風野真知雄のレビュー一覧
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ネタバレ妻は、くノ一シリーズの最終巻です。
七夕の日、彦馬くんと織江ちゃんは再会できました。
後記はなくて良かったと言う人がいるかもしれないけれど、らじはラストにその後の二人が書かれていて良かった。
苦難の末に再び結ばれて、人生50年を共にした二人が、恋だけではなく名前のない例えて言うなら愛のようなものを感じる日が来るために、この10冊の物語があったんだな…ってお話だったから。
まさに徳永英明おやびんの最新シングル『名前のないこの愛のために』の世界じゃないか!
このお話をドラマ化して、おやびんの曲を主題歌にすれば良かったのに!
……って思ったら、来年の4月放送スタートで本当にNHKのBSプレミアム -
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第三の刺客は、かつては母雅江と競い合った、天守閣のくノ一“浜路”でも、いままでの敵のように「やっちまえ!」とは思えない、「じゃあね、織江ちゃん」切ない最後でした。 --人生は詐欺みたいなものよね。何かが微妙にずれていく。願ったもの、思っていたものとは違う現実が立ち上がってくる。それを前にして、人は唖然とするしかない。--あたしが望んだものは、こんなものではない・・・・・・。浜路はくノ一に生まれなければ、きっといいお母さんになってこんな事思わずに生きていけたのでしょう。彦馬と織江の距離がぐっと近づいて来ました。続きが待ちきれない!そして、にゃん太強すぎ!雁二郎 以上の大活躍!!さすが、オスの三毛
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ネタバレ項羽とその軍師范増を離間させるなど、奇策を用いて劉邦の命を六度も救った軍師陳平。その見事な知謀を余す所なく活写した評伝小説。
項羽との覇権争いに勝った劉邦の下には、名軍師張良と並び称されるもう一人の「知謀の士」がいた――その名は陳平。
貧しい家の生まれながら、天下に志を立てようと考えた彼は、初め項羽に仕えていた。しかし、ふとしたことで怒りを買い、誅殺されそうになる。そこで項羽を見限る決意をし、故郷から連れてきた若者とともに劉邦の下へ身を寄せる。劉邦との対面で策略を進言した陳平は、実力を高く評価され、やがてめきめきと頭角を表わすようになる。項羽と軍師の范増を離間させたり、項羽軍に包囲された城か