あらすじ
立ちはだかる「壁」の正体と乗り越える秘策。
夫婦の間にたちはだかる高くて厚い「壁」ーー
本書は 『夫のトリセツ』『妻のトリセツ』などの著書が大ヒットした脳科学コメンテイター・人工知能(AI)研究者の著者が、コロナ禍で浮き彫りになった最新事情を踏まえて、「夫婦は憎しみ合うようにできていた」という驚きの真実を明らかに。
在宅夫の「ご飯どうする?」に絶望する妻、一緒の時間が増えたのに会話が増えない夫婦…著者に寄せられた悩み29ケースから、夫と妻それぞれの行動の“意外な意味”を解説する。
お互いの行動の意味を知れば、関係は劇的改善!「夫婦は“生き残るためのセット”であって“平和に愛し合うためのセット”じゃない」と指摘する著者が、「在宅」「言葉」「家事」「定年」という4つの「夫婦の壁」をするっと乗り越え、そしてぶちこわすためのノウハウを綴った。
あきらめるのはまだ早い!人生100年時代に必読の夫婦の「シン・トリセツ」。
第一章 夫婦の時間が増えて顕在化した「在宅の壁」
第二章 だから夫婦はすれ違う「言葉の壁」
第三章 夫婦で分担なんて永遠にムリ?「家事の壁」
第四章 膨大なふたり時間はかなり危険「定年の壁」
(底本 2023年8月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
50歳代29人の女性(既婚)の投稿(夫への不満)をもとにした、解決に向けてのアドバイス。
アドバイスの内容が全部ポジティブな前向きな内容。そうだとは思うことが殆んどだが、そこまで前向きになれないかな、というのが率直な感想。でも、そうありたいなぁとも思える。
Posted by ブクログ
夫婦の間で「あるある」な、些細だけれどもチリツモなすれ違いについて、脳科学的な観点及び筆者の実体験に基づくtipsが満載された本。
夫婦がすれ違いがちなのは、そもそも人類の生物としての生存戦略的に、男女は感性真逆の相手
に惹かれ合うのだから至極当然のことだという主張は、救われたような、救われないような。。
「男性脳」と「女性脳」はとっさに使う回路が違う(そうやってお互いを補い合うようにプログラムされている)とのが普通ということを踏まえて、お互いが相手の特性に少し寄り添ってあげること、そして意見や感じ方が異なってもひとまず共感で受け止めることを意識するだけでも、日常の衝突はかなり減らせそうに思えた。
なお余談ですが、「男性脳」の特徴って、ASD(自閉スペクトラム症)の特徴と共通する部分が多いような気がします。
Posted by ブクログ
20代ですが、一通り読んで50代以上向けの本だと思いました。家事をしない夫など、時代観が一世代前であまり質問者には共感できませんでしたが、男性の特性(ポイント好き、お昼どうする?で提案が無い…etc)などは世代を超えて共通しているのだなーと勉強になりました。文体がとても読みやすかったので★4です。
Posted by ブクログ
男性脳と女性脳が存在するらしい。
夫婦はもともと感性が違うもの、まったく違うふたりが結ばれてより豊かな遺伝子の組み合わせを残せるということらしい。
緊急事態が起こったときも、お互いの感性でより良い解決方法が見つかる。
しかし、感じ方や考え方が違うふたりだからこそイライラする。
子供が成長してからの夫婦が、いかに穏やかに過ごして行くかのヒントになった。
Posted by ブクログ
遺伝子レベルの生き残り戦略として、男女のペアはお互いに違ったタイプのパートナーに魅力を感じ、対局の遺伝子を組合せた子を作って生存競争に勝ち残ることを前提として話が進んでいる。またラブラブ期を過た女性が、男性からの肉体的接触を避ける理由などが科学的に書かれており、自分の経験としても全面的に同意できる内容であった。
このように真逆の価値観のパートナーと生活する時のヒントが、黒川さんの著作には科学的に分かりやすく説明されている。各シリーズで内容はだいぶ被っているが、シリーズを読み進めることで、パートナーに対する接し方を考え、物事の柔軟な思考のきっかけになる本であった。