あらすじ
伝説のやくざ・仔犬の音吉の襲撃を受けて以来、愛する孫の桃子が万が一にも危険な目に遭ってはならぬと、何より楽しみな桃子との交流をしばらく控えることにした元目付の愛坂桃太郎。そんな傷心の桃太郎に、さらに衝撃を与える出来事が。なんと五つしか歳の違わないかつての上役が惚けてしまったというのだ。桃子の成長を見届けるため、まだ惚けるわけにはいかない桃太郎は、惚けを防ぐ術を探しはじめるのだが……。孫を背負って悪を斬る、大人気時代小説シリーズ、第八弾!
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また、面倒臭いヤクザに、敵認定されたものだ。それにしても、元目付とは言え、隠居して、孫のお守りだけが、楽しみという、爺さんに、何の因果か、次から次へと、事件やら難題が降りかかる。さて、どう片付けて行くんだろう。
Posted by ブクログ
医者のすすめに従い米を減らし魚や野菜を多く食べ始めた「わるじい」卯右衛門
の蕎麦屋で注文するは「キノコ2倍盛りそば」
千吉の策略で雪の中、やくざたちに襲われ大ピンチ。何とか無事に切り抜けますが、偶々居合わせた愛坂家の中間2人たちが強くてびっくり。流石「わるじい」の中間たち。同じく生きるか死ぬか紙一重の闘いに居合わせた孫の善吾。喧嘩は10年早いからやめると言って帰っていきました
匿名
今回は泣く泣く桃子ちゃんと一緒に居ない方が
安全だと判断した。ちょこちょことしか桃子ちゃんが出てこないので残念です。
早く問題が解決して桃子ちゃんとのほのぼのシーンを
読みたいです。
Posted by ブクログ
時々無性に読みたくなるのが、
ユーモアとペーソスを感じさせる筆致の
風野真知雄さんの作品。
これは隠居した元目付け身分の武士が、息子が外に作った女の孫、桃子にぞっこん!
その安全を守ろうと家を出て子守りを勝手出る、、というシリーズ。
今回は前作に続き、珠子の妹分の芸者、蟹丸。
元気で明るく芸事にも熱心で珠子を尊敬する芸者。
その蟹丸には、人に言えないヤクザな兄が。
その兄、千吉の魔の手から逃げようと蟹丸は姿を消す。
桃太郎も、音吉に襲われてから、危険を察知し、桃子を遠ざけることにした。
珠子も桃子の安全を第一に夜のお座敷は断る。
他に良い芸者が少ない地域で、お座敷は閑古鳥。
桃太郎の動きを止め、千吉は噂を撒く。