風野真知雄のレビュー一覧

  • 筒井順慶 勝機を見ぬいた知将

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    洞ケ峠で有名な筒井順慶。父の死によって幼くして筒井家を継ぐ。三好家の家臣松永久秀が大和に侵略居城を追われる。その後は松永と反目した三好三人衆と手を組み松永を打倒する。順慶は織田信長に主従するその後松永は徐々に判断を誤り大和の支配圏を順慶に奪われる。寄親明智光秀による本能寺の変にも冷徹に秀吉と光秀の器量を判断し中立を守る。天下人になる秀吉を相手に家を守るが2年後突然死去し養嗣子定次の代に伊賀へ国替えを命じられる。関ヶ原後豊臣秀頼に近づき改易となる。

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    2019年09月08日
  • 眠れない凶四郎(二) 耳袋秘帖

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    耳袋秘帖シリーズ・ 眠れない凶四郎編(二)

    凶四郎の妻・阿久里さんの死の真相はいまだに闇の中。
    “鬼の会”の動向・実態が気になるところです。

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    2019年07月11日
  • 閻魔裁き (三) 吠えろ閻魔

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    シリーズ完結。

    えっ、もう終わっちゃうのか・・。
    大奥との対決が楽しみだったのに、残念です。
    “脇坂閻魔”こと、脇坂淡路守安董は勿論、“風神雷神コンビ”も好きでした。
    今後もこのような、痛快なシリーズを描いていただくのを楽しみにしております。

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    2019年07月01日
  • 閻魔裁き ㈠ 寺社奉行脇坂閻魔見参!

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    シリーズ第一弾。

    寺社奉行に任命された脇坂淡路守が主人公。
    やる気満々すぎるお奉行の“閻魔裁き”が痛快です。
    読みやすくて、何も考えずに楽しめます。

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    2019年06月29日
  • 昭和探偵4

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    風野真知雄『昭和探偵4』講談社文庫。

    第4巻。書き下ろし。全4話収録の連作短編集。昭和の謎を解決する昭和探偵・熱木地塩。平成から令和と時代は移ろい、遥か遠くになりゆく昭和……

    懐かしさはあるが、ただそれだけという感じ。可もなく不可もなくという平凡な作品。まだシリーズは続くようだ。

    ふりかけ、プロレス全盛期、駅の伝言板、ストリーキングと昭和の時代を象徴するものをテーマに探偵の活躍が描かれる。

    本体価格640円
    ★★★

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    2019年06月20日
  • 幻魔斬り 四十郎化け物始末 3

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    まだまだ時間たっぷりあると思わずに、1日1日を大事にしていけば、遠山の金さんみたいな方との出会いもあって、浪人だった主人公さんも同心になれました、江戸の街の人々にも慕われるようになりました…って感じで終わりました。

    なんだかんだで出逢いって大事なんだな。
    自分を人間的にも引き上げてくれる尊敬できるしっかりした友人ができるように、自分も頑張らなくては。

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    2019年05月12日
  • 月光値千両 妻は、くノ一 5

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    松浦静山の振る舞いに目を光らせる中奥番の鳥居耀蔵(とりい・ようぞう)が、川村真一郎に協力し、静山の動向をさぐろうとします。一方、しだいに真一郎に追い詰められていく織江は、母の雅江に背中を押されて、ついに御庭番から足を洗うことを決意し、川村に戦いを挑みます。

    一気に物語が動き出し、くのいちの戦いがくり広げられていく展開にすこし戸惑いましたが、おもしろく読みました。

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    2019年03月26日
  • 風の囁き 妻は、くノ一 4

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    彦馬は、身近に起こる事件を名推理で解決していきます。一方、織江の行動に不信を抱いた御庭番頭領の川村真一郎は、彼女の動向に目を光らせるようになります。

    彦馬が織江の秘密に接近していく一方、織江の身にもしだいに危険がせまり、しだいに緊迫感が高まっていく展開につづきが気になってしまいます。

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    2019年03月26日
  • 身も心も 妻は、くノ一 3

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    前巻の最後は、静山のもとに潜入することに成功した織江が、辰吉という男に襲われるという引きで締めくくりとなっていました。本巻の冒頭で、彼女の危機を察知した犬に助けられるという結末がつけられます。

    一方本巻のラストは、織江が静山の計画を知ってしまい、くのいちとしての使命と彦馬への想いの相克に直面させられるという、いっそう深刻な展開で次巻へと引き継がれていて、つづきが気になってしまいます。

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    2019年03月25日
  • 星影の女 妻は、くノ一 2

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    日本の開国をめざす松浦静山のもとに仕えることになった彦馬は、『甲子夜話』のもとになったさまざまな事件に巻き込まれつつ、名推理によってそれらを解決していきます。一方織江は、くのいちとしての使命と彦馬への愛のはざまで苦悩し、さらにライヴァルのくのいちであるお弓の恨みを受けるなど、いくつもの試練をくぐり抜けながら、彦馬を見守ります。

    時代小説にミステリの風味をまぶして、全体をライト文芸的なテイストに仕上げたシリーズで、本格的な時代小説ファンやミステリファンにはおそらくもの足りないと感じられるのでしょうが、空いている時間に軽い気持ちで読むことができます。

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    2019年03月25日
  • 妻は、くノ一

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    平戸藩士で天文学に造詣の深い雙星彦馬(ふたばし・ひこま)のもとに、織江(おりえ)という美しい女性が嫁いできますが、まもなく織江は遁走してしまいます。織江は、平戸藩の松浦静山の動向をさぐるために幕府が送り込んだくのいちだったのです。織江をさがすため、彦馬は江戸へ趣き、さまざまな事件を解決していきます。一方織江は、身分を明かすことができず、ひそかに彦馬を見守りながら、くのいちとしての仕事をつづけていきます。

    登場人物たちの性格はキャラクター性が強く、ストーリーも文体もライトなので、軽い気分で手に取ることのできる時代小説です。

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    2019年03月25日
  • 眠れない凶四郎(一) 耳袋秘帖

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    耳袋秘帖シリーズの新章がスタート。

    土久呂凶四郎という、すごい名前の同心が主人公。
    勿論根岸奉行も登場しますし、前シーズンでも出ていた椀田さんや宮尾さんも、ちょいちょい登場します。
    (今後、栗田さん坂巻さんも登場すると嬉しいな・・。)
    凶四郎の妻・阿久里の死の真相も気になりますし、“鬼”の謎の背景に恐ろしい犯罪集団の影がちらついていそうです。
    新しい相棒の源次もいい奴ですし、今シーズンも楽しめそうな予感です。

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    2019年03月02日
  • 隠密 味見方同心(二) 干し卵不思議味

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    この回から今まで、全てにおいて兄の影になっていた弟が兄の後をついで「味味方同心」となり活躍!
    のんびり思考を重ね、粘り強い性格で、奇妙な事件もかいけつ!

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    2018年12月18日
  • 閻魔裁き (三) 吠えろ閻魔

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    第三弾
    背後に潜んだ大奥の陰謀を複線に、寺社奉行脇坂と鶴田と亀山の風神雷神コンビが
    ちょっと面白さに欠ける?、やはり根岸奉行の耳袋の方が

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    2018年12月17日
  • 極道大名2 窮虎、将軍を噛む

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    第二弾
    ついに始まる吉宗との闘い
    どうしても荒唐無稽な話に、大岡奉行も登場し、彼らの業績の裏側が?

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    2018年11月17日
  • 極道大名

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    新シリーズ第一弾、大名やくざの続編
    将軍の地位を狙って策を気楽に、扱いやすい大名を立てようと策謀するが
    結局一番ふさわしくない吉宗が
    今後は九州の大名たちと、はたまた尾張宗春と

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    2018年11月13日
  • 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

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    ネタバレ

    土橋章宏の「隠し味」は泣けた。
    諸田玲子の「最後の女」は、平蔵が女と情を交わすのが納得いかなかった。
    逢坂剛はまるで漫画の鬼平しか読んでないようなキャラ作りで好きではなかった。
    あとは概ね良しかな。

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    2018年10月22日
  • 身も心も 妻は、くノ一 3

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    二巻を飛ばして三巻を読む。あまり順番は関係ないような感じだ。彦馬の話と織江の話が付かずはなさずにつながって行く。近くに寄りながら離れる。これからの巻もこんな調子なのだろう。静山の屋敷に潜入した織江が見つけたものは?これからの巻でそれが話題となるのだな。

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    2018年10月20日
  • 昭和探偵1

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    西新宿の雑居ビルで開業22年のおっさん探偵・熱木地潮が「昭和」の謎に挑む。一見マヌケな事件の陰に潜む昭和の巨悪とは。新シリーズの第1弾。
    アグネス・ラムの落とした水着ってネタで、思わず購入してしまったが期待はずれ。平成最後の年でもあるし、歴史になりつつある「昭和」の事件の再検証的なものを期待したのだが。

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    2018年10月08日
  • 耳袋秘帖 小石川貧乏神殺人事件

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    ネタバレ

    小石川の質屋が一家心中をした。質屋もそんなことがあるや、と疑問に思う。貧乏神を祀った祠が壊され、貧乏神が小石川の街に迷いでてるから景気が悪くなったのだろうか。

    一つ一つは小さな事件や小さな不思議だが、実は関連していた。
    今回も宮尾と椀田の大活躍。
    貧乏だった旗本が、父親が死んで後始末をして見つけた骨董品でにわかに裕福になったが、それがゆえに帰って悪意がやどることに。。。

    耳袋の不思議な話と根岸の知恵比べ。
    今回も根岸の痛快な推理の妙が冴える!

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    2018年10月01日