風野真知雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
潜入シリーズ最終巻。北大路魚明庵の上様暗殺計画、魚之進の「お静」への想いも最終完
①うなぎの火事焼き
近くで火事。火事の火で炙られた鰻の旨さパワーアップ
②茹でた孫
美味しい、黄身が半熟のままの茹で卵。赤ん坊の孫と一緒に湯に入れ、孫がすっかり温まれば、ゆで卵も出来上がり。秘伝の作り方
③目黒の金魚
上様が遠乗り先の目黒で食べた小鮒の佃煮。小鮒を金魚と間違い、城でも作らせるが「美味しくない。金魚は目黒に限るな」と言ったとか。そんな噂が市中に出回り笑い者になっている上様。これまた魚明庵の策略
④不精進料理
坊さんだけは店の奥へと通される精進料理店。奥で出てくる料理はウナギに豚肉、卵焼き、肉欲もりも -
Posted by ブクログ
とうとう、このシリーズを読み終わりました。読後感は少しせつないものとなりました。
風野真知雄さんの小説には、深くはないのかもしれませんが(と書くと怒られそうですが)、人生や世界への思いが特に根岸など主人公を通して出てきます。
例えば「この美しさは彫作という子どもや、妻のおふでに与えた暴力に見合うものだろうか(中略)
凶四郎は、この根付を、どぶのなかにでも投げつけてやりたくなった。」とかです。
また、今回は、赤月屋が最後焼け死ぬのですが、この赤月屋と、芥川龍之介の地獄変の絵仏師との、美への思いが重なっているようだったのが、印象的でした。
他にも色々ありましたが、眠れない凶四郎シリーズは、終了です