あらすじ
一段と活発になり、愛らしさを増した孫の桃子を可愛がるのに忙しい元目付の愛坂桃太郎。一方で江戸の町ではやくざたちの間に不穏な空気が漂いはじめ、その中心には桃太郎を慕う芸者の蟹丸の兄である千吉の影があった。憎からず思う蟹丸のことは気がかりではあるものの、桃子の安寧のためにはやくざの揉め事になど関わりたくはない桃太郎なのだが、否応なくその諍いに巻き込まれてしまい……。孫を背負って悪を斬る、大人気時代小説シリーズ、第七弾!
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「仔犬の」が「濃い布」!?一連の犯人は、音吉か?
それと、珠子は、仁吾に続いて、また、しょうもない男に、惹かれて行くのか?どうなって、行くんだろう?
Posted by ブクログ
朝から魚市場であんこう鍋を食べる「わるじい」世の珍事に隠れた想像を絶する人の思惑を今日も柔らかーい頭で解いていきます
蟹丸の兄千吉の怪しい動きが気にないます
Posted by ブクログ
主人公の愛染桃太郎、元目付けで若い頃はやんちゃもしたなかなかの老人。
息子が芸者と作った子供桃子にぞっこん。
桃子を無事に育てるために隠居の自由さで同じ長屋に住み込み、自由気ままに孫育て。
そんな桃太郎が、今回も少しボンクラな同心、雨宮を助けて事件を解決するのだが、桃太郎にも魔の手が。
作品の中で思わず出るじいじの言葉が実に共感できて、うなづいたり、ほうっとしたり。
私の大好きな作家。