風野真知雄のレビュー一覧

  • 耳袋秘帖 神楽坂迷い道殺人事件

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    ネタバレ

    『殺人事件シリーズ』は江戸の名所を周る旅ガイドなんだな
    とこの巻を読んでなんとなく思った。
    新宿魔族あたりからかなぁ、
    『平成のいま』を語る頻度が高くなってきた気がする。
    今回の神楽坂も平成では人気のスポットだし。
    このシリーズの謎解き散歩本があったらけっこう重宝しそうだけどな。

    七福神に見立てた商売方法など
    江戸の流行を見せてくれる話ではある。
    内容的には
    ミイラ取りがミイラ的な、なんとも皮肉な結末だなぁと思った。
    そして坂巻に嬉しい再会が訪れる。
    彼もそろそろ幸せになってもいいんじゃないか。

    この巻は本編もさることながら余話が印象的。
    夢オチなのか、タイムリープものなのか
    どちらとも取

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    2014年06月01日
  • 濤の彼方 妻は、くノ一 10

    購入済み

    最後まで

    最後まで読めて満足です。

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    2014年05月30日
  • 耳袋秘帖 妖談さかさ仏

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    芸者の小力に惚れてしまう椀田のセリフ一々あんげん声で聞こえて困る(笑)。朗読劇にしても面白いだろうなぁ。闇の者の存在がうっすらと浮上してきて、不気味さと、根岸肥前守のやんちゃしてた頃に培ったであろう凄みも垣間見える。時代劇ものだが、探偵ものとして読み応え十分だ。

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    2014年05月28日
  • 耳袋秘帖 妖談かみそり尼

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    昔やんちゃしていて、今はどんな人間にも奥行きがあって見たままではない、と言う根岸奉行の人間観察力と懐の深さと好奇心旺盛なところに乾杯。こんな上司の下で働いてみたい。

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    2014年05月12日
  • いちばん嫌な敵 妻は、くノ一 蛇之巻1

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    この別巻シリーズは2巻目から読んでしまい順番が逆になってしまいましたが、やはり1巻目から読まないと繋がりが分からない話になってました。この別巻は本編で語られていなかった織江が唯一嫌な敵だと思っている長州藩の忍者である鬼藤蛇文との死闘を描いた話のようです。それにしても蛇文というのは不気味ですね!

    0
    2014年05月03日
  • 幽霊の町 妻は、くノ一 蛇之巻2

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    「妻は、くの一」の番外編的なストーリーですが、いきなり2巻目から読んでしまいましたが、番外編なのでよしとしましょう!
    本編では語られていなかった話が主体となってますが、その話がアメリカの話にも繋がっているという壮大な展開をみせております。でも雁二郎が悪役に転身なのかな?

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    2014年04月30日
  • 濤の彼方 妻は、くノ一 10

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    ネタバレ

    ついに終焉を迎えましたね。最後の争闘を繰り広げましたが、最後は彦馬と織江が無事再会することができてハッピーエンドでとても良かったと思います。(再会した後の後日談はまぁあってもなくても良かったと言えますが)
    全体的にはスッキリした内容で良かったのですが、やはり後続の別刊も読んでみたくなりました!

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    2014年04月15日
  • 国境の南 妻は、くノ一 9

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    いよいよ物語も終盤戦ですね!織江の刺客ももう残っていないと思いきや、ついに盟友のお蝶が送り込まれたのか?と思っていると総帥の川村自らが出てきたり、鳥居も権力を利用して織江に迫ったりと織江包囲網が凄いことになってきました。そんな中、彦馬は静山の命令を受けて、ついに海外に渡航することになり、出発しました。最終巻では彦馬と織江が再会できるのか?がきっとポイントですね!それに雁二郎がどう絡んでくるのかが楽しみです。

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    2014年04月10日
  • 鳥の子守唄 姫は、三十一 5

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    ネタバレ

    静湖姫のモテっぷりは何となく一段落したか?
    2ページに亘る人物紹介に出てくる彼らは
    好きな女の子にというよりは
    友達や同志に接する感じになってきている気がする。
    恋愛感情ではない絆が芽生えつつある、というのか。

    今までは殆ど伝聞でしか出てこなかった多歌子姫が
    今回はいろんな意味で大活躍だった。
    というか2ページ人物紹介の面々を次々とぶった斬る
    その手腕がハンパないんですけど(爆)。
    しかも発覚してしまった繁蔵の計算間違い(笑)。
    最後の1行がなんだか切なかった。
    とはいえ、これで岡田とくっつく可能性が高まったんじゃないかと
    内心でほくそ笑んでいるのはあたしだけだろうか(爆)。

    本筋の事件は

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    2014年03月26日
  • 胸の振子 妻は、くノ一 8

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    織江に対する新たな刺客はやはりというか母雅江のライバルであった浜路でしたね!但し、今回は雁二郎が直接的に助け舟をだしてはくれませんでしたがナイスアシストを決めてくれました!
    彦馬の飼い猫の「にゃん太」の活躍も光りました。
    最後は「いつの日か」ということで彦馬と織江の再会の時がいよいよ近づいてきたようですね!

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    2014年03月26日
  • 美姫の夢 妻は、くノ一 7

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    宵闇順平に続く新たな刺客の呪術師寒三郎と織江との対峙を中心に話が展開していきました。そこにまたもや絡む雁二郎がいい味出してますね!次巻での寒三郎に続く新たな刺客と織江の対決が楽しみになってきました。また、そろそろ織江と彦馬が再会するのでしょうかね?

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    2014年03月24日
  • 宵闇迫れば 妻は、くノ一 6

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    抜け忍となった織江が身を隠して生きていますが、徐々に彦馬との距離が近づいてきているような気がしますね!彦馬に代わって織江が町の不思議な事件を解決するという新たな展開も面白かったです!それにしても雁二郎の正体が明らかになり驚きでした!

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    2014年03月14日
  • 耳袋秘帖 人形町夕暮殺人事件

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    ネタバレ

    根岸肥前守の家の床下に施した仕掛けとか
    交換殺人ともいえる手口とか
    現代劇のミステリにも出てきそうな事件だった。
    そこに丑の刻参りなどが絡んでくるのが時代物ならではだけど。
    今回の犯人はいろいろと機転の利く奴だった。

    今作から下っ引きが増えた。
    おしめさんて、妖談シリーズに出てくるおしめさんだよね???
    この話が最初だったんだ。

    今回の坂巻のお相手はまたしてもというかなんというか。
    顔の薄い人ほど化粧映えするってのは今始まった話じゃないんだな。

    話の最後にはとうとう地下鉄日比谷線の工事の話まで出てきて吃驚。
    こうなったらもっとがっつり『平成の今』を押し出しちゃえばいいんだ。

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    2014年03月10日
  • 耳袋秘帖 麻布暗闇坂殺人事件

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    ネタバレ

    勘七と長八が事件を起こした理由とか
    麻布界隈の十手持ちの才蔵さんの娘の死因とか
    いろいろと遣り切れないものが多いところに
    蕎麦アレルギー(?)の話やら栗田夫妻のけちけち話やら
    コミカルなエピソードが挟み込まれるという造り。
    復讐劇である本筋が重たいだけに、
    そういう軽さが救いになるような気がする。

    坂巻のお相手はとうとうこの世の人ではなくなってしまったようで。
    いつになったら幸せになれるんだろうか彼は(笑)。

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    2014年03月10日
  • 月光値千両 妻は、くノ一 5

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    ネタバレ

    だんだん展開が面白くなってきましたね!織江がくの一から脱走を図り、くの一の元締めとの争闘という展開となりましたが、最後は争闘の末、織江の母である雅江が亡くなりましたが、ここで織江の父が松浦静山であるということが判明し驚きました!
    今後は平戸藩 松浦静山と彦星、織江が共闘して、くの一の元締め軍団との争闘という展開になっていきそうで、どのような展開をみせるのか楽しみになってきました!

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    2014年03月07日
  • 耳袋秘帖 馬喰町妖獣殺人事件

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    第十六弾
    今回も七不思議に引っ掛けて殺人事件を
    しかし、今回は大本の悪、暁星右衛門はお預け、子分の猫屋忠兵衛のみ
    悪の娘、二人の話が絡む

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    2014年03月07日
  • 耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件

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    ネタバレ

    殺す側に哀しい事情が内包されているタイプの話だった。
    とはいえ
    最後に殺されてしまう弟と
    (結果的に全員死んだとはいえ)復讐半ばで逃げて逃げ延びた姉と
    ホントに哀しいのはどっちだろうな
    なんて考えたりもした。

    冒頭の茶屋の遣り取りがちょっと意味深だったのが
    なるほどそこに繋がるのか、と感心することしきり。
    最初は坂巻のことかと思ったんだけどな(笑)。

    最後におたかさんが
    「200年後の内藤新宿は…」と語り出したのにはちょっと噴いた(爆)。
    まぁ確かに当時の内藤新宿とは比べ物にならないけど。

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    2014年03月05日
  • 身も心も 妻は、くノ一 3

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    相変わらずさくっと読めていいですね!彦馬と織江の距離感というのがなんとも言えずいいですし、織江の今後の動向が気になる結末でした。それにしても松浦静山という全てにおいてスケールのでかい人物設定も魅力的で物語を引き立てています!

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    2014年02月22日
  • 風の囁き 妻は、くノ一 4

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    なかなかのハイペースでシリーズを読み進めておりますが、今回彦馬が織江の存在に気づき、出会うまであと一歩のところに迫りましたが、寸でのところで会えずじまいでしたね!(そう簡単に出会ってしまったらその後の展開が難しいところもありますしね)
    それにしても彦馬のところに養子に入った雁二郎がいい味出してました!(風野真知雄がBコースハブの芸を知っていたのは驚きでしたがね)

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    2014年02月20日
  • 星影の女 妻は、くノ一 2

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    今回もちょっとした事件を彦馬が解決していく短編集で、くの一織江とのエピソードが事件解決につながるというところが良かったですね。彦馬の上司的な存在である松浦静山という存在も俄然クローズアップされてきました。今後、織江と松浦静山との対峙やそれにどう彦馬が絡んでくるのかが気になります。それにしても気楽に読み進められる作品です!

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    2014年02月12日