あらすじ
謎解き屋を始めた、モテ期の姫さま静湖姫。今度の依頼人は「大鷲にさらわれた」という男。一方、"渡り鳥貿易"で異国との交流を図る松浦静山の屋敷に、謎の手紙をくくりつけたカッコウが……。
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Posted by ブクログ
「あいつは、がっかりすることになんか慣れてるさ」(p.157)という静山の静湖評がずしんときた。
謎解き屋は快進撃、新たに知り合う男に悉くモテル状態だったのが、38万4千年に一度のモテ期という占いは計算間違いの結果だったことが判明、本格的に登場した多歌子による品定めで、寄ってきた男たちも色褪せた感じに、実際離れていく男も現れ、という状態。
大がかりな仕掛けトリックはとても面白い。
Posted by ブクログ
今回の謎を解く過程で、より大きな謎に当たった。このシリーズの最後の敵が現れた。モテモテの姫を取り巻く環境も変わってきた。なんだか雲行きが怪しい。急転の第5巻。
Posted by ブクログ
静湖姫のモテっぷりは何となく一段落したか?
2ページに亘る人物紹介に出てくる彼らは
好きな女の子にというよりは
友達や同志に接する感じになってきている気がする。
恋愛感情ではない絆が芽生えつつある、というのか。
今までは殆ど伝聞でしか出てこなかった多歌子姫が
今回はいろんな意味で大活躍だった。
というか2ページ人物紹介の面々を次々とぶった斬る
その手腕がハンパないんですけど(爆)。
しかも発覚してしまった繁蔵の計算間違い(笑)。
最後の1行がなんだか切なかった。
とはいえ、これで岡田とくっつく可能性が高まったんじゃないかと
内心でほくそ笑んでいるのはあたしだけだろうか(爆)。
本筋の事件はお家騒動的なもので
割とお気楽な顛末だったのだが
そこに絡んで松浦静山を陥れようと暗躍している
不穏な輩が見え隠れして薄気味悪い。
誰だよチャーリー・チャンて。
何はともあれ
姫のモテっぷりが一段落したところで
更に話は広がりを見せる予感がする。
これは続きが楽しみだ。
Posted by ブクログ
山崎まさよしくん主題歌でNHKドラマにもなった『妻は、くノ一』の外伝『姫は、三十一』シリーズの第5巻です。
元平戸藩主、松浦静山さんの娘さん静湖さんが江戸の謎を解くシリーズだよ。
主人公さんの名前は絶対に松田聖子さんにかけているように思うな。
松浦静湖で「まつらせいこ」って読むんだ。
しかし、聖子さんと違って、静湖姫は一度も結婚したことがない。
そして今回、38万4千年に一度のモテ期と言われた占いが、計算ミスだったことが判明!
「まぁ31くらいなら、まだ嫁に行こうって気持ちが残ってるだろうね~。」とすでにその域を突き抜けた らじママは、静湖姫の年齢による苦悩を多少理解してあげているようです。
謎解きは相変わらずだったけど、次が気になるな(笑)