風野真知雄のレビュー一覧
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上様の毒殺を危機一髪で止めた魚之進
①傷だらけの麺
麺も料理人も傷だらけ
②結びどじょう
くるりと結ばれたどじょうがそのまま浮かぶ汁。神社境内の店ゆえに縁結びの汁。つるつるのどじょうを一瞬で結ぶ技、料理人は元掏摸のハヤブサの助三
③牛の活きづくり
生きた牛の背中にまたがりその場で背中の皮を剥がし肉を食べる⁈
④青い飯
朝顔で色付けされた青いご飯。その青いご飯を食べるは、葵の御紋の上様を食べる。これも北大路魚明庵の策略
カエルの顔をした「おのぶ」の存在が魚之進の中で大きくなってきた様子。二人の会話は面白い。親友の本田のキャラも面白い。それに青いご飯は是非見てみたい。どこかで食べれないかしら -
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第十四弾。
品川宿の高輪南町で次々と住人が姿を消す謎の現象が起き、根岸奉行の配下たちが調査にあたることに。
町では天狗の仕業という噂が広まりますが・・。
大坂から二年ぶりに高輪南町に帰ってきたおゆきが、知り合いが悉く居なくなっている状況に、
“・・ここは、あたしの知っている町じゃない・・”
と、困惑する様が書かれた導入部から始まり、高山稲荷では天狗のうちわのような赤い羽根を握った赤ん坊が置き去りにされていたり、海苔を商う〈佐野屋〉という商家が一晩で建物ごと消えていたり・・等々、“チーム根岸”の面々が探索している最中にも、次々と高輪南町の住人をめぐる怪事が続いていくという展開です。
恐らく、この地域の住人達を立ち退かせたい何等かの圧力が働いているのだろうな・・と思わせつつ、今回はいつになく“様子見”の姿勢が長かった根岸奉行ですが、終盤で楽翁様こと松平定信が耳にした“由々しき話”から、この度の“住人入れ替え(?)”の件の黒幕と陰謀を鋭い視点でちゃんと暴いてくれますので一安心。
毎度のことながら、流石の洞察力に楽翁様も「・・持つべきものは根岸だな」と、ご満悦の様子でしたね。
ということで、今回も根岸奉行の名推理とお馴染み“チーム根岸”メンバーの活躍を楽しませて頂きました。
そうそう、今回は超久しぶりに坂巻さんがちょっっっとだけ登場したのが嬉しかったですね~♪ -
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味見方同心シリーズのサードシーズン・魔食 味見方同心(五)
南町奉行所味見方同心・月浦魚之進が食べ物絡みの事件に挑む、連作四話が収録されております。
さて本巻の“お品書き”は・・
・牛の乳よりうまい?「豚の乳」
・“薬乳の効果絶大(?)”との噂の「父(男親)の乳」
・不細工な魚・オコゼに手を加えて美形にした「美人オコゼ」
・蛇のかたちで縁起を担ぐ?「蛇大福」
・・といった、ラインナップでございます。
正直、一話と二話の「豚の乳」、「父の乳」は“オエー・・(-_-;)”って感じで気持ち悪かったです~(汗)
(そもそも、牛乳も苦手なんですよね・・私)
とりま、こういった変てこりんな食べ物関連の事件をいつものように魚之進が安定の推理力で解明していくのですが、今回は解決した手柄を他の人に譲ってあげたりなんかして、こういう欲のないところも魚之進の美点だと思いました。
それにしても、気掛かりなのが謎の旗本(元廻船問屋)・織豊川超蔵の思惑ですよね。
今回のいくつかの事件の背景に織豊川の影がちらほら見え隠れしてましたし、どうも北町奉行所とも繋がっている感じですよね・・因みに、南町奉行所のお奉行様は北町奉行所にも「味見方」できたのは把握してるのかな?
何だかこの件に関しても織豊川が関わってるのでは?と個人的に睨んでおります。
さらに、ラストで織豊川が魚之進に意味深な絡みをしてきたのも不穏な感じですし、今後の展開が気になるところですね~。 -
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耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第十三弾。
楽翁様こと松平定信の私邸で「百物語」の会が催され、根岸奉行も半ば強引に誘われて出世することに。
ところが、その会で百話目を語る予定だった廻船問屋〈海原屋〉の主人が顔だけ髑髏という変死体で見つかります。
さらに後日、「百物語」の参加者で殺人の事情を知っている様子だった版元〈文秋堂〉の主人も胸に「×」印を刻まれた死体で発見されて・・。
思えば、根岸肥前守が書いた『耳袋』って、まんま「百物語」みたいなものですよね~・・ということで(?)、今回は「百物語」の会に絡んだ殺人の真相追求を軸に、途中で挟まれる小ネタ的な怪事(「背中の声」、「浅瀬の海坊主」、「ドクロの病」)の解明をしていく流れでございます。
小ネタ怪事に関しては、“チーム根岸”の面々からの聞き込み情報だけで根岸様がサクサク解決。
一方、メインの「百物語」絡みの事件については、チーム根岸”だけでなく、吉野疾風さんを筆頭とした楽翁様の配下たちも別働で探るというW体制で調査していくことに。
死体の“ドクロ”と“×”印から、海賊絡みの犯行か・・?と思いきや、真相というか動機が痴情の縺れ的なものだったのがちょいとズコーって感じでしたね。
ま、ラストの楽翁様の粋な趣向に免じて(?)良しとしますw。
ところで、チーム根岸のメンバーに「女中殺しの宮尾さま」とイジらる程、女中さん達から情報を聞き出すのが得意な宮尾さんですが、この“宮尾マジック”が通用するのは20代半ばから30代半ばの女性だけで、10代の娘には通用しないことが判明。
“ドクロ病”の件を探っている時に、若い娘から「おとっつあんに友だちづらされているみたい」と言われ、落胆しちゃう宮尾さんがお気の毒でございました(^^;)
あと、宮尾さんといえば椀田さんの姉・ひびきさんはお元気なのでしょうかね?是非再登場をお待ちしております~。