風野真知雄のレビュー一覧
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第十二弾。
・・てか、表紙怖いって!
ということで(?)、今回は何故か鳥の姿を見かけなくなった江戸の町で起こる“鳥がらみ”(ムササビとか鳥じゃないのもありますけど)の数々の事件から、とある大名家の背後で図られた“計画”の謎に至るまで、根岸奉行とその配下たちが事件解決に挑みます。
前巻でめでたくよし乃さんと所帯を持った凶四郎さんは、夜に“ちゃんと眠く”なったりと精神が安定したようで何よりですね。
ただ、これで昼勤になるわけではなく、今後も江戸の治安の為に夜回りを続ける模様でございます。
そんな凶四郎&源次コンビと、しめさん&雨傘屋コンビ、そしてちょっと出番少なかったけど椀田&宮尾コンビが今回も安定の活躍で根岸奉行をサポート。
特にしめさんは、拉致られてしまったりと思わぬ大ピンチに陥りましたが、“チーム根岸”が救出できない訳ないでしょ!と思いながら読んでいるので、(少しハラハラしたものの)まぁ安心の展開ってことですな。
それにしても毎回思うのですが、根岸奉行のパーフェクトヒューマンっぷりにはホント感服しちゃいますね。
“チーム根岸”は勿論、根岸様の御屋敷で働いている女中さん達も働きやすそうですし、仲も良さそう・・私も根岸様の元で働きたくなった次第です。
ということで、この度もサクッとストレスフリーに楽しませて頂きました。
このところ、多忙からの心身疲弊でなかなか読書ができなかったのですが、そんな時本書のようなライトなシリーズ物はリハビリ(?)にピッタリでありがたいですね~。 -
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味見方同心シリーズのサードシーズン・魔食 味見方同心(四)
南町奉行所味見方同心・月浦魚之進が食べ物に関する事件や謎に挑む、連作四話が収録されております。
さて本巻の“お品書き”は・・
・寿司を海苔でくるんでおにぎりのように真ん丸にした、おにぎりと寿司の中間のような食べ物「おにぎり寿司」
・水天宮前のうどん屋が作る“子どもの材料(タケノコ、カズノコ等々)”が入った、子どもが授かる?という噂の「子どもうどん」
・ゾウの肉(!)を煮込んだという「ゾウ煮」
・不気味な生き物の頭が椀に入っている「怪獣椀」
・・といった、訳ありメニューの数々が登場(「ゾウ煮」は結局食べられませんでしたが)。
「おにぎり寿司」や「子どもうどん」は、料理としての珍しさ度は低い(ありそうといえばありそう)ですが、おにぎりの具(寿司ネタ)が食べるまで分からなかったり、子宝にご利益のある水天宮前で「子どもうどん」のお店を開いたりする点に、目の付け所の良さがありますよね~。
ただ、「おにぎり寿司」を始めた経緯が、如何せん下品すぎてちょっと引きましたけど・・(結局それで、主が殺されちゃいましたし・・汗)。
で、これらの珍メニューに絡んだ謎や事件を、魚之進&麻次のコンビが、魚之進の妻・おのぶの助力を得つつ、解決していく展開はいつも通り。
ところで、今回気になったのは第三話から登場した、元廻船問屋の旗本・織豊川超蔵ですね。
中野石翁に接近したり、謎や事件の背景に彼の気配が見え隠れしたりと、何かと行動が怪しすぎるので、彼が何を企んでいるのか気になるところでございます~。
(次巻でも登場するのかな?) -
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第十一弾。
江戸の町に「両国の見世物小屋で人が殺された」という噂が出回ります。
ですが、町奉行所に“人が殺された”という実際の届けは入っておらず、真偽を確認する為に見世物小屋で賑わう両国広小路界隈の調査に乗り出す“チーム根岸”の面々ですが・・。
若い女性が殺されるという演目の〈殺され村〉、その〈殺され村〉で死んだ女が重箱から化けて出るという〈重箱から幽霊〉、謎の怪鳥が大風を起こす〈怪鳥、江戸襲来〉、胴体から離れたクビが踊る?〈生首踊り〉といった、様々な趣向を凝らした・・てか、今なら炎上しそうな見せ物の仕掛けの謎を解明しつつ、それらの裏で起きた犯罪の真相を追及する流れとなっております。
見世物の演目のあまりの禍々しさに、椀田さんとしめさんが一時離脱してしまう一方で、“からくり”が得意な雨傘屋は、天才からくり師・奇右衛門への聞き込みを担当し、“女性担当”の宮尾さんは〈殺され村〉でバイトをしている娘に接近して話を聞きだすという、“安定の役割”をきっちりこなしてくれております。
そして、いつものように根岸奉行が最終的な解決に持っていってくれるのですが、この度の事件の裏側に潜んでいた、人間の残虐性や危うい性向についての根岸さまの考察は何気に深いところをついているな・・と思わせるものがありました。
さらに、今回の事件の黒幕が暴かれたことによって、凶四郎さんと川柳の師匠・よし乃さんの関係に思わぬ転機が・・ラストのよし乃さんの一句が良いオチになっていましたね。
ところでちょっと思ったのですが、これを機に凶四郎さんが夜回りではなく昼勤務に復活するということもあるのでしょうか・・?
とりま、次巻も楽しみにしております~。 -
ネタバレ 購入済み
うーん、思ってたのと…。
違った…。
時代物好きで特に夫婦物語が好きだし面白そうだったから読んでみたけれど。
主役2人の名前からして織姫と彦星みたいな感じだから、離れ離れの夫婦なのかそれとも永遠に再会出来ない哀しい物語なのか…とも思ったり。
1話完結と思っていたらどうやら続くみたいですね?。
この作品、夫婦だからと言ってイチャつくものでもないし、まぁイチャつかなくてももっと読んでいて幸せを感じられるような内容ならば大好きになれたんだろうけど、ラブストーリーとして読むと後悔かな。
絵は綺麗だから好きなんだけど。
とにかくハッピーエンド希望。