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江戸で火事が多発する折から、廻船問屋・徳州屋が開いた「おとな花火の宴」で怪事が発生。 池の上の闇に二間(約三・六メートル)にも及ぶ真っ赤な顔面が現れ、 やがて顔は燃え上がり、火花を散らして破裂した! 京都の怪かし・宗源火かと思われたが、根岸らの調べでからくりが暴かれる。 一筋縄ではいかない火事騒動の?末は?
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Posted by ブクログ
南町奉行シリーズの4冊目です。ゆっくり読んでたので、忘れたところもあります。 まずは倨傲、思い上がった大工が作った、火事の出やすい家屋の話、その後は、火事がらみの、福岡藩のちょっとしたお家騒動でした。 雨傘屋はやはり鑑識の役になってます。 最後に、宮尾とお糸が何か恋仲?になるのか、どうか。 そのうち...続きを読む5冊目も読もうと思います。
今回も、根岸奉行の仲間たちの強いタッグが見どころ。 耳袋という実際にあった不思議を編纂した物語に基づいて描かれる。 奇妙な、だけどそこには生きている人々の思惑がカオスのようにトグロを巻く事件。
〈耳袋秘帖 南町奉行〉シリーズ第四作。 江戸で火事が多発していることで根岸奉行は老中・水野忠成に叱責されるという冒頭シーン。このことは全編に渡って描かれ、その理由は最後に明かされるのだが、その合間に今回も様々な小ネタが挟まれる。 廻船問屋〈徳州屋〉が開いた「おとな花火の宴」(名前からして怪しい)...続きを読むで起きた怪異。 『赤猫』と呼ばれる大工が建てた家が焼ける事件に宿屋で起きた殺人事件。 火事もなく誰もいないのに勝手に鳴る『お化け半鐘』事件に再び起きた殺人事件。 燃えながら走る『火の玉小僧』事件と謎の『火消し婆』。 小ネタはその度に一応の解決はされるのだが、その繋がりについては今一つ分からないものもあった。私の読解力不足かも知れないが。 或いは次作に続く謎なのだろうか。 ただ今回もチーム・根岸の活躍は楽しい。 雨傘屋は現代の鑑識&トリック解明&からくり再現を担っているし、雨傘屋と組んでいる女岡っ引・しめさんは得意の聞き込みやひらめきで事件解明の切っ掛けを作っている。 また凶四郎&源次の夜回りコンビに椀田&宮尾のお久コンビもいて賑やか。 宮尾もしめさんに負けず劣らず聞き込みは上手い。だがその上を行くのは根岸。思わず語りたくなる雰囲気があるのだろう。 また椀田の姉・ひびきや根岸の思い人・力丸の久しぶりの登場も嬉しかった。 冒頭に登場した謎の女・お糸が今後もキーパーソンとなるのか。宮尾は美人に興味ないのに美人と縁がある。 ひびきも気が気ではないだろう。二人が良い感じになっているところも読んでみたいが。 ※シリーズ作品一覧 ★はレビュー登録あり ①「南町奉行と大凶寺」★ ②「南町奉行と深泥沼」 ③「南町奉行と餓舎髑髏」★ ④「南町奉行と火消婆」本作★ ⑤「南町奉行と犬神の家」 ⑥「南町奉行と首切り床屋」
火事が相次ぎ、火消し婆が活躍する火事騒ぎまでおこり、その謎を解き解決していく話。力丸が久々?にチラッと登場。しめの「20年後は私が火消し婆か十手婆」発言に根岸だけだなく私も(笑)
耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第四弾。 江戸の町で火事が多発。公儀から叱責を受けた町方は総出で“火の用心”の強化に努めることに。 そんな折、ある廻船問屋で開かれた花火の宴で、巨大な火花の妖かしが現れて・・・。 今回は多発する火災の裏側で怒っている出来事・・宗源火、“赤猫”と呼ばれる大工、火の玉...続きを読む小僧、火消し婆等々・・といった謎から、某藩のマッチポンプ的なお家騒動に至るまで、“チーム根岸”の面々がバランスの良い活躍ぶりで根岸奉行をサポートして、真相に迫っていきます。 最近、赤丸急上昇中の雨傘屋は、“からくり系”に強いので、根岸奉行も重宝している様子ですね。 そんな雨傘屋の上役(?)の、しめさんの承認欲求も微笑ましいものがあります。 そうそう、久しぶりに椀田さんの姉のひびきさんも少しだけ登場して嬉しかったです。 宮尾さんとの関係はどうなっていくのでしょうね・・そして、謎の女性・お糸も気になるところです。 という訳で、次巻も楽しみにしております~。
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耳袋秘帖・南町奉行シリーズ
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風野真知雄
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