風野真知雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の開国をめざす松浦静山のもとに仕えることになった彦馬は、『甲子夜話』のもとになったさまざまな事件に巻き込まれつつ、名推理によってそれらを解決していきます。一方織江は、くのいちとしての使命と彦馬への愛のはざまで苦悩し、さらにライヴァルのくのいちであるお弓の恨みを受けるなど、いくつもの試練をくぐり抜けながら、彦馬を見守ります。
時代小説にミステリの風味をまぶして、全体をライト文芸的なテイストに仕上げたシリーズで、本格的な時代小説ファンやミステリファンにはおそらくもの足りないと感じられるのでしょうが、空いている時間に軽い気持ちで読むことができます。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ海辺に流れ着いた異国風の娘。美女付きの安房に直営地を持つ旗本の元へ。
道端に倒れる酔っ払いの男から3文を奪った男をとらえてみると、自分の名前を「じゅあん」と言う。
白蛇が舟を追って川を渡り、ついて来たと言う。
不思議な事件を追うと、事件の裏にまたしても耶蘇教のさんじゅあんの影が。
芸者の行方不明事件から小力がきになる椀田。
本気で嫁にとやっと言えた。
言葉で人を操るさんじゅあん、元々のところは小悪党なだけかもしれないが、誰しも持つ不安や不満をもっともらしい言葉と教えで、幸福感を与えるやり方は、大きなうねりとなった。市民ばかりでなく、そこの金儲けを見つけた、幕閣にまで力が及んでいた。
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