風野真知雄のレビュー一覧

  • 女だてら 麻布わけあり酒場

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    常連客の元同心の星川、瓦版屋の源蔵、元大店の若旦那で感動されて店を出た日之助の三人が常連として通っていた料理も酒も美味しく心惹かれるおこうがやっている居酒屋がおこうとともに火事でおこうの命もろとも消失する。
    三人はおこうの事が忘れられずお金を出し合いもう一度店を建て再開させようと手を握り奔走する。
    そして出来上がった居酒屋の女将を誰にするかで募集をかけるが、なかなかいい女将が見つからない。
    そこに現れたのが・・・

    女だてらシリーズの第一巻

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    2025年09月10日
  • 同心 亀無剣之介 め組の死人

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    見た目が悪いので みんな油断しちゃう剣之介

    刑事コロンボを思い出しました。

    剣之介は剣の腕もたつけど

    人殺しとか不幸な事件は好きじゃない。

    ルックスのいい松田重蔵

    その推理を聞かされて 剣之介の好きな重蔵の妹 志保は だいぶ笑える?
    なんていう。

    犯人はすぐにわかるけど 最後まで突き詰めていくところが 立派な性分

    剣之介みたいな人 身近にいたら いいだろうなあ!なんて思います。
    これが一番の新作らしいので
    作者様 続編をお願いします。

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    2025年08月26日
  • 同心 亀無剣之介 やぶ医者殺し

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    久方ぶりに このシリーズ読みました。
    亀無剣之介  ルックスも髪はふわふわ 肩の力が抜けた人で 捜査力が表には 出ないタイプ
    この人の人間的な魅力で すすんでる話しです。
    あんまり悪い奴が出てこない。
    最後のヤブ医者殺しも アレルギーを利用した殺しです。
    殺された医者は 三人のお妾さんはいるけど
    みんなに 夢だった店を持たせたりしている。
    殺人事件だけど なんかふわっとしているお話しです。
    嫌な事件が多いなか こういうお話し いいですね!

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    2025年08月25日
  • 象が来たぞぉ(三) くノ一忍湯帖

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    桃子たちの策があれこれ成功、象は大阪京都をクリアして最大難関の箱根超へ。一方あけびたちは鍵を握る曽良に会い金塊の謎解き終了
    通事より丈次の方が世話役と話が通じたり、疲れた象を箱根の温泉に浸からせたり、つい笑えるエピソード三昧。こんなにユーモラスな時代小説を書けるのは風野氏ならでは。大好きな理由です。あの将軍吉宗を象をテーマにして話を書くなんてね~

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    2025年06月25日
  • 潜入 味見方同心(四) 謎の伊賀忍者料理

    購入済み

    成長する主人公、魚之進

    江戸の食べ物屋に関する悪を暴く味見方同心、月浦魚之進。最初はたよりない感じでしたが、前編からは大奥の警護にもかかわり、仕事は波の乗ってきた反面、恋愛では亡き兄の嫁への思いを引きずりながら、愛嬌のある「おのぶ」へと心が傾いていく様子。
    本編は、ちょっと色っぽい食べ物、表題の通り謎がある忍者料理、江戸のやくざがからんだ料理などを絡めながら、将軍暗殺の陰謀へと迫っていきます。
    変わった食べ物の合間に、美味しい鰻のお店があり、思わず鰻を食べたくなり、グルメ大好きの私には楽しい作品です。

    #ほのぼの #ハッピー #切ない

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    2025年05月24日
  • 象が来たぞぉ(三) くノ一忍湯帖

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    荒唐無稽のナンセンスな話が、急に今の世を憂い、祈りが描かれる。そんなところに話が繋がるのかという驚きと、正に今の世の中で大事にしないといけないことを気づかせてくれる。
    争いは始まったら止まらないし、結果弱い者に皺寄せがいくということ。
    そして、その争いの元は、荒唐無稽、根拠なき噂や誤解によるということ。
    今の戦争の時代と、SNSの炎上による世論などを活写した様に見受ける。

    娯楽の中に風刺やメッセージを込めるというのは、この作者の戯作者たる面目躍如かと。

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    2025年05月03日
  • 眠れない凶四郎(五) 耳袋秘帖

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    とうとう、このシリーズを読み終わりました。読後感は少しせつないものとなりました。
    風野真知雄さんの小説には、深くはないのかもしれませんが(と書くと怒られそうですが)、人生や世界への思いが特に根岸など主人公を通して出てきます。
    例えば「この美しさは彫作という子どもや、妻のおふでに与えた暴力に見合うものだろうか(中略)
    凶四郎は、この根付を、どぶのなかにでも投げつけてやりたくなった。」とかです。
    また、今回は、赤月屋が最後焼け死ぬのですが、この赤月屋と、芥川龍之介の地獄変の絵仏師との、美への思いが重なっているようだったのが、印象的でした。
    他にも色々ありましたが、眠れない凶四郎シリーズは、終了です

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    2025年04月20日
  • 眠れない凶四郎(一) 耳袋秘帖

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    耳袋秘帖シリーズの新シリーズです。主人公は妻を殺された同人です。土久呂凶四郎です。
    「眠れない夜もあり、忘れられない人もいるってな」
    1は面白かったです。今後も楽しみです。

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    2025年03月23日
  • 耳袋秘帖 妖談ひときり傘

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    妖談シリーズ第6弾です。
    根岸らと新興宗教の組織との暗闘です。だんだんと核心に迫ってきました。
    さんじゅあんという黒幕、教祖まで分りました。ただ、信心深い信者が、上手く仕事をした巻でした。死んで、はらいそに行きました。
    次で終わりです。さんじゅあんや寺社奉行阿部様との闘いも終わりです。その前の巻としては、謎を残して終わったところ。
    早く次の巻を、読みたくなりました。

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    2025年02月12日
  • 濤の彼方 妻は、くノ一 10

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    内容(ブックデータベースより)

    船長の彦馬を乗せ、大海原を進む幽霊船。織江は、涙ながらに後を追う。怒りに燃える川村真一郎。謀略を巡らせる鳥居耀蔵。それぞれの想い、そして時代のうねりが、長崎の地で交錯する。ついにシリーズ最終幕!

    令和7年1月31日~2月3日

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    2025年02月04日
  • 国境の南 妻は、くノ一 9

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    内容(ブックデータベースより)

    織江の前に現れた、幼馴染のくノ一、お蝶。彼女は果たして追っ手なのか? 最も戦いたくない相手の出現に苦悩する織江だったが…。いよいよクライマックスが近づき、物語も大きく動き出す。激動の第9弾!

    令和7年1月29日~30日

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    2025年01月30日
  • 宵闇迫れば 妻は、くノ一 6

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    内容(ブックデータベースより)

    織江の驚くべき過去を知った松浦静山。だが静山はそれを知らせぬまま、ひそかに織江を守ることにする。母の死と、一生追われ続けるという過酷な運命に打ちひしがれる織江。そんな織江に、恐るべき刺客が襲いかかる!

    令和7年1月12日~14日

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    2025年01月15日
  • 月光値千両 妻は、くノ一 5

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    内容(ブックデータベースより)

    お庭番から離れることを決意する織江。
    その手助けに母・雅江は最後の力を振り絞る。
    二人を抹殺するため、迫り来る忍びたち。
    危機一髪のところで助けに入ったのは
    意外な人物だった。

    織江の驚くべき過去が明らかに!

    令和7年1月9日~11日

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    2025年01月12日
  • 耳袋秘帖 妖談さかさ仏

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    妖談シリーズ第4弾、闇の者、きりしたんなどがぼんやり見えてきます。
    宮尾と椀田も頑張っています。
    特に椀田は小力に恋をしております。
    きずもつかぬ人生の何が面白い、ということです。
    今後も面白そうです。いろんな謎が、ほどけてきそうで、楽しみです。
    また、近いうちに読みたいです。

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    2025年01月10日
  • 耳袋秘帖 妖談かみそり尼

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    体調を崩していたので一気に読みました。
    根岸の言葉をいろいろ考えながら、読んでいます。深く考えることも、ないかもしれませんが、いろいろ当てはめてしまいます。
    「恥もかかないような人生の、何が面白いというのか」

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    2024年09月22日
  • 耳袋秘帖 妖談うしろ猫

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    殺人事件シリーズを読み終えるところ(あと1冊のみ!)で、妖談シリーズも読み始めました。
    根岸などのいろんな人生観が、自分の年齢になると、とても共感できます。
    殺人シリーズも好きですが、最後の方は、なんか書き急いでいるような感じです。
    これは、このシリーズ1巻目なので、ゆったりしたペースで、読みやすいと思います。
    椀田と宮尾の雇入れがわかります。

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    2024年09月20日
  • 賭場の狼 新・大江戸定年組

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    読み終わって気付いた。完結編と書いてあるんだけど、えっだよ。3人の新しいやりたい事が見つかるし、生きてきた教材がそのまま人々の役に立ってたし 鮫蔵も戻って来てさあこれからって所なんだが。出だしの双子の話が途中でピンと来て、たがそれもこれも作者の手法なんだね、なんか自分鋭いな〜なんて勘違いしてました。しかしどれもこれも読み易いし先が読みたくなるので。

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    2024年07月03日
  • いい湯じゃのう(三) ご落胤の真相

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    内容(ブックデータベースより)

    誰が将軍の子なのか!?
    吉宗の子と噂される天一坊の他に、もう一人、ご落胤候補が……。
    幕府転覆を企む者たちも現れ、どうする吉宗!?

    天一坊が本当に「上さまの隠し子」かどうかの謎を解くべく、龍神温泉や宝泉寺温泉に探索に向かったお庭番・湯煙り権蔵とくノ一・あけびは、驚きの事実をつかむ。
    そんななか、徳川吉宗がおしのびで訪れていた湯屋でもう一人、吉宗の子と目される人物が現れる。さらには偶然、天一坊や、彼を利用して幕府転覆を企む者たちが同じ湯屋で一堂に会すことになり……。
    笑いと興奮で人気沸騰の時代小説シリーズ第三弾!

    令和6年6月13日~14日

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    2024年06月15日
  • 姫は、三十一

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    うん、面白い。
    静湖は、今の世の中では、きっと+10の41くらいだな。扱いも老化もちょうどそうだな。ホントに笑えるし、元気が出るな。
    こういう時代小説がいい。時代小説は、自分の今の生活とリンクしないから、ホントに楽しめるなぁ。それで笑いがあり、人情があり、哀愁があり…。風野さんの大好きパターンです!

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    2024年06月05日
  • 若さま同心 徳川竜之助 : 10 風神雷神 〈新装版〉

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    この本はすごい。
    わるじいシリーズのような笑いもありつつ、運命や陰謀といった筋も並行して、進み、少しずつ明らかになっていく。
    このシリーズに出会えてよかったなと思う。

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    2024年04月21日