隠密 味見方同心（二） 干し卵不思議味

風野真知雄

月浦魚之進が、殺された兄･波之進。の跡を継いで、同心になった。だが、兄と比べて、すべてが劣っている。皆からも｢大丈夫か?｣と、心配されながら、魚之進は仕事に励む。兄が残した謎の言葉。｢美味の傍には悪がいる｣そして、最高にうまい食べものとはなにか?それと、兄の殺しは関係あるのか。軽妙洒脱な｢風野｣風味いっぱいの｢味見方同心｣シリーズ!

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 歴史・時代小説
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 講談社文庫
• シリーズ: 隠密 味見方同心シリーズ
• 電子版発売日: 2015年04月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

この回から今まで、全てにおいて兄の影になっていた弟が兄の後をついで「味味方同心」となり活躍！
のんびり思考を重ね、粘り強い性格で、奇妙な事件もかいけつ！

[ブクログ · ★★★☆☆]

第二弾。

殺された兄・波之進の後を、ニート（？）の弟・魚之進が継いで、味見方同心に。
皆に心配されながらも、独自の視点で事件に挑む魚之進。兄暗殺の真相はいかに。次巻も楽しみです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

シリーズ第二弾
兄の意志を継ぎ、比較にならない弟魚之進が味見方同心に
頼りないなりに事件を解決しつつ兄暗殺の真相を
背後に幕閣と奉行所内部にも

[ブクログ · ★★★☆☆]

2015/都合良く事件にあたるし、味見方というわりに食部分は物足りなさもあるけど、無難に楽しんで読める。

[ブクログ · ★★★★☆]

食べ物屋さんを巡ることで、そこから悪を暴く「隠密味見方同心」シリーズの第２弾。

やはり、容姿端麗で仕事もでき、ステキな奥さんをもらっていた兄亡き後は、容姿微妙で人見知り、シャープなところが全然なく、アラサーなのに養子先もなかった次男坊さんが跡を継ぎました。

この巻では、それほど前の主人公さんの死についての謎にすいては解明が進まなかったけれど、デキる兄にコンプレックスを持っていたけれど、兄を妬むこともなく素直なところがあった次男さんが、その才能を開花させていく感じでした。

できる上がいて嫉妬で性格が悪くなる人間も多いけど、親が良かったのかな？
環境が人を作るんだなぁ…って思いました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

兄よりほんの少し剣の腕や推理力が劣る弟が、兄の後を継いで味見方同心になる。主人公としては、完璧ではないところが面白い。