あらすじ
元目付で剣の達人である愛坂桃太郎は、愛する孫の桃子の平穏のため、奇妙な事件の数々を解決してきた。しかし、ある事件をきっかけに、桃子は母親の珠子といっしょに同心の雨宮五十郎の役宅に身を寄せることになった。どこか満たされない日々を送る桃太郎は、八丁堀の雨宮家に並んで建つ長屋で人殺しが起きたことを知る。愛する孫のため、頼りにならない雨宮に代わって事件を解決するべく、桃太郎は老骨に鞭打ち立ち上がる! 孫を背負って悪を斬る、大人気時代小説シリーズ、待望の新シリーズ開幕!
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Posted by ブクログ
わるじい秘剣帖シリーズ全10巻、わるじい慈剣帖シリーズ全10巻に続くのがこのシリーズ始まりの1巻目。
読みながらニヤニヤ、ふふふ、、、と。
笑みが溢れ、ニヤつく私。
年寄りの孫可愛さには、親には理解できぬものがある。
その機微が、実によく描かれている。
しかもその主人公、愛坂桃太郎が実に魅力的な隠居なのだ。
健康法も、自分で考え実践。
人が好きで人からも愛され頼られるそんな人物。
芸者と嫡男の間にできた桃子。内孫は男ばかり。
女の子は初めてで、しかもとても可愛らしい。
そんな桃子命の爺。桃太郎は隠居をしてはいるが心身健康そのもの!頭の回転の良さは現役の目付時代から。
今回もいろんな謎を解決しながら、孫のお守りに勤しむ。
Posted by ブクログ
いやぁ面白かった!さすがだわ。私の中では、畠山さんのおけら長屋とこのシリーズはもう鉄板!
桃子の敷地の長屋に空きが出来たときから、じいじが入ることを狙ってた私のような読者さんも多かったのでは?だって、サブタイトルが「またですか」ですもの。
あぁー、早く続きが見たい!
Posted by ブクログ
桃子に会える口実となる事件勃発。その口実をなくしたくない「わるじい」があえて謎には首を突っ込まないことで新シリーズがスタート
慈剣帖→義剣帖。慈剣帖では、命を狙ってきた千吉でさえ最後に命を助けてやろうとした「わるじい」義剣帖となると変化があるのかな