風野真知雄のレビュー一覧
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ネタバレ海辺に流れ着いた異国風の娘。美女付きの安房に直営地を持つ旗本の元へ。
道端に倒れる酔っ払いの男から3文を奪った男をとらえてみると、自分の名前を「じゅあん」と言う。
白蛇が舟を追って川を渡り、ついて来たと言う。
不思議な事件を追うと、事件の裏にまたしても耶蘇教のさんじゅあんの影が。
芸者の行方不明事件から小力がきになる椀田。
本気で嫁にとやっと言えた。
言葉で人を操るさんじゅあん、元々のところは小悪党なだけかもしれないが、誰しも持つ不安や不満をもっともらしい言葉と教えで、幸福感を与えるやり方は、大きなうねりとなった。市民ばかりでなく、そこの金儲けを見つけた、幕閣にまで力が及んでいた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ雨降る江戸の橋の上、八つの綺麗な番傘が広がるまるで円を描くようにひとかたまりになって。
一瞬後、ぱっと散るように別れると、そこには刺殺死体が。
続けて起こった雨の日の殺人。
目撃した人は綺麗だった、、、という。
そこには、キリスト教(耶蘇宗)とよぶ、信者と神父が関わっていたのだった。
資金を得るため、大きな寺から三千両を奪った、耶蘇宗、江戸開祖のグループだったが、途中で解散する。
二十年もたってから、金を無心。
すると、さんじゅあんと言うリーダーがそれぞれの殺人を信者に命令したのだった。
どうしても信者に知られてはならない悪事だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大悪党、暁星右衛門が大阪から江戸にくるという。すでにきてるかもしれない。雲霧仁左衛門はこの暁星右衛門の話を模した者だと言われている。
さて、家斉公の鷹狩りが企画される、父家治公が気に入った目黒の秋刀魚で有名な爺い茶屋にも寄ると言う。
ホラ吹きの性格のこの爺いと合わせたくないがために息子は一計をたてるが。
目黒不動で久しぶりに富くじを秘密裏に企画。
ところが、偽の富くじを作り儲けようとする悪党に目明しが殺される。
暁星右衛門と目されてた大阪の商人、淀屋と松平定信が最近付き合っている。どうも別荘を作っているらしい。
定信が恋してる佐和も絡んでいるようだ。。。