あらすじ
同心の雨宮五十郎の貸家で、お貞という名の女絵師が殺された。空き家となったその家に住むことになった愛坂桃太郎は、孫の桃子の近くでまた暮らせることをひそかに喜びつつ、お貞殺しについての調べを進めていた。そんな中、桃子が流行り風邪にかかってしまう。慌てて探した医者に診てもらって事なきを得たのだが、その医者は何やら怪しげな雰囲気を漂わせていた。不安になった桃太郎は医者の正体を探りはじめるのだが……。孫を背負って悪を斬る、大人気シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
あー、もう一文一文が愛おしい。読み進めるのがもったいない。あっという間に読んでしまった。じいが、雨宮に対して、口に出さずにディスるくだりがたまりません!桃子の父で、珠子の夫なので、がまんするしかない。ええい!という心の叫びがにじみ出る義剣シリーズです。
高村の奥方の方は、よく出てくるけど、旦那の方は、出て来ないな。どんな人なのかな?潔癖な奥方と、春画も描く女絵師、妾家業の女、薙刀、胸を一差し、さて、繋がるのか、全く関係ないのか?
Posted by ブクログ
愛してやまぬ孫桃子、芸者だった母親の珠子が八丁堀の同心と結婚したため、会えなかったが、事件をきっかけに近所に。
不思議な事件を解決する桃太郎だが、今回は前回の事件、女絵師、お貞の犯人とお貞の友人である桃太郎好みのおぎんが殺される。次回へ続く。
このシリーズの大好きなところは、祖父祖母の気持ちが心模様として、と書きにふんだんに盛り込まれて、ふっと、笑えるところ。
今回も癒されるこの作者ならではの作風!