風野真知雄のレビュー一覧

  • 耳袋秘帖 南町奉行と餓舎髑髏

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    耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第三弾。

    海産物問屋〈三陸屋〉の蔵の中で、十人以上ものバラバラ死体が見つかります。
    さらに、ただ一人店内で殺されていた手代のかたわらには血文字で「がしゃどくろ」と書かれていて・・・。

    長年耳袋秘帖シリーズを読んできて、様々な風変わりな事件がありましたが、今回の現場はトップクラスに入る凄惨さでしたね。
    この度も“チーム根岸”の面々・・凶四郎さん、椀田さん、宮尾さん、雨傘屋、しめさん等々の、役割分担がしっかりできていて、各人の成果を根岸奉行がまとめ上げるという鉄板の流れで、安心して読めました。
    個人的には今回の敢闘賞は雨傘屋かなと思います。バラバラになった骨から

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    2022年10月02日
  • いい湯じゃのう(二) 将軍入湯

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    肩の凝らないお気楽温泉時代劇 第二巻。

    将軍吉宗は町の湯屋に通い始め、肩の凝りもほぐれ始めている。
    湯屋に持ち込まれる謎解き、温泉が汚される謎、将軍の御烙印、天一坊をめぐる悪者どもの暗躍。
    話は色々と展開しながら次号に続く。

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    2022年09月25日
  • 潜入 味見方同心(二) 陰膳だらけの宴

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    沢山の事件と難問を抱える魚之進

    ボッとして惚けて頼りない態度はしているが頭の良い味見方、月浦魚之進はいよいよ江戸城に登城する日が来た。将にその日、御膳奉行松田欽四郎が朝餉の味噌汁に仕込まれた毒により亡くなる事件が発生した。魚之進は将軍毒殺の計画が身近に迫るのを感じる。
    再度、市中見廻りに戻った魚之進は、高価な根付けや器などを握り飯の中に隠し、天麩羅にして盗む事件で、利介という大阪から来た金持ちの料理人を捕まえた。魚之進は、友人の本田伝八の祖父が書いた疑惑帖が役に立ち、利八が盗人であると確信したためである。
    第二話「スッポンポン」は、スッポン鍋を食べるには裸にならないといけない料理屋の名である。店の主が客を裸にさせてふんど

    #笑える

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    2022年08月23日
  • 同心亀無剣之介 殺される町

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    時代物には珍しい倒叙ミステリー。
    ただこの手の作品にはよくある、探偵は一見冴えないキャラクター。
    縮れた髪の毛と名前から『ちぢれすっぽん』という酷いあだ名を付けられている臨時廻り同心・亀無剣之介。
    だが名前の通り剣の腕と推理力は卓越している。
    シリーズ第六作は三編。

    人気の手妻師が瓦版屋を、有名料理屋の主が土地を買い占めようとした豪農を、堅物の駕籠かきが相棒を殺したそれぞれの事件を解き明かす。
    倒叙方式なので犯人はあらかじめ分かっているが、明かされていない部分もある。どうやって殺したのかやその動機など。そこを亀無と一緒にこちらも考えていく楽しみがある。

    亀無の立ち位置は何とも掴みどころがな

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    2022年06月16日
  • 宮本武蔵の猿~奇剣三社流 望月竜之進~

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    望月竜之進は、諸国を剣術修行で廻っていた。5編の作品からなるが、ぼくは「宮本武蔵の猿」よりも「沢庵和尚の蛙」が面白いと思った。

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    2022年06月11日
  • わるじい慈剣帖 : 8 だれだっけ

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    時々無性に読みたくなるのが、
    ユーモアとペーソスを感じさせる筆致の
    風野真知雄さんの作品。
    これは隠居した元目付け身分の武士が、息子が外に作った女の孫、桃子にぞっこん!
    その安全を守ろうと家を出て子守りを勝手出る、、というシリーズ。

    今回は前作に続き、珠子の妹分の芸者、蟹丸。
    元気で明るく芸事にも熱心で珠子を尊敬する芸者。
    その蟹丸には、人に言えないヤクザな兄が。
    その兄、千吉の魔の手から逃げようと蟹丸は姿を消す。

    桃太郎も、音吉に襲われてから、危険を察知し、桃子を遠ざけることにした。
    珠子も桃子の安全を第一に夜のお座敷は断る。

    他に良い芸者が少ない地域で、お座敷は閑古鳥。

    桃太郎の動

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    2022年06月05日
  • 眠れない凶四郎(二) 耳袋秘帖

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    痛快だ。

    いい。いい。源次がいい。源次のおっかあもいいなあ。おっかあの店の煮物を食べてみたくなった。

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    2022年05月12日
  • いい湯じゃのう(二) 将軍入湯

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    ほんわかとしたムードで始まった第1巻から
    続く第2巻では、いよいよ思惑の違うものを持った人々がそれぞれに動き始める。

    お風呂が主題の物語だが、風呂談義に終わらないのが
    この作家。
    新しい視点で有名な人物を書き分け、ぐっと読む人に近づける。

    これから波乱が押し寄せそうな第2巻。

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    2022年05月11日
  • 眠れない凶四郎(五) 耳袋秘帖

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    第五弾
    天才的な鑑賞眼を持つ男の悲しき両親に係る因縁
    定信をも巻き込む悲しき結末、そして女師匠との関係は悲しく?

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    2022年05月07日
  • 眠れない凶四郎(一) 耳袋秘帖

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    別シリーズ第一弾
    意に添わぬ妻阿久里が何故か出会い茶屋で切り殺された?
    以来夜眠れなくなった凶四郎は夜専門の見回りに、

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    2022年05月07日
  • 耳袋秘帖 南町奉行と深泥沼

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    第二弾
    足守に領地を持つ旗本の屋敷ある不思議な沼が背景に
    いくつかの事件が関連して起こるが背景はお家騒動が、一風変わった開墾派と現状維持派の新規開発の立場の違いが、そして乳母離れしてない若い当主が

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    2022年04月26日
  • 濤の彼方 妻は、くノ一 10

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    妻は、くノ一 1~10巻

    いつも感心することだが、この作者の筋立ては骨太で読んでいて飽きない。さらにこの物語では恋愛感情をさりげなく美しく描いる。時代小説の新しい方向性を示しているような気さえする。登場人物が荒唐無稽なところは感心できないが傑作と言える作品である。

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    2022年04月25日
  • 耳袋秘帖 南町奉行と大凶寺

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    耳袋秘帖・南町奉行シリーズ第一弾
    不吉な名で呼ばれる題経寺、背後には堕落した寺社を恨む者たちが、泥棒が残した運慶の残した秘仏?
    幽霊に扮して稼ぐ女の殺人等、間に色々な事件を挿みながら終結へ

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    2022年04月24日
  • 那須与一の馬~奇剣三社流 望月竜之進~

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    3巻目。

    両国橋の狐
    箱根路の蛍
    静御前の亀
    東照宮の象
    那須与一の馬

    今回も肩の力を抜いた素敵な主人公の大活躍。
    自分を自分以上に見せるといった見栄がないところが美徳。
    自分を足る!

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    2022年03月21日
  • 耳袋秘帖 南町奉行と深泥沼

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    耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第二弾。

    麻布界隈で起こる怪しげな出来事と、大身旗本の屋敷内にある“がま池”と呼ばれる沼の怪異の関係は?根岸奉行とその配下たちが真相に迫ります・・。

    前巻でなし崩し的に、しめさんの手下にされてしまった“雨傘屋”が、本書でもなかなか頑張っております。
    ただ、せっかく気になる噂を聞き込んできても、しめさんの独断で潰されがちなのがお気の毒です。
    それに比べて、凶四郎と源次の息の合ったバディっぷりは安心して見ていられますね。
    そして、我らが根岸奉行はどんな些細な事でもしっかり拾い上げてくれて、それがお奉行の思考の柔軟さに繋がっているのかな、と思います。
    今回も旗本屋

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    2022年03月19日
  • 眠れない凶四郎(五) 耳袋秘帖

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    ネタバレ

    松平定信をキライで歴史を読んできた
    たまに小説で褒めてあると腹立たしい
    耳袋シリーズの定信はしょうもない奴
    に描かれていて肌に合う(´・ω・`)

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    2022年03月14日
  • 眠れない凶四郎(四) 耳袋秘帖

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    ネタバレ

    凶四郎が眠れなくなった原因は
    妻の殺害だったのだが、その後
    俳諧の師匠を憎からず想う所が
    男の煩悩なのだろう(´・ω・`)

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    2022年03月14日
  • 眠れない凶四郎(三) 耳袋秘帖

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    ネタバレ

    凶四郎の妻「阿久里」の仇が取れました
    まさかの(ネタバレ)だったとは

    でも、鬼の会の事は未解決(´・ω・`)

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    2022年03月12日
  • 眠れない凶四郎(二) 耳袋秘帖

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    ネタバレ

    凶四郎シリーズ第2弾
    眠れなくなった理由は旗本の娘にしては
    町娘のように威勢がいい妻の阿久里が事
    件の被害者として死体で横たわっていた
    からであり、シリーズの根底には妻の死
    を取り巻く謎と奇妙な鬼を祀る人達が意
    味ありげに物語を彩る(/・ω・)/

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    2022年03月09日
  • 眠れない凶四郎(一) 耳袋秘帖

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    ネタバレ

    耳袋秘帖の凶四郎シリーズ
    物語の世界が広がり、派生的に新たなシリーズ
    が産みだされるのは、読者としてはぬるま湯に
    ひたり続ける怠惰でステキな世界だ(/・ω・)/

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    2022年03月09日