風野真知雄のレビュー一覧

  • 耳袋秘帖 木場豪商殺人事件

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    手妻の得意な隠居が新しい隠居家で首の骨を折って死んでいた。そこで根岸が栗田と坂巻と調べに。
    その家の特殊な設計と建築に関わった日野屋の主人が殺された。そうすると、瓜二つの双子の弟が出現。
    日野屋を調べるとおかしな事件が。。。。

    日野屋の仙台の妾の双子だった兄弟が、その育ち方で性格が違って成長した。兄の歪んだ心が事件を起こし、殺そうとした弟を最後は殺せずに。。。

    江戸当時の手妻の種類などはめずらしく、興味深く兄弟愛の情愛溢れる内容にほろり。。。

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    2018年09月01日
  • 耳袋秘帖 王子狐火殺人事件

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    今回の不思議な事件は、遠眼鏡を使った奇術を長崎屋の手代と称するものがしている。
    時を同じくして、稲荷の境内で殺人をほのめかす木札を栗田が見つけ、遠い王子稲荷で花嫁が行方不明になり、その花嫁の衣装を着た別人の娘が殺されるという事件。
    殺人事件は一つでは終わらなかった。4人のうち3人は稲荷の巫女出会った。そこから繋がりを探すうちに、、、。

    今回は哀しい事件でもあり、当時の女性の不自由さを思う事件だった。

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    2018年08月31日
  • 耳袋秘帖 白金南蛮娘殺人事件

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    独自の国防論を振りかざし、悪事を行っている旗本を品川の本陣宿、
    おゆうと誘拐された娘たちが抜け荷一族を退治するアマゾネスに?
    最後は無事おゆうと坂巻の婚礼!

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    2018年08月28日
  • 耳袋秘帖 深川芸者殺人事件

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    吉原の堕落を悲しみ、もう一度と、思った元老舗の三浦屋。
    そして、今売り出しの深川が、それぞれを江戸の一番の座を狙う抗争が勃発していた。

    そんな機運を読んでいた力丸が、謎の歌を最後に姿を消した。

    事件をおう南町奉行所。

    その裏には悲しい根岸の若い頃の悲恋話が。。。

    筆達者な作者の、練りに練ったストーリーが、読むものを飽かせ図に、一気に読ませてしまう一冊。

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    2018年08月22日
  • 耳袋秘帖 妖談かみそり尼

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    江戸の世でも若い子はブームがお好き!
    ブームを作り大もうけしてきたグループ。
    片方で事件も起こしている。

    金儲けにしてきた裏の事件を表面上はただ不思議な事件で人の噂にしか登らなかったが、、、

    そんな奇妙な事件が人智を超えるものとして片付けらてしまうと、裏に隠された思惑があるはずだ。と

    今回も大活躍。

    青春時代を遊んだ仲間が今回も登場し痛快な作品に。
    また、人には失敗したり悩んだりするのは恥ずかしいことでも無駄なことでもないんだ!と言い切る根岸肥前のかっこよさ!しびれます。

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    2018年08月16日
  • 耳袋秘帖 妖談うしろ猫

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    南町奉行の根岸肥前の私邸には、後ろ姿しか見せない猫が飼われている。孫などは「うしろう」と呼んでいる。

    大店の旦那が続けて酷く殺される不思議な事件が続いた。
    犯人が侵入した痕跡がないのだ。

    そんな時に、長く目が見えなかったあんまが突然見えるようになった話。
    旗本の跡取りが、突然そこにはない不思議な物を見る話。
    黄金の秘仏が狙われた。泥棒を捕まえたが、仏像は出てこない。どうやら、仏像のありかを外の配下に暗号を送ったらしい。、、と
    いくつもの事件を巻き込みながら、今回も根岸肥前は解決に。

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    2018年08月16日
  • わるじい秘剣帖 : 6 おったまげ

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    初の女の孫桃子、その母親は珠子と言うきっぷのいい芸者だ。その珠子を狙うのは佐野屋と大名格にも等しい松平玄蕃、岡崎玄蕃と言う旗本。

    越後屋に悪さをしてるのが労咳を患い余命いくばくもない元見習い和吉だった。だが死ぬ前に大店の弊害も文に認め、上申書を残したのだった。

    それにつけても、次々と悪が。
    昔桃太郎たちが目付けだった頃、探りを入れたが尻尾をつかませなかった岡崎玄蕃野屋敷から74体もの死体が運ばれたと言う噂が流れる。

    いつも現役を離れた父親と比べられ肩身の狭い思いをしてた仁吾と英一郎は身分を変え侵入を試みる。

    話は完結を見ないのだが、毎回それでもいくつかの事件が解決され、見どころもあり、

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    2018年08月14日
  • 隠密 味見方同心(七) 絵巻寿司

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    前に千葉県の久留里に行って絵巻寿司を作ったことがあります。
    なので、今回の「絵巻寿司」は途中で絵が変わるとあったのが斬新!
    今度はそれに挑戦したいと思いました。

    あとは、昔は洋菓子が本当にお高かったんだね!
    カステラが3切れで今のお値段で2万5千円って描写があったので、それに比べたらはるかに安いと思い、近々福砂屋のカステラを買ってこようと思いました。

    それと、当時はまぐろは下魚で、かつをのほうがはるかに価値が高かったとのこと。
    今でもかつをの消費日本一が高知(土佐)で、二位が水戸。
    ともに尊王攘夷と神道が武士の間に浸透していた土地柄というのが、なんだか面白かったです。

    庶民はまぐろを早々

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    2018年07月20日
  • 隠密 味見方同心(六) 鵺の闇鍋

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    人生は有限なんだから、美味しいものを食べて暮らしたいって考えは、自分も実践したいと思います。
    多少我が家のエンゲル係数が上がってもそれはOK牧場!(笑)

    物語では、デキが良かったお兄さんの仇を討つべく弟さんや奥さんがいろいろと調査をしていたけれど、この巻でどうもスイーツに秘密がありそうなことがわかりました。

    奉行所の身近にいた悪そうなヤツが自殺しちゃったりと、今後に話が進みそうな感じ終わりました。
    次が気になる。

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    2018年07月16日
  • 隠密 味見方同心(三) 幸せの小福餅

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    女のおせっかいと違って、男のおせっかいには裏がある。
    おせっかいな男は、実は人の良いフリをして、自分の思うように相手を自分の都合の良いように操りたいとか、味方にしたいとか、せこい考えのあるヤツが多い。

    ……ってご意見が出て来たんだけど、確かに我が家の女性陣の職場にいるおせっかいオヤジって仕事ができなかったり、できないからこそ若い子を味方にしようとしてたり、ロクなヤツはいない感じ。

    気を遣えるけれど、寡黙に仕事をしっかりソツなくこなす方が良い人間性を持っている気がするな。
    程良く放任、でもしっかりサポートしてくれる男性がいいね。

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    2018年07月16日
  • 笑う奴ほどよく盗む 占い同心 鬼堂民斎

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    ある程度、江戸時代のメジャーな人が出て来るので、その先が読めそうで読めないユルさが好き嫌いを分けるかもしれないお話。

    我が家的には、気軽に読めるし、読んだら忘れちゃうくらいのお話なので、時間潰しにちょうど良いんだけどね(笑)

    ただ、地震ネタが今後大きく関わってきそうで、今回は大津波の予想も出てきました。
    東日本大震災後に書かれているお話だから、その点を上手に運んでくれればいいけど…。

    作者さんは福島生まれの人だし、地震をネタにちゃかしたお話を書くことはないと思うけれどね。

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    2018年07月14日
  • 隠密 味見方同心(五) フグの毒鍋

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    なんだかこの巻から各章のお話がブチっと切れる文体になっていたけれど、なんでだろう?

    主人公さんは、吉原に行って、やっぱり自分は兄嫁さんに惚れているんだと知って、何もしないで出てくる純情青年だけど、これから良いオトコに育っていくんだろうな。

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    2018年07月14日
  • 隠密 味見方同心(四) 恐怖の流しそうめん

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    殺された兄のかたきを追うという設定はそれほど進んでいかないんだけど、江戸の街を食べ物を中心に読み解く職業ってのは面白そうだなぁ…。

    元々がデキる兄に対してかなり劣る弟と思われていたからか、かなり上司さんが優しいし、美味しいものを官費で食べられるのもうらやましい。

    ちゃんと部下を育てようとする奉行所の上司さんたちがエラいなぁ…と思いました。

    精進料理が食べたくなりました。

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    2018年07月14日
  • 国境の南 妻は、くノ一 9

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    えーっ! 織江は彦馬のことを忘れたいの? 雁二郎が不治の病? 彦馬が江戸を離れるの? 静山は彦馬に織江が自分の娘であることを話ちゃうんだ。 と何だか怒涛の展開で面喰った巻でした。織江と彦馬は幸せになれるのかなぁ。先が楽しみでもあり、不安でもあります(苦笑)

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    2018年07月05日
  • わるじい秘剣帖 : 9 いつのまに

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    第九弾
    珠子の知り合いの居酒屋『あまのじゃく』を舞台にした出来事が
    松平(岡崎)家の騒動の中身が具体的に、今回は次巻に続き?
    じいじと桃子・珠子、そして息子のことも敵の知る所となり、其れを知らずに敵地へ
    文庫本の続き物は困る

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    2018年05月15日
  • わるじい秘剣帖 : 8 あっぷっぷ

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    第八弾
    佐野屋と玄蕃との珠子を巡るさや当てから佐野屋が殺され、犯人は断定できないまま
    相撲取りの件から松浦静山とも係わりが
    仁吾も潜入捜査は限界か?

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    2018年05月13日
  • わるじい秘剣帖 : 7 やっこらせ

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    第七弾
    街中の色々な出来事から事件を解決、息子の仁吾は岡崎玄蕃の屋鋪へ潜入、用人兄弟への疑惑も、家臣への惨殺は?
    そして佐野屋の口説きも具体的に

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    2018年05月13日
  • わるじい秘剣帖 : 6 おったまげ

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    第六弾
    越後屋への嫌がらせの完結編?、天才的な小僧の策、余命が残り少なくなり最後のあだ花?
    そして次には珠子に佐野屋が、辻斬りの疑いのある松平と勝負にならない張り合い?

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    2018年05月13日
  • 胸の振子 妻は、くノ一 8

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    徐々に追手も織江も彦馬に近付いてきている感があり、ドキドキします。早く二人が会えることを願いつつ次の巻を読みたいと思います。

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    2018年05月07日
  • 耳袋秘帖 白金南蛮娘殺人事件

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    ネタバレ

    坂巻とおゆうは、末永くお幸せに・・。
    栗田も吟味方に移るそうで、今後この二人は捜査の主軸から外れてしまうのかな?
    根岸奉行には、新たな仲間の当てがあるようですが、誰なのか気になります。

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    2018年04月14日