ことばは、今生きてることに必要なくなったものから消えてゆく。逆に言えば壮年期と同様な暮らし方をしていれば、そうそう脳から消えることはないと。また男性と女性の対話方式の違いもよくわかりました。女性の対話は「共感」、男性の対話は「問題解決」。なるほどです。 

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    2018年06月08日