風野真知雄のレビュー一覧
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南町奉行、根岸肥前守に今回も不思議が相談される。
大身の寄合旗本山崎主税助から根岸に依頼が入る。
江戸の七不思議にもあるような江戸屋敷に存在する、大きな沼の不思議。
今回も婆岡っ引き、しめをはじめ、夜に眠れない土久呂凶四郎の活躍。
人の弱さと国を思う二派のせめぎ合いが。
いつものように優しい語り...続きを読むPosted by ブクログ -
安定の面白さ。中年の悲哀とくたびれ感を纏った、冴えない風貌の同心。だが、推理力、剣術ともに天下一品。そんな同心が難事件を解決して行くのが痛快。等身大のヒーローに親しみと爽快感を覚える。Posted by ブクログ
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3人の活躍で江戸の火事を阻止。さらりと描かれているけど、スーパーオジさんたちだわ〜カッコいい!
そして寿庵も鮫蔵も憎めない。自分のそんな思いを胸に秘め罰することが人の世に欠かせないルールということでしょうかPosted by ブクログ -
主人公望月竜之進の修行旅。
この主人公ののんびりしたところが実に良い。
できれば人を切りたくはないが、人を着るような悪者には容赦はないと本人の弁。
3人が一斉に切り掛かってきても、それに負けない剣術をと「三社流」という流派を作った。
なので、よく考える、考え尽くすほど考える。
数々の事件で、どうす...続きを読むPosted by ブクログ -
望月竜之進が自分の流派を気づこうと日本全国を剣術修行をするお話で、場所場所で動物が登場する。
作者「風野真知雄」さんは大好きな作家さん。
ユーモア溢れる筆致と人間の魅力的な描き方が特徴。
読んでいて、常に良い心持ちで読み終える。
1巻目は沢庵和尚の蛙、宮本武蔵の猿、幡随院長兵衛の蚤、由井正雪の虎...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は泣く泣く桃子ちゃんと一緒に居ない方が
安全だと判断した。ちょこちょことしか桃子ちゃんが出てこないので残念です。
早く問題が解決して桃子ちゃんとのほのぼのシーンを
読みたいです。匿名 -
再読してみました(新シリーズが出たので)
中身が濃いです。新シリーズから読み始めた方にはこちらも読むことを強くオススメします(つい比べてしまう)
「青猫」での藤村と息子の最後のやり取りに心温まります。理想ですよね、口で説明しなくてもわかって欲しい事をわかってもらえる。息子に対し競い合いがちな見方に...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公の愛染桃太郎、元目付けで若い頃はやんちゃもしたなかなかの老人。
息子が芸者と作った子供桃子にぞっこん。
桃子を無事に育てるために隠居の自由さで同じ長屋に住み込み、自由気ままに孫育て。
そんな桃太郎が、今回も少しボンクラな同心、雨宮を助けて事件を解決するのだが、桃太郎にも魔の手が。
作品の中...続きを読むPosted by ブクログ -
風野真知雄さんの好評シリーズ。
いよいよ孫の桃子はよちよち歩きを。
孫可愛さで長屋に住む桃太郎は、愛も変わらず孫の安全おために一役買う毎日。
現役当時は腕利きの目付けをしていた桃太郎。
若い頃はそれなりにあそびもして、今でも色気がある。
桃子の母、芸者の珠子は、気風のいい女性。
蟹丸という若い...続きを読むPosted by ブクログ -
大江戸定年組の新シリーズの2巻目。
一線を退いた3人。
隠居になってから若い女房をもらい子にも恵まれた仁左衛門。脳梗塞になりながらも、妻や子、古い親友たちに支えられ、生まれ変わったような第二の人生を歩むのは大身の旗本夏木。
腕利きの同心、結核を疑うような気管支炎が長引き、死を覚悟して息子に譲り隠居...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(ブックデーターベースより)
溺愛する孫桃子とその母珠子が住まう長屋に、息子の嫁の富茂がたずねてきた。
夫が外でつくった桃子の存在を知らないはずの富茂の急な来訪に肝を冷やす愛坂桃太郎。
なぜこのような事態になったのか、愛坂家の屋敷で妻の千賀を問いただすのだが…
一方で、長屋にあるエレキテル...続きを読むPosted by ブクログ -
「あいつは、がっかりすることになんか慣れてるさ」(p.157)という静山の静湖評がずしんときた。
謎解き屋は快進撃、新たに知り合う男に悉くモテル状態だったのが、38万4千年に一度のモテ期という占いは計算間違いの結果だったことが判明、本格的に登場した多歌子による品定めで、寄ってきた男たちも色褪せた感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は、凶四郎の川柳の師匠、よし乃が軸になって話が進む。
幽霊が見える絵が料理屋に飾ってあるという話。
あん摩にかかっていると、幽霊や怪物が出てくるという話。
コソ泥が入ってみるとその店には死んだ女房の幽霊が出て驚いたコソ泥が飛び出たところを狂四郎がお縄に。
などなど。
風野真知雄さんの本は、ト...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は、あるお寺の話が。
耳袋関係、登場人物みんなが出てくるので、読んでいて楽しくてついニヤニヤしてしまう。
今回も、根岸奉行はスマートで粋で、カッコいい!!
年増といっても40〜50歳ほどの女十手持ちが初めて手先を雇う!これも事件の側線で登場する個性的な男。
毎回楽しみばかりな耳袋ブレーンPosted by ブクログ -
いよいよ最終章?物語が動いて行きます。今回の助っ人は、待ってました!お蝶!「仕方ないでしょうよ。人にはなりゆきぅてものがあるんだから」カッコいい!痺れた!Posted by ブクログ
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風野真知雄さんの隠居三人組の『大江戸定年組シリーズ』の新シリーズが始まった。
とても嬉しい!
文中の何気ない文言が実にいい。
風野真知雄さんならではの物語。
旗本、元同心、コマもの問屋の隠居の三人組は、幼馴染。
大川で水連をして遊んだ仲間だ。
気心の通じた三人は隠居になったら、また遊ぼうと計画...続きを読むPosted by ブクログ -
脇坂淡路守...あれ,どこかで聞いたような...
「神も仏も……」で思い出しました.
「閻魔裁き」シリーズの主人公でしたよね.愛妻家の若き寺社奉行.
今後も登場するのでしょうか.
凶四郎に雨傘屋も加わって,だんだんレギュラー陣が増えてます.Posted by ブクログ