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Posted by ブクログ
耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第十弾。
夕闇迫る逢魔ヶ刻の橋の上に佇み、親戚から預かった大金を紛失したことで途方に暮れる南町奉行所の同心・加麻田。
そんな時、同じ橋の上で異様な姿の遺体が発見されます。
町の民たちは「魔物のしわざ?」とザワつきますが・・。
”逢魔ヶ刻”とはいえ、まだ行きかう人の多い橋の上で起こった殺しを皮切りに、探索する同心たちの目前で橋のたもとにいた占い師が殺された件、紙問屋に出没するという女中の幽霊の件、商家を襲った「天狗つぶて」の件、そして亡くした大金の行方の件、等々・・といった謎を追っていくうちに、過去に起こった廻船問屋の詐欺トラブルが浮かび上がってくる展開です。
今回も、いつもと同様”チーム根岸”のメンバーがそれぞれの役割をこなしているのですが、特に宮尾さんの”女中たらし”のスキルはメンバー達の共通認識となっているようで、椀田さんにも「女中殺しの宮尾さま」とイジられていました。
(で、勿論しっかり女中さん達から情報を聞き出す宮尾さまw)
一方、別ベクトルで聞き出し上手な女岡っ引きのしめさんは、殺された海産問屋の元番頭に胸をときめかせ、”乙女”な一面を見せてくれていましたね。(結果は色んな意味で残念でしたが・・汗)
そして、終盤では根岸奉行が名探偵よろしく真相解明してくれるのですが、今回エライ目にあった同心(部下)の加麻田さんの為に、格上の旗本にも「はっきり言うが、(略)奉行所の同心にずいぶんなことをしてくれたな」と、きっちり物申してくれるところとか、改めて根岸奉行って理想の上司ですよね~。
賢いだけでなく、ちゃんと部下を守ってくれるから”根岸様の為に一生懸命働こう”って気にもなるってもんです。
と、いうことで今回も安定の読み心地で楽しませて頂きました。
ご無沙汰しているメンバー・・坂巻さんや栗田さん、ひびきさんの再登場もお待ちしております~。
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小説・文芸
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