風野真知雄のレビュー一覧

  • 恋は愚かと 姫は、三十一 2

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    忠臣蔵の謎がメインの今回のお話。
    物語の中でさえ120年も昔のはなし…いやはや、面白かった。あとはネタバレになるので。

    ちなみにこの忠臣蔵の謎、実話?
    大河ドラマの元禄繚乱から忠臣蔵にハマり、歌舞伎の仮名手本忠臣蔵も観に行きました。言われてみれば、語られていない謎、あったのですね。

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    2013年08月21日
  • 国境の南 妻は、くノ一 9

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    ネタバレ

    自分自身に心術を施してまで彦馬を忘れよう(=彦馬を川村から護ろう)とする
    織江の健気さにきゅんきゅんしてしまう(爆)。
    その心術が結局効かなかったところに恋愛感情の何たるかを見た。

    お蝶が声を掛けてきたときには、次の刺客はお蝶なのかと戦慄したが
    違っていたのでホッとした(そこはドラマとは違うところ)。
    まさか川村本人が出てくるとは思わなかったけど。
    実は川村とお蝶はお似合いなのではないかと常々思っていたので
    終盤のお蝶の台詞はやっぱりね、という感じだった。
    だからこそふたりで幸せになって欲しかったのだが、残念だ。
    お蝶が最後に川村に言った「あんまり女を舐めんなよ」という捨て台詞には痺れた。

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    2013年08月14日
  • 胸の振子 妻は、くノ一 8

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    ネタバレ

    第3の刺客を差し向ける川村真一郎が更に容赦ない。
    しかもその刺客が母のライバルで織江にとっても馴染み深い浜路ときた。
    浜路もやっぱり川村に背いて織江の命を獲ろうとするのだが
    その理由が先のふたりとは違い、女ならではの理由なのが切なかった。
    というか男性の風野氏がここまで描き切るのがすごい。

    この巻の裏の主役は鳥居耀蔵かもしれない。
    可愛さを発動する方向がおバカ方面だと常々思っていたのだが
    それ以外は鼻持ちならない方向のバカだったという。
    完全に飲み屋で嫌われるタイプだったのには爆笑。
    そしてこいつは熟女好きだということがよーく判った(笑)。

    その存在を訝しみつつもなんだかんだで雁二郎を頼り

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    2013年08月13日
  • 幽霊の町 妻は、くノ一 蛇之巻2

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    アメリカが舞台といっても前と同様に江戸の頃といったり来たりの時間軸。
    雁次郎が2度の桜田屋敷の刺客との死闘のあとにも織江と関わっていただなんて…少し無理やり設定な気もしたけど大きな矛盾もないのでそういうことか…程度の疑問。
    ラストは衝撃の事実発覚!!早く次巻出ないかな!

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    2013年08月13日
  • 美姫の夢 妻は、くノ一 7

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    ネタバレ

    彦馬と織江の実際の距離にはあまり変化がないものの
    いろんな横槍が交錯してふたりの立ち位置を無理矢理ずらしていく、という趣。
    事は急激に動かないのだが、幽霊船やら占いやら
    今後を暗示する緩やかな仕掛けが見え隠れしている、という意味で
    この巻は重要な位置付けにあるということか。

    今回は2巻に続いて手習いの子供たちが大活躍。
    その謎解きを通して、彼らの成長を見せるところが心憎い。
    そして、初登場の静山の娘の静湖姫は完全なる横槍要員だと思われる。
    彦馬と連れ立って歩く静湖姫を見て動揺する織江が可愛くてきゅんきゅんした(何)。

    川村が差し向けた第2の刺客は呪術師寒三郎。
    織江は呪術師だと判っているの

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    2013年08月14日
  • 宵闇迫れば 妻は、くノ一 6

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    ネタバレ

    5巻がものすごい急展開だったので、
    今回は本筋の方があまり動かなくて物足りないようなホッとしたような。
    個人的な事情で読むのに間をあけてしまったので
    今回みたいに謎解き主体で本筋がゆったり進むのはインターバルという感じで
    有り難かったというのはあるが。

    くノ一としては優秀なはずの織江なのに、酒浸りになって乱れてしまうところ、
    更に立ち直るきっかけが彦馬がやるように謎解きをしようと思い立つという辺りが
    普通の女の子っぽくて可愛かった。

    織江を取り逃がした川村真一郎が更に執着を募らせるところはやっぱり怖い。
    とはいえ、部下のお庭番たちにはその恋心(執着)をことごとく見破られている辺り
    まだまだ

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    2013年08月12日
  • 耳袋秘帖 妖談しにん橋

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    にしん橋に空目w

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    2013年08月12日
  • 月光値千両 妻は、くノ一 5

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    母子くノ一対桜田御用屋敷軍団との決戦の描写は、ドラマとは異なっている。ドラマでは、一層ドラスチックに描いたか。

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    2013年08月10日
  • 国境の南 妻は、くノ一 9

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    いよいよ物語も佳境。
    お蝶ちゃんが声をかけてきたときにはどうしようかと思ったけれども違ってよかった。
    誰もが応援する恋…切ない。

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    2013年08月07日
  • 胸の振子 妻は、くノ一 8

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    もどかしい巻。
    あっという間に読み終わった。

    それにしても勾玉…もっと何かの布石かと思っていたので案外あっさり。

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    2013年08月07日
  • 身も心も 妻は、くノ一 3

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    2冊目で面白くなってきた
    なんだか、イメージが似てるなと思ったら
    耳袋・・・あ!作者おんなじだもんね~
    主人公の軽い割りに鋭いのがお気に入り!

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    2013年08月05日
  • 耳袋秘帖 浅草妖刀殺人事件

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    ネタバレ

    いきなり栗田と雪乃が祝言をあげるとかいう展開になってて驚いた。
    少なくとも前巻までにこのふたりがいい感じだったという描写がなかったから吃驚だ。
    何にしても成就してよかったねぇ、栗田(笑)。

    おたすけ兄弟も与之吉も哀れというかなんというか。
    そして、持ち付けない大金が手に入るというのは怖いことだと思った。
    現在に置き換えても成立する話だと思うのはこんなところ。

    与之吉の娘、おかよが盛大に誤解してるのも切なかった。
    隣のきち坊の末路も驚きだ。

    亡くした許嫁ひとすじの坂巻にもロマンスが生まれそうだったのに(笑)。
    勿体無かったね。

    巻末の余話も面白かった。
    今の坂巻もいいのだが、10代の初々

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    2013年08月05日
  • 耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前

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    ネタバレ

    妖談シリーズから先に読んじゃったんだけど
    どうやら殺人事件シリーズの方が先だったようなので
    途中で路線変更してみた。
    妖談から読んでも差し支えないと思うが
    一応この話は根岸肥前守が南町奉行の職に就いたところから始まるので
    個人的にはこっちから読んだ方が収まりがよかった。

    肥前守をサポートするふたりは妖談シリーズとは違っている。
    根岸家の家臣である坂巻がイケメン設定なのは宮尾と共通か。
    婚約者を失くしたエピソードなどで好感度は高いと思われる(笑)。
    椀田が並外れてデカいように描かれているので
    一応ゴツイ方認定の栗田がなんとなく可愛く見える気がする(爆)。
    どちらかというとこっちのふたりの方が好

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    2013年08月04日
  • 月光値千両 妻は、くノ一 5

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    文句なく面白かったです。
    静山の良い男ぶりは半端ないです。てか良いとこばっかりいただいてる人だよなぁ…。
    日常の謎解きもこの時代らしく、また彦馬の推理も鮮やかで飽きません。

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    2013年08月02日
  • 風の囁き 妻は、くノ一 4

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    風の囁き、この小説はサブタイトルが作中ふわっと現れるのがステキですね。
    ただの純愛物語でなく、少しずつ状況が動き出すからまた魅せられてしまいます。

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    2013年08月02日
  • 星の河 女だてら 麻布わけあり酒場9

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    ネタバレ

    話が佳境に入ってきました。
    ラストは「えーっ」って感じで(この巻のタイトルからして・・)、次巻を早く読みたくなります。

    「耳袋秘帖シリーズ」に出ている、“あの人”が何気に出てきて、ニヤリ。

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    2013年07月29日
  • 妻は、くノ一

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    NHKで、ドラマがやっていて面白く、原作が読みたくなって買って読んで見た。

    彦馬さんは、星の事ばかり考えていて、そのせいで、武術とか本来の仕事とかが、からっきしダメで、周りから「変わり者」扱いされているけど、たった一ヶ月しか共に暮らしていない織江を見つけ出すために、隠居までしてしまう行動力みたいなものが、凄いなっと思いました。

    ちょっと、ミステリーな感じも入っていて面白かったので、続きを読みたいと思った。

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    2013年07月25日
  • 涙橋の夜 女だてら 麻布わけあり酒場4

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    まだまだつづく、この話。

    今回も4つの短編で。

    『除夜の鐘』
    音痴(謎)の和尚の話、と言っていいのだろうか。
    除夜の鐘をつくときに、話の結末を迎える。
    小鈴の店に看板が掛かる。

    『下手っぴ名人』
    小鈴の推理がさえる。
    それにしても、彼女の発想はどこから来るのだろうか・・・・
    前の巻でけりを付けた、平手からの手紙であることを思い出す小鈴。

    『男の背中』
    彫り物を入れている男たちをみて、謎を解く。
    良くある、宝の地図みたいな話だ。
    蛇、かえる、ナメクジ、イノシシ。
    さて、この四つの共通点は?

    『天狗の飛脚』
    今なら良くあることだろうが、この時代は飛脚がそれに該当する訳だ。
    『ウチならすぐ

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    2013年07月25日
  • 夢泥棒 女だてら 麻布わけあり酒場3

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    4つの短編からなる話。

    おこう(小鈴)に諭された星川が、鍛錬を開始。
    自らの体をいじめるだけでなく、年齢に応じた剣の使い方を模索。

    源蔵は、命を守るために新しい自分になることを決意。

    日之助は悩みながら毎日を過ごし、おこうの店を手伝う。

    そのほかのキャラが、段々正体が書き込まれてくるのがおもしろい。

    小鈴がけなげに女将業を続けているのもいじらしいし、おこうがなぜコロされたかという理由も、おぼろげながらにわかってくる。

    歴史上の人物の名前も混ぜながら、話が進んでいく。
    まだ、続くらしい。

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    2013年07月25日
  • 幽霊の町 妻は、くノ一 蛇之巻2

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    そうきたか・・・。
    もう少しだけ若かりし頃を描いほしい気もするが・・・。
    それでも,十二分に楽しませてもらっている。

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    2013年07月23日