風野真知雄のレビュー一覧
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大江戸定年組4巻、夏木は麻痺した左半身の回復に努め、杖があれば歩けるまで回復しました。ところが商人の隠居七福仁佐衛門の息子の不始末で財産のほとんどを失ってしまいます。そんな騒動があった正月明けの隠居暮らしのある日、亭主の仇討ちを止めてくれと八百屋の女房が駆け込んだ。聞くと亭主は町道場では知られた顔で...続きを読むPosted by ブクログ
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大江戸定年組2巻、町方同心、旗本、商人と隠居した旧友三人組が景色の良い隠れ家初秋亭を拠点に江戸市中の厄介事に首を突っ込んでいった。「森の女」深川のはずれの森に裸の女が現われる、という奇妙な事件を追いかけることになったのだが…。表題作「菩薩の船」薬種問屋・札差の家内二人の依頼が、夫達の秘密の行動を探る...続きを読むPosted by ブクログ
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大江戸定年組1巻、町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門。それぞれ身分の違う3人だが、同じ町内の幼馴染で水練をきっかけに仲良くなり、時を得てある事件で再び逢うようになった。職を退き家督を倅に譲ったあと、さてこれからどう生きるかと思案。三人の願いは、いい景色の中で暮らすこと...続きを読むPosted by ブクログ
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変わったものが好物な元ワルなお奉行の根岸、彼の手足となって動く部下二人、イケメンなのにブス専と言う曲者な宮尾、約182センチの腕力自慢で体育会系な椀田、3人のチームワークの小気味よさと、ユーモア探偵の体の中に漂う妖しい事件簿、文句なしに面白い!!ユーモアの中に漂う不気味さ・怖さが引き立っていて、エン...続きを読むPosted by ブクログ
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いろいろな仕掛けをした耳袋シリーズ
何でもオミトオシの根岸奉行
アチ子と裏の付き合いの多い根岸奉行
取り巻きも変人が多く妙なこだわりで
話が右往左往しているようで、最後は
一つの謎を解くとすべてが解明される
・・・侮れない作品ですPosted by ブクログ -
ついに来てしまった最終巻。
終わってしまうのが勿体無いような心持ち。
彦馬が江戸を離れてしまったし、手習いの子供たちも居ないので
ほぼ全編が本筋をなぞる展開。
その中にひとつだけ出てくる謎解きに関わって
懐かしの金蔵銀蔵が出てくるところはサービス精神か。
暫く平戸に行っていた雁二郎の再登場シーンも...続きを読むPosted by ブクログ -
安定の根岸奉行(赤鬼)
今回は古からの大きな仕組みに気がつく
逆算して物事が見えれば推理も的確
ましてや「大耳」だから数多の情報が
集まるしね
おや?男女関係にも動きが・・・Posted by ブクログ -
☆5の理由は再会記念。
内容としては総まとめであるから面白味は薄れていて☆3か4だけれど…二人のこれまでを想っての☆5つ。
静山、雁二郎、お蝶、川村様…さまざまな運命があったけれど、最後まで全てが嫌いなキャラクターはいなかったかな…いや、鳥居殿は最後まで生け簀かなかったか(笑)
続編も買おう。Posted by ブクログ -
波の彼方・・・
果てしなく続くのではなくて、
その先にある見果てぬ大地・・・
人生が航海に例えられるのも
いつか、自分の足で
大地を踏みしめるためなのだと思う。Posted by ブクログ -
ついに完結!
最終巻は謎解き抜きになったけど、まあしゃあないです。
そうして遂に終結へ。
こうした話の多くはどうなったのか分からないまま終わってしまうものが多いが、私はこの話のように結末があるのが好きです。
いやあ、いい話じゃありませんか^_^
さあ、録っておいたドラマ見ようっと。Posted by ブクログ