風野真知雄のレビュー一覧

  • 当たらぬが八卦 占い同心 鬼堂民斎

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    シリーズ第一弾
    家系的に占いをこなす隠密同心鬼堂民斎
    どうも短編構成だが、よくあるパターンで背後に謎が?
    いなくなった妻は敵対する一族?
    妻はくノ一の雙星と松浦静山も登場?

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    2016年02月12日
  • 耳袋秘帖 目黒横恋慕殺人事件

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    シリーズ第19弾。

    淀屋は、暁星右衛門なのか・・この巻でも謎は深まるばかり。
    大坂の坂巻たちは、実のある情報をつかんで江戸に戻ってこれるのでしょうか、次巻が待ち遠しいです。

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    2016年02月07日
  • 耳袋秘帖 妖談うつろ舟

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    ネタバレ

    耳袋秘帖~妖談編~の第7弾にして完結編。
    でも、わかったようなわからなかったような終わり方だったよ。

    江戸の暗殺集団「闇の者」のラスボスはハッキリしないまま、とりあえずそれを指導していた隠れキリシタンの「さんじゅあん」さんは亡くなりました。

    この巻では、マグダラのマリアさんみたいな人が出てきたてたけど、うまく筋がまとまっていたかは微妙…。
    部下の椀田さんの恋が実ったのだけはハッキリわかったけどね(笑)

    生きていくってことはとても大変で、自分の生き方に不安を抱かない人はなかなかいないし、そこに行動の指針をズバっと示してもらえると、自分で考えるよりも楽だから、それに従っちゃうって人は多いのか

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    2016年01月23日
  • 耳袋秘帖 妖談ひときり傘

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    ネタバレ

    耳袋秘帖~妖談編~の第6弾。
    雨の日にあでやかな傘で被害者を囲んで殺害する集団が登場。
    どうも悪いことをしているつもりはなくて、いたしかたない殺人をやっているつもりらしい。
    これも信じている教えのためには必要なことだ…と。

    昔の話だけど、オウム真理教の殺人事件があったでしょ。
    あれも実行してた方は、こんな気持ちだったのかなぁ…。
    ピュアな気持ちって大事だけれど、もっと全体を見る心も大切だよね。

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    2016年01月23日
  • 耳袋秘帖 妖談へらへら月

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    ネタバレ

    耳袋秘帖~妖談編~の第5弾。
    どうも安房の地にキリシタンが集まる土地ができたらしい。
    お月さまがへらへら笑っているように見えるとき(ななめにかかった三日月)その場所へいざ行かんってことみたい。

    本筋とサイドストーリーと同時に楽しめるお話だけど、どんな結末になるんだろうか…。
    なんだかんだで一番楽しいのは、ちょっとした会話に出てくるたとえとかなんだけどね。

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    2016年01月22日
  • 耳袋秘帖 妖談さかさ仏

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    ネタバレ

    耳袋秘帖~妖談編~の第4弾。
    仏像専門の盗賊さんが脱獄したり、寺社奉行のお偉いさんが根岸南町奉行を失脚させるために暗躍してたり…。

    さかさ仏ってのは仏像をさかさにつるして拝むものらしく、どうもキリスト教と絡んでいるらしい…。
    この頃は、各自みな菩提寺に登録させられてた時代だろうから、宗教はかなり身近なものだったのだろうな。

    それと、このシリーズは順番に読んでいかないとダメだね。
    江戸の謎解きとともにじわじわっと本筋が進んで行くみたいだから。

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    2016年01月22日
  • 耳袋秘帖 妖談しにん橋

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    ネタバレ

    耳袋秘帖妖談編の第3弾。
    当時の犯罪捜査は科学的じゃないから、よくわかんないもの=妖談ってことにもなったんだろうね。
    今回は抜け荷に絡んだ妖談でした。

    かつてのワル仲間が正義を裁く立場にもなれば、ワルのままだったり、表面は更生して実はワルに磨きがかかっちゃいましたって人もいるわけで…。
    人生いろいろだなぁ…。

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    2016年01月20日
  • 耳袋秘帖 妖談かみそり尼

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    ネタバレ

    耳袋秘帖妖談編の第2弾。
    元ヤンチャな南町奉行の根岸備前守さんの究極の目的は、お金でどんな殺しも請け負う「闇の者」の組織を解明し、これを抹殺することとみつけたり!

    どうもこの組織は、キリスト教となにかつながりがあるみたいなんだよねぇ…。
    どれくらい続くお話になるのだろう。

    この巻では、物欲がテーマになっているようでした。
    お金儲けのために人為的に作られた流行に振り回されて、あたら若くて美しい娘としての人生を狂わせてしまった尼さんがいろいろあって還俗するまでのお話だったよ。

    若い頃は迷うこともあるし、いろいろ悩んだうえで違ってたらまた別の道に進んでもいいんだね。
    まぁ、それが若さの特権でも

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    2016年01月20日
  • 耳袋秘帖 妖談うしろ猫

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    耳袋秘帖の妖談シリーズ第1弾。
    ねこは思慮深いって言うか、動物だっていろいろ考えているよってことが最後に出てきます。
    だから動物をいじめちゃダメだよね。
    もちろん同じ種である人間を簡単にいじめるヤツはダメダメだね。

    「越後屋の三井だって、やがては立ち行かなくて住友と組むことだってないとは言えぬ」とか、突っ込みたくなるセリフがちょろりと入っているとことは、相変わらず風野さんらしかったです。

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    2016年01月19日
  • 隠密 味見方同心(二) 干し卵不思議味

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    第二弾。

    殺された兄・波之進の後を、ニート(?)の弟・魚之進が継いで、味見方同心に。
    皆に心配されながらも、独自の視点で事件に挑む魚之進。兄暗殺の真相はいかに。次巻も楽しみです。

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    2016年01月16日
  • 隠密 味見方同心(一) くじらの姿焼き騒動

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    「味見方」なんて、風野さんらしい発想ですな。
    シリーズ1作目の本書は、味見方同心に任命された月浦波之進が、謎の料理にからむ事件に挑んでいきます・・・が、ラストの急展開で、「今後どうすんの!?」という感じ。
    続きが気になります!

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    2016年01月14日
  • 隠密 味見方同心(二) 干し卵不思議味

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    シリーズ第二弾
    兄の意志を継ぎ、比較にならない弟魚之進が味見方同心に
    頼りないなりに事件を解決しつつ兄暗殺の真相を
    背後に幕閣と奉行所内部にも

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    2015年12月03日
  • 隠密 味見方同心(一) くじらの姿焼き騒動

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    シリーズ第一弾
    腕利き同心・月浦波之進は奉行から直々に味見方同心に、背後に潜む食べ物に纏わる悪を摘発、抜け荷に係わる事件を摘発し虎の尾を踏み、暗殺されることに、初っ端から主人公の死?

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    2015年12月03日
  • 隠密 味見方同心(四) 恐怖の流しそうめん

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    第四弾
    初めて読み始めるが問題ない
    兄の死をめぐる事件の究明と、日々起こる食べ物に纏わる真相の究明、兄嫁との関係は?
    短編四話、解決は一時のひらめき?

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    2015年11月22日
  • 耳袋秘帖 馬喰町妖獣殺人事件

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    ネタバレ

    お白洲で公事師雅二郎が殺害された事件を中心とし、四年前の馬喰町七不思議を再確認する5作の連作集である。この七不思議に隠された真実が浮かび上がってくる展開は、見事で面白かった。

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    2015年11月21日
  • 星の河 女だてら 麻布わけあり酒場9

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    ネタバレ

    惚れた女性の意思を継いでその娘さんを見守っていた元同心さんが、彼女とその周辺を守るために亡くなりました。
    敵を倒すために大好きだったお酒も止めて、毎日鍛錬を積んでいたんだから本望だろうね。
    何事かをキチンと成し遂げてこの世を去ることができる人がどれだけいるんだろう。
    …そう思ったお話でした。

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    2015年11月05日
  • 嘘つき 女だてら 麻布わけあり酒場8

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    ネタバレ

    登場人物たちの糸がほぐれてきて、なんだか次巻が楽しみな展開に。
    仕事としての気持ちと個人としての気持ちが異なることってけっこうあるし、案外悪役の鳥居さんも良い人なのかもな~。

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    2015年11月05日
  • 別れ船 女だてら 麻布わけあり酒場7

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    ネタバレ

    小鈴ちゃんのお父さんが敵サイドに趣旨替えしたのは何か意味があるのかなぁ…。
    富士講が四民平等の思想とつながっていたとか、その辺はちょっと気になるので調べてみたいと思います。

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    2015年11月04日
  • 逃がし屋小鈴 女だてら 麻布わけあり酒場6

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    本格的に幕府に取り締まられている先進的思考を持った人たちを逃がすことを始めた小鈴ちゃん。
    謎解き系はご都合主義ちっくなのは変わりないけれど、気軽にちょろっと読めるお話でした。
    しかし、お母さんの人徳とは言え、支えてくれるおじさんたちがたくさんいてうらやましいなぁ…。

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    2015年11月02日
  • 恋は愚かと 姫は、三十一 2

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    行き遅れ姫様シリーズの第二段。
    読みやすく、それなりにおもしろくもあるけれど、あくまでもそれなりに。

    忠臣蔵がテーマだったので、そこもいまいち興味薄くて。
    だからこそ、へぇーって思うこともいろいろとあったんですが。
    しかしどこまでがホントなんだろう。

    角川のポイント欲しさに二巻まで購入したものの、当分三巻はいいかなー。
    でも笑わせようとしているであろうポイントで見事に笑ってしまうところもあって。

    今回は「きのこ」でした。

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    2015年10月29日