風野真知雄のレビュー一覧
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第六弾。
深川、続いて神田の床屋で身元不明の首無し遺体が発見されます。
どちらも床屋のあるじは行方が知れず、その首切り事件を皮切りに“首がらみ”の事件が立て続けに起こって・・・。
今回は“首騒動”ということで、床屋での首切り事件を核に、ろくろっ首や、首無し亀、さらに女の首と狸の胴体が発見されるといった怪事件を、根岸奉行とその配下“根岸六人衆”(椀田、宮尾、凶四郎、源次、しめ、雨傘屋)が解決すべく奔走します。
首切り事件の糸口がなかなかつかめない中、“首無し亀”の事件で知り合った、元土佐藩士の浪人・佐野さんの証言から、かつて上方を荒らした盗人一味へと一気に繋が -
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〈耳袋秘帖 南町奉行〉シリーズ第四作。
江戸で火事が多発していることで根岸奉行は老中・水野忠成に叱責されるという冒頭シーン。このことは全編に渡って描かれ、その理由は最後に明かされるのだが、その合間に今回も様々な小ネタが挟まれる。
廻船問屋〈徳州屋〉が開いた「おとな花火の宴」(名前からして怪しい)で起きた怪異。
『赤猫』と呼ばれる大工が建てた家が焼ける事件に宿屋で起きた殺人事件。
火事もなく誰もいないのに勝手に鳴る『お化け半鐘』事件に再び起きた殺人事件。
燃えながら走る『火の玉小僧』事件と謎の『火消し婆』。
小ネタはその度に一応の解決はされるのだが、その繋がりについては今一つ分からないもの -
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第五弾。
中渋谷村にある、“犬神の家”と呼ばれる旗本屋敷に迷い込んで出てきた犬が、飼い主を噛んで逃亡。
“犬わずらい(狂犬病)”を警戒した根岸奉行の命で、昼間は“しめさん&雨傘屋”、夜間は“凶四郎&源次”が見廻りを強化する中、付近の神社で首に噛まれた跡のある死体が見つかって・・・。
今回は、渋谷村近辺で起こる、犬がらみの珍事を解決しつつ、背景にある“真神さま”と呼ばれる犬神信仰を絡めた不穏な動きを追求していく展開です。
この“真神(犬神)さま”に、楽翁様こと元老中・松平定信も魅了されてしまうというところが、信仰独特のマインドコントロール的な危うさが伝わってき -
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第四弾。
江戸の町で火事が多発。公儀から叱責を受けた町方は総出で“火の用心”の強化に努めることに。
そんな折、ある廻船問屋で開かれた花火の宴で、巨大な火花の妖かしが現れて・・・。
今回は多発する火災の裏側で怒っている出来事・・宗源火、“赤猫”と呼ばれる大工、火の玉小僧、火消し婆等々・・といった謎から、某藩のマッチポンプ的なお家騒動に至るまで、“チーム根岸”の面々がバランスの良い活躍ぶりで根岸奉行をサポートして、真相に迫っていきます。
最近、赤丸急上昇中の雨傘屋は、“からくり系”に強いので、根岸奉行も重宝している様子ですね。
そんな雨傘屋の上役(?)の、しめさ -
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耳袋秘帖シリーズ新章がいつの間にか出ていた。
といっても過去のシリーズのメンバーもそのまま出てくれているので嬉しい。さらに新メンバーも出来て覚えるのが大変になってきたが話は軽快なので楽しめる。
今回の謎は『大凶寺』という不吉な名前を付けられた寺。本当は『題経寺』という名前があるのだが、おみくじを引けば大凶ばかりが出る、墓石が倒される、幽霊が出る、檀家には不幸が起こる…などまさに『大凶』な寺になっている。和尚は京の本山に帰り、新しい和尚が派遣されたのだがその新しい和尚というのがどうも怪しい。
他に小ネタとして、頼まれて幽霊の振りをする女(こちらは後に殺害されてしまうので小ネタではないのだが)