あらすじ
不眠症に悩む同心が、夜の定廻りに!
同心の妻が上野の出会い茶屋で何者かに惨殺された。
以来土久呂凶四郎は不眠症に。みかねた奉行の根岸は彼を夜専門の同心に任命。
南町奉行所の定町回りの同心土久呂凶四郎は、池の端の出合い茶屋の殺しの現場で、
妻の阿久里が無残に惨殺されていたのを目撃してしまった。
何故妻がこのような所で、一体誰に?
以来凶四郎は不眠症になってしまい、勤めに支障をきたすことに。
見かねた奉行の根岸は凶四郎に夜廻りを命じた。
不穏な新章、いよいよスタート!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
耳袋秘帖シリーズの新シリーズです。主人公は妻を殺された同人です。土久呂凶四郎です。
「眠れない夜もあり、忘れられない人もいるってな」
1は面白かったです。今後も楽しみです。
Posted by ブクログ
南町奉行所の定町廻りの同心 土久呂凶四郎は妻が惨殺されたのを見て不眠症になってしまう。
見かねた根岸が彼に夜廻りを命じた。
凶四郎と源次コンビがいい具合にかみあっていた。相変わらず読みやすかった。
Posted by ブクログ
耳袋秘帖の凶四郎シリーズ
物語の世界が広がり、派生的に新たなシリーズ
が産みだされるのは、読者としてはぬるま湯に
ひたり続ける怠惰でステキな世界だ(/・ω・)/
Posted by ブクログ
タイトル買いならぬ、タイトル借り。読んでみたら〈耳袋秘帖〉シリーズの新しいシリーズだった。
坂巻&栗田コンビの第一シリーズ、宮尾&碗田シリーズの第二シリーズに続くこの凶四郎シリーズ。
土久呂凶四郎という凄い名前だが中身は堅実な(過去には色々やんちゃしたらしいが)同心が、妻・阿久里を殺されて以来、夜眠れなくなってしまう。
そのことを知った根岸奉行は、眠れないなら夜回りをしろと命じ、それだけでなく様々な奇妙な事件を調べさせていく。
新シリーズだが宮尾や碗田、岡っ引きの辰五郎に女下っ引き・しめも出て来て嬉しい。謎めいた猫・鈴も元気。
狐の駕籠屋にフクロウ少年に導かれての神隠し、虚無僧たちの群れに張りぼての猫の視線が怖いなど、相変わらず奇妙な事件を調べる傍ら、凶四郎は阿久里の事件も調べる。
阿久里とは短い結婚生活だったため、彼女のことをほとんど知らない凶四郎は苦労する。それでも少しずつ阿久里の行動が明らかに。占いを受けていたらしい、女友達がいたらしい、そして…鬼。これらは阿久里が殺されたことに関係するのか。
物騒なシーンで終わるのが、この新シリーズも今後の緊張感を期待させる。阿久里の事件は意外と闇が深いのか。
Posted by ブクログ
耳袋シリーズを前に読んでいたので、
根岸奉行の下で働く部下の名前も覚えていて。。。
この新シリーズの中にも登場します。
奥さんが謎を多く残して惨殺された主人公は、夜になると眠れなくなり、次第に体も疲弊し、それを伝え聞いた奉行が
「夜歩き同心」として採用し、夜の探索部隊に入る。
と、まぁこんなあらすじ。
風野真知雄さんの耳袋シリーズをお読みの方は、ぜひ!