黒川伊保子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「いまどきの部下のトリセツ」みたいな内容を期待して読んだが、これに関しては第三章に簡単に書かれているだけで、あまり得られるものは多くなかった。
とはいえ、第一章、第二章には、著者自身の体験談など、興味深いエピソードが多く出てくるし、著者のコミュニケーションに対する考え方も面白く、納得のいくものが多かった。
しかし、終始、似非科学的な文章が気になって仕方がない。「脳科学」「遺伝子」「ミラーニューロン」といったそれらしい言葉を使っているわりに、裏付けとなるソース(論文等)が書かれていないので、本当に科学的に裏付けられている内容なのかどうかよくわからない。著者自身も、どういう研究をされているのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ脳が身を守るためにすることは、逃げるか闘うか。複雑にしているのは人間。
利き手があるのは生存に有利だから。多様性。
のけぞるか、飛び上がるか。これも生存に有利。
狩りには遠くの動くものを見るほうがいい。
子育てには、近くをまんべんなくみるほうがいい。
狩りと子育てでは脳が使う能力が違う。
ボールと足元の花は同時に気づかない=同時同質には対応できない。
脳の能力が同じでも、チューニングが違う。
根本原因を探ろうとするか、その場の対処を考えるか。
ことのいきさつ、か、解決方法か。
上司は問題解決型になりやすい。
子育てにはおしゃべりが有利。
ことのいきさつは、記憶の再体験、共感を得たい。
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試し読み
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Posted by ブクログ
黒川さんが〝はじめに”でこの本は、「黒川伊保子の頭の中、一巡り」「この世の不機嫌、総決算」という感じに仕上がっている、と、書かれているとおり、不機嫌退散レシピ、よかったです。さまざまなテーマで書き続けてきた流れをひとつにして、新たな旅を始めるための一冊、ホントその通りでした。不機嫌を生まない対話術、不機嫌の根源は脳の違いにある、読み進めていくほどに、納得!若者たちに密かに起こっている共感障害には、はっとさせられました。母の悲しみでしか伝えられないことに、なるほどなぁーと。AIは、冷静で感情的にならないけど人間だもの感情的になる時だってあって当たり前、きっちりとしてなくたっていろいろな方向から見