黒川伊保子のレビュー一覧

  • 成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―(新潮文庫)

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    「普通名詞を忘れると、その存在意義も忘れる。つまりさ、しゃもじを手にして、その呼び名がわからなくなったときは、それが何に使えるのかも見失うんだよ」

    その道のりを憂うことはない。今とこれからを生きるために必要でないものpを捨て去り、魂はきっと身軽になっていく。誰もが行く道である。脳には、その行き方が最初からプログラミングされているはずだ。

    脳は五十六歳で出力性能最大期を迎えることがわかっていた。無駄なものを捨てていくのが、脳の最大のテーマであることも。

    人はギャップに惚れる生き物

    人は、魅力で振り返り、ギャップで惚れて、弱点で愛し続ける生き物なのである。

    脳には、「ある決まった動作」を

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    2019年03月17日
  • 成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―(新潮文庫)

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    成熟脳:脳の本番は56歳から始まる。黒川伊保子先生の著書。50台半ばになると気力や体力の衰えを感じる人も多いかもしれないけれど、脳は56歳から最高潮期を迎える。科学的根拠のない精神論ではなくて、脳科学の研究者、専門家である黒川伊保子先生にそう言ってもらえると元気が出てくる人も多いはず。高齢化社会の日本では56歳なんてまだまだこれからの年代のはず。年齢や性別に関係なく全員がそれぞれの知識や能力、経験を生かして活躍できる社会にしないと。

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    2019年02月10日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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    女の機嫌の直し方。黒川伊保子先生の著書。脳科学の研究者、専門家である黒川伊保子先生の説明には科学的根拠があるから説得力があります。直感よりも理屈が好きな男性たちにも納得感がある一冊ではないでしょうか。自称気分屋の自分目線で見ても確かにこうされれば不機嫌からご機嫌に変わるかもと思う内容が満載でした。私はこの本をきっかけに黒川伊保子先生のファンになりました。

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    2019年02月10日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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     まさか脳に性差があるなんで夢にも思わなかった。なんでもっと早く本書を読まなかったんだろう。男性は絶対本書を読んだ方がよい。
     著者がAIを開発してきた人であり、女性。だから信憑性がある。

     先に、女性脳の対話スタイルと男性脳のそれは、話の方向が真逆だと述べたが、共感で回す女性脳と、問題解決(欠点の指摘)で回す男性脳は、回し方の感性の方向も真逆なのである。この二つがかみ合うわけがない。
     「なんだか、腰が痛くて」と妻に言われて、いきなり「医者に行ったのか」なんて返してないでしょうね?

     実は、女性脳は、「怖い」「ひどい」「つらい」などのストレスを伴う感情が起こるとき、ストレス信号が男性脳の

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    2021年08月08日
  • 成熟脳―脳の本番は56歳から始まる―(新潮文庫)

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    人の脳の一生をわかりやすく説明されています。入力装置(覚える)としては28歳までがピーク、出力といいますか、物事を判断する脳のピークは56歳から始まると! 黒川伊保子 著「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる」、2018.1発行です。興味深かったのは、ことばは、今生きてることに必要なくなったものから消えてゆく。逆に言えば壮年期と同様な暮らし方をしていれば、そうそう脳から消えることはないと。また男性と女性の対話方式の違いもよくわかりました。女性の対話は「共感」、男性の対話は「問題解決」。なるほどです。 

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    2018年06月08日
  • 母脳 母と子のための脳科学

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    ネタバレ

    脳科学者であり、また男の子を育てた母親である黒川さんの経験談を盛り込んだ本著は子育てをする、している人には是非読んでもらいたい。特に男の子の場合は。

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    2018年04月30日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

    購入済み

    共感のあまり、笑ってしまう

    男性と女性の脳に違いがあることは知っていたけれど、ここまで深く、わかりやすく、具体的に書いてある本に初めて出会いました。
    書いてあることは、まさに私と妻の日常風景で、その事がなぜ起こるのかを、脳の違いの観点でしっかり解説してれていて、あまりの納得具合に思わず笑ってしまいます。
    書いてあることをよく覚え、これからの夫婦の暮らしに役立てたいです。

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    2017年11月24日
  • キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学

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    人工知能の研究者として、脳の入出力などの性差に着目する導入部から面白い。
    空間把握や演算で、戦いや制作能力にたける男性脳、変化に強く実用に強い女性脳とする説明もうなずける。
    秀逸なのは本書の大部を占める、場面に応じた実用的な対応例。男女、それぞれの「脳のトリセツ」と題して、「黙って聞く」、「指図で追い立てない」。
    終章には論語を引きつつ、年齢を重ねて豊かになる「年齢脳」まで説明書がつく、お役立ちの一冊。

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    2022年03月30日
  • 女の機嫌の直し方(インターナショナル新書)

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    本当に気付きが多かった。多過ぎて何をメモしたらいいか分からないから、取り敢えず、多かったとだけ…

    2025.7.28 電子版購入。紙のは引越しの時に売ってしまった。

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    2025年07月29日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

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    日本語特有の語感音感に始まって、言語学、音声学的知識を駆使して、物の名前やオノマトペなどを考察している。オタクな中年オヤジとしては堪らなく楽しく読めた。ガオガイガーなんてのはまさしく狙ったネーミングだったんだね。

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    2017年05月16日
  • キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学

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    AIから脳機能を専門とする著者による男女脳差論。
    感性・共感とプロセスを大切にする女性的脳、思考・論理と結果に重きをおく男性的脳。
    そこまで違うのかと愕然とすると同時に、なるほどそういうことかと納得してしまう。
    どのように受け止め、対処するのがおススメかもかかれていて結構実用的。
    それもこれも女性脳特有の思い込み・天の啓示のようにも思えるが、それでも参考にすべし。
    『○○する男、△△しない女』のようなタイトルの本は、ステレオタイプなレッテル貼りのようで基本的に敬遠してきたが、『本を読む人だけが手にするもの』での紹介から読んだら、本書は面白かった。息子くんは、母の教育よろしいことに感心、女心が分

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    2016年07月26日
  • ちょっとしたことで大切にされる女 報われない女 男と女の「脳の違い」を知ればうまくいく!

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    ストレスがたまると脳の使い慣れている回路だけを漫然と使う様になるので、思い込みが激しくなったり、過去の呪縛にとらわれやすくなったりする


    運が良い人とは、
    3パーセントの潜在意識で感じたことを、97パーセントの顕在域に要領よく伝えられる脳の持ち主

    一人で勝手に悩んで、悪い想像をめぐらせて、自分はないがしろにされている、と思い込むのは女性脳の悪い癖

    人が思い通りにならない事を、私を軽んじているから、なんて解釈しない事

    母の様な気持ちで出てくる言葉がベスト

    別々に帰りたくないから一緒に暮らす様になった

    頼りにして甘えて自分の相談役にする

    脳のイメージ領域と身体制御の領域を連帯して使う

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    2015年03月23日
  • キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学

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    いやー、これは面白かった!

    何となくは気付いていたけど、男性と女性の価値観や考え方の違いを脳科学で説明されていて、納得することしきり。


    注文をつけるなら、もっと掘り下げて脳科学としての説明を聞いてみたいけど、そうすると難しすぎて一般受けしないとか??

    あと、自分が女だからかもしれないかど、女性脳の取説は分かりやすいのに、男性脳の取説は?と思う箇所も多かった。

    男性脳の取説だけで1冊にして読んでみたい。


    大学の教科書にでも指定してほしい。世の中の男女がもっとより良くコミュニケーションできるために。

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    2015年03月22日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

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    「語感」についての研究
    黒川伊保子さんの本はやはり面白い!

    本書のタイトルである『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』は、主題ではない。「語感」の解説の中で引き出された一例でしかない。

    『ことばを発する際に、口の中で起こる空気の流れ、舌の動きといった物理現象が、意味以上に意識の質に影響を与えている』という視点で、特に日本語に焦点を当て、分析を行っている。他の書と重複することが多いけども、この書は、特に『サブリミナル・インプレッション(=ことばの音から潜在能に浮かぶイメージ)』と『音のクオリア(質感)』について言及し解説されている。

    ちなみに、『陰陽師』の「この世で一番短い呪(しゅ)とは・・・

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    2012年04月04日
  • 日本語はなぜ美しいのか

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    おもしろい!やっぱり私は日本語が好きやなぁとしみじみ思いました。言葉は人をつくる、とは前から感じていましたが、科学的にも正しいんですね。

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    2012年03月09日
  • 日本語はなぜ美しいのか

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    「私の長年の疑問を、この本が答えてくれた」。
    そんな気がします。

    日本語を母語とする私たちは、日本語の言葉を発するとき、
    息の流れを体感し、
    そして言葉そのものにストーリーを頭に描いているのですね。

    「なるほど!」という実感を、得ることができました。


    著者の黒川さんは、「脳とことば」の研究者。
    人工知能の開発にも携わった方なのです。
    言語学一筋という研究者と、
    また違ったアプローチがこの本でなされているのが
    とても新鮮でした。


    「おはよう!」は、日本に風土に似合った朝のあいさつ。
    「Morning!」は、イギリスの風土に似合った朝のあいさつ。

    日本を母語とする人にとって、日本語は

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    2011年10月21日
  • ナチュラル女子脳がやってきた どうして女性社員はあなたの言うことを聞いてくれないのか

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    黒川さんが提唱する、『女子脳』『男子脳』に
    すごく納得しました。

    女性は、相手との共感を重視し、
    大切な対象のわずかな変化も見逃さない、
    脳を持っているのですね。

    今更ながら、女性は、すごいと思いました。

    一方、男子脳は、ビジネスシーンで、集中力と素早い対応が得意。
    また、『鈍感力』も持ち合わせている。。。f^_^;)

    とにかく、男女は、この世の中の才能を
    二分して持ちあっているのでしょうね。。

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    2011年03月06日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

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    ネタバレ

    朝起きると・・・・・





    あたしの頭が「らいおんみたく」なっている。




    日本語のプロとして働くあたしだけれど、あえてここは「あたしの」「らいおんみたく」と言わなきゃならない。・・・いや、言わせて欲しい。

    「ライオンみたいに」ではなく、「らいおんみたく」。


    「ライオン」には写実的な・・・劇画調のイメージがある。「らいおん」にはアニメ・・・しかもまるっこい、一筆書きのようなかわいいライオンのイメージ。「みたいに・・」ではなく、「みたく」は舌ったらずなイメージ。・・・そう、ボサボサで汚らしい印象ではなく、ぽさぽさでぽわんとしてて、汚くない印象が欲しいだけ。

    「ガメラ」が「カメラ」

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    2011年02月19日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

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    すごく興味のそそられる内容だった。
    ことばや文字の持つ印象というのがこんなに普段の生活に関わっているのかと驚いた。

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    2011年01月22日
  • 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

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    怪獣の名前にガギグゲゴの行が多い。
    そんな気がする。
    音の印象、”音象”を研究している
    黒川さんの著書。

    確かに、世界共通なのは音の印象。

    漢字が解らない外人に漢字の事なんか
    解らない。
    名前(字)の持つ意味を日本人なら気にする。
    画数や漢字の印象で左右されると思いますが
    実は音の印象の方が重要なのではないか?

    そう思う一冊である。

    ガ行なら、やはり強いイメージ、少年の暴力性に
    訴える音の印象であり、女性の好む音ではない
    そんな気がする。

    爽やかなイメージではサ行。

    サワムラ シュンスケ なんて聞いたら爽やかなイメージだ。

    ガタヤマ テツジ この名前だとなかなか強そうで、頑固そう

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    2010年09月21日