【感想・ネタバレ】水の城――いまだ落城せずのレビュー

あらすじ

「なぜ、こんな城が!」五万の大軍率いる石田三成は、蓮沼に浮かぶ小城を前に歯がみした。天正十八年、関東の雄・北条家に怒濤のごとく襲いかかった豊臣軍。百を超す支城が次々と陥落する中、なぜか武蔵・忍城だけが落ちないのだ。足軽・百姓合わせ僅か三千の兵力にもかかわらず…。戦国史上類を見ない大攻防戦!

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Posted by 読むコレ

のぼうの城と読み比べてみてねw

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2013年08月12日

Posted by ブクログ

ほのぼの長親/三成の負けっぷり/幻想的な忍城…ラストは三成視点で終わるのだけど、三成が感じてるであろう憔悴感や惨めさはぜんぶ忍城や長親さんのもつ、こう、つかみ所のない雰囲気に包まれる感じで読んだ後ほんわりしました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

1〜2年前に話題になり、映画化される「のぼうの城」と内容は同じものです。
私はこちらの風野さんの作品が好きです。
人物の描写は断然こちらがすばらしいと思います。
ベテラン作家の力を感じますね。

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2017年06月01日

Posted by ブクログ

史実に基づいたフィクション小説。
わずか3千人の城に、2万人、3万人と攻めてくるのに堕ちないという・・・・。
やっぱ、歴史って面白いね!

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

忍城の存在を初めて知った本です。

小田原より全然小規模なのに、やる気と実績はあるのがポイント高し。
比較的ほのぼのしててもモチベーションは高い。
生き生きしてて良い感じです。団結力素晴らしい。

成田さん(長親)のキャラが良いですね。
肩肘張ってないのが良い。ゆるキャラが良い。癒し系城代。
対する石田さんは……よくいる石田さんです。いつも通り!!(多分)

全体的に面白かった。
でも、お菊様の計り知れなさが丸投げな気がしてやや腑に落ちない…。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

三成を戦下手いわしめた「忍城攻め」のお話。

三成の描写は「手拭い王子」。
三成はもともと汗をかかない体質で、ちょっと汗をかこうものなら
豆に手拭いで汗をぬぐい、いつもさっぱりしてるから、オナゴ達にも大人気。
汗臭いのを自慢する武将達には目障りで仕方ない…
って、まったくもって「ハンカチ王子」ではないか!
これ、平成十二年の発行なので、ハンカチ君よりは三成のほうが先輩だ(←いらん対抗心)
そのあとの描写が笑っちゃう。三成は戦が終わると真っ先に風呂に入る。
女性を侍らせることはない。人に裸をみせるのがイヤであるらしい。
自分の体をこれでもかというくらい擦り、風が痛く感じるくらいまで磨きあげ…
ってどこまで潔癖やねん!

三成はいい加減置いといて。
登場人物が生き生きとしてて、魅力的。戦国小説特有の「読後の喪失感」は一切ない。
秀吉、三成くらい知っていれば、時代小説として十分楽しめると思います。
風野さんの文章はとても読みやすいし。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

戦国の世に一見頼りなかった成田長親が、実は農民らをまとめて城を守るのに非常に頼りになる人物であったという話。
敵である三成方の描写も合わせて読むと、いかに成田長親の人物設定が戦国武将として特殊なのかわかる。
ただ弱い(農民たち)が強い(石田三成)に立ち向かいました。ってだけではない心理も書かれている気がした。
マイナーな戦いの話ですがおすすめ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

忍城水攻め。得体の知れない城を相手にする三成の焦燥感がひしひしと伝わります。長親の悠然とした自然体と対照的。ただ三成視点が多いせいか長親より三成に人間味を感じました。潔癖な殿や敵幸村に恋心な甲斐姫等の小ネタが楽しいv

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2009年10月04日

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