黒川伊保子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近読んだ本の中で、黒川女史のこの本が紹介されていました。全ての免疫細胞は7年で完全に入れ替わる、これは「ヒトは7年で新しくなる(=脱皮)」ことを意味している様です。勿論7年経過して突然変異するのではなく、徐々に、それも「7」という期日(7日、49日等)を単位としてだそうです。
自分の体験を振り返ってみても、どんなに辛いことも、7X3の三週間頑張れば少しずつ慣れてくることと思います。外国の地に行って、食事・生活習慣・書類のサイズ等が異なることに戸惑いますが、それが違和感でなくなり始めたのが、3週間くらい経過してからだと思いました。そういえば、今行っている在宅勤務も、慣れてきたのは(良い点に気づき出したのが)そうだったかもしれません。
彼女によれば、現在は28年続く「複雑期」の最終段階である「終焉期=円熟期」で、今年から始まり2027年まで続き、その後は新しい「簡潔期」が始まるとのことです。このあたりで世の中が、がらっと変わっているのかもしれませんね。
以下は気になったポイントです。
・2年後の時代の風を読みたいときは、その年から7年、28年、56年を引いていればよい、この手法を使えば近未来も読める(p4)
・恋に落ちた日から3年以内に共通の趣味か責任(結婚、子育て、住宅ローンなど)を持った方が良い(p20)
・ヒトは何かを選択するとき、候補の全てを把握したと感じると選択満足度が上がる、取りこぼしがあったと感じると購買決心が鈍る。8個以上になると取りこぼしたと感じる(p27)
・3個で落ち着く理由として、3点で初めて面が形成されるからではないか、3点で支えて初めて自立する、アイドルは二人だと寄り添って立つイメージ、3人組だと面が作られて圧倒的な華やかさが加わる(p29)
・脳はパラボラアンテナのように指向性を持つので、自らの脳の指向性に合わない情報には反応しない、あるヒトが感じる魂、霊を別のヒトが感じないということは多発する(p35)
・7年という道のりは刺激を受け入れ、気にならない定番に変えていく道のりである。結局、7年目には正反対の事情が刺激に変わる、それは「飽きる」ということ(p41)
・流行は複雑でときには突発的に見えるけれども、全ての事象は連動し、28年で真逆に転じ、56年で一巡する(p57)
・8歳は小脳の発達臨界期とも呼ばれ、小脳が担当する二足歩行、言葉の発音・対話力などは、8歳までに習得しないと一生スムーズにできない、最後の1年は集団生活でパブリックな会話経験が不可欠なので世界中の義務教育が7歳になる年から始められる。脳は7歳までに人間としての基本機能を完成させ、8際からの新たな人生の旅に出る(p59)
・14歳の終盤に、おとな脳は完成する。ここから14年間の単純記憶最大期に突入する、死ぬほど勉強してがむしゃらにスポーツ、働けば良い(p62)
・35歳までは失敗適齢期、42歳までは惑いのとき、ここからもの忘れが始まるともに、迷いも惑いも消えていく。49歳、ヒトは生殖のための人生を終え、次の人生への準備を入る。そして56歳、脳は出力性能最大期に入り、人生の大団円を迎える。脳が一番使えるのは50代以降である(p64)
・女性脳は右脳と左脳の連携信号を多く使い、男性脳は右脳内、左脳内に閉じた縦方向の信号を多く使う傾向にある(p74)
・英語人は、音声波形から子音の流れを切り出し、日本語人は母音の流れを切り出して聞く、音声波形からの「ことばの骨格」の切り出し方が異なる、英語は子音間の間延びを許さない、日本人は子音をあまり強く発音せず子音間の速度があいまいだが、母音の抑揚はデリケートであり、イタリア語も同様(p84、85)
・大和言葉由来の訓読みことばは、母音が強く働くが、漢語由来の子音系のことばは子音が強く働き、、母音が無声化する。日本語は二重言語である(p93)
・2013年は付加価値の時代が終わり、本質の時代が始まった年と言い換えて良い(p112)
・2020-2035年くらいまでのクリエーターは、上から目線が時代の鍵、お客様は神様、客が喜ぶからxxする、という感覚を捨てる、伝統がキーワードとなる、本質指向の複雑き後半(2020-2027)は、プロが時間をかけたことに好感度が跳ね上がる(p131、139、149)
・母音派の日本語の中でも、関西弁は特に母音を強調して使う、カズコの場合、東京弁ではズの母音が無声化し、ほぼzしか聞こえないが、関西弁の場合はしっかりと母音を発音するので、関東人には「カズゥコ」に聞こえる。喉の奥を最も刺激するア段音でおわる接続詞(ほんでな、いうてもな、そやけどや)を多用する(p135)
・1999-2027年まで続く複雑期は、世界が日本文化に振り向いてくれるし、日本人自身も誇りを取り戻す時期でもある(p145)
・2027年から突入する簡潔期には、定番・グローバルが世界を席巻する、前回の簡潔期のピークは1985年、2027年以降、人々はまた同じ道をいく。1985年を20代前半で迎えた若者たちがHANAKO世代と呼ばれ、時代の波頭をあるいてきた、1959-1964年生まれである。次の時代のピークは2041年、これを20代前半で迎えるのは、2016-2021年生まれの子供達であり、彼らが次の時代を拓くキー世代となる(p150、165、174)
・2013年以降「夢」の代わりに使用頻度を高めたのが「使命」夢を口にする起業家には投資できないが、使命に燃える起業家には投資できる時代である(p152)
・リゲインCM(1988)から28年、対極の時代に人は戦うのが苦しく、叱られるのが恐ろしく、時間を拘束されるのが辛い。ヤフーが週休3日制の導入検討を発表した56年前の1960年に、松下幸之助が週休二日制の導入検討を口にしている(p168)
・1960年の大統領選挙、ケネディとニクソンの票差は11万病、全米の投票所の数が約12万なので、1投票所あたり1票以下の差である(p176)
2020年9月27日作成 -
Posted by ブクログ
1歳男児の母として、とても勉強になりました。脳科学って発見と納得ばかりで面白い!
自分で子供をプロデュースするなんて無理!と思ったけれど、つまるところ男性脳、子どもの脳で起こっていることを理解し、あとはどっしり構えて母の人生を歩む事が息子ないしは夫の人生を幸福に導くこと、支えることに繋がるのかなと。愛のことばはたっぷり添えて。
・心の痛みは無駄じゃないということ
(脳にとって、愛とは、痛み。他者の痛みを自分のことのように感じ、自分の中にある癒しを与えようとする行為なのである。逆に言えば、心の痛みを伴わない営みに、愛はない。)
・男女の情愛はホルモンによる生殖作用
・男性脳が女性と違うということを理解する
(遠くは見えるが、近くが見えない。世界は見えるが、目の前の大切なひとに共感してあげられない。脳は、何かが得意なら、何かが不得意なのである。) -
購入済み
男って!
洗濯物を3日も干してるのに
あれ、乾いてるのか?と聞いてくる。
触ってみればわかるだろ、いちいちなんでそうなのよ!
在宅勤務で家にいるんだから、畳んどいてと頼んでも、仕事してるからダメとか言って拒否する。
私だって仕事に出かけてるのに。。。
面倒だから自分の物だけ畳んでたら、俺のは何で畳まないのか、といらついてる。
忙しいから、自分の物は自分でやって、というと俺も忙しいと言ってテレビを見てる。
何でこんな人と一緒に暮らしているんだろ。 -
購入済み
女性ですが
女性ですが読んでみました。
男性の気持ちを知りたくて。
おもしろかったです。マンガなので、読み進めやすいですし。
妻の気持ちは、わかる。わかる。と思いながら。
旦那さんの気持ちは、こんなことを理不尽に感じているんだ。と、勉強になりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ男女の脳の違いやトリセツが説明してあって面白かった。仕事で異性の上司、部下を持ったときに役立ちそう
年齢ごとに脳も機能が違うことがわかった。
以下心に残った言葉
・私たち男女は一組で完成体である。その特性は大きく違い、違うからイラつくけれど、違うからこそ組む意味がある。
・人は人生の前半、先天的に持っている才能で輝くが、人生の後半は、意外にも苦手を克服して手に入れた才覚によって「プロ」と呼ばれていくことになる。
・エアコンの理想の設定温度が一致する夫婦は理論上、存在し得ない。どちらかが快適ならどちらかが不快なのが「相性のいい夫婦」というものだ。
(本能として遠い遺伝子の組合せを望むから) -
Posted by ブクログ
50代はほんとうにいい時と書かれていた
そのとおりだと思える人生を送れていることに感謝
でもそれは「前向きに」きりきりしながら生きてきたからじゃないのか?
ただ 残り時間を意識してから そんな自分がつまらなく思え始めた
残りの人生を他人の視線や評価を気にして「前向き」に頑張ってどうする
そして今の時代に生き残れるのは 過去の私のようなやつらではなくて
好きをとことん追求できるものを持っている人だというのも
子供たちや若い世代をみていて実感する
脳の最初の28年間は著しい入力装置
30代は失敗適齢期
40代は物忘れが始まり生きるのが楽になる
56歳は脳の完成期 出力最大期に突入
50代後半は何をしても腹に落ちる時が来る
60代は直観の領域で本質を感じるようになる
脳科学からみた分析に これから迎える老後が楽しみで仕方がない -
Posted by ブクログ
上司からの勧めで購入。
AI開発の最前線にいる著者が、その研究の過程で見出した男性脳と女性脳の違いに言及する一冊。プロセスと共感に重きを置く女性脳と、ゴールと解決に重きを置く男性脳。種としての生存を第一とする中で培われたそれぞれの特性は、良い悪いではなく、それぞれに必要な特性だった。とはいえ、性質はほぼ逆のものであり、お互いを認めて、相乗効果を生み出すためには一定の理解が必要である。その理解について、タイトルのとおり、主に男性視点で「理解できない女性の考え方」の目線にどのように立っていくかを教えてくれる。
女性の多い職場で、しばしば感じてきた違和感の理由が分かったように思う。男性が「なぜそんな無駄なことを」「まわりくどい」等と思っていた女性の言動には、それなりの意味があったのだ。心理学系の視点ではなく、AI研究者の視点から語られるコミュニケーション論は、斬新でありながら根拠が明確で、非常に興味深かった。
これで職場の女性諸氏ともうまくやれる
……といいな、と思う。