風野真知雄のレビュー一覧

  • 極道大名

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    大名やくざシリーズの、虎之助が再び参上。

    徳川吉宗、座頭勝という新たな敵と、どうバトっていくのか、今後の展開が楽しみです。

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    2018年03月13日
  • 隠密 味見方同心(九) 殿さま漬け

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    ついに完結。

    魚之進も、すっかり一人前の“味見方同心”になりましたね。

    そして、ラストのお静の返事は・・。

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    2018年02月21日
  • 女が、さむらい 最後の鑑定

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    このシリーズを最初に読んだときに、睦月さんの小説で有った隕石で刀を作る話とダブった。
    しかし、2巻から妖怪物、3巻途中からSF物と化し、話しの落ちどころが見えてこない。
    最後もなぞを秘めた終わり方。
    時代小説を期待するなら、1巻だけにしたほうが良い。

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    2018年02月19日
  • 沙羅沙羅越え

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     大町には丸三年住んでいた。冬に街から仰ぎ見る北アルプスは、晴れた日は白い屏風が西の空を塞いでいるようだった。
     厳冬期に入る山ではない。しかし、四百年も前に武将自らが冬の北アルプス越えを決行した。
     どのルートを通ったかは定かではないが、北アルプスを越えたことは史実らしい。

     富山の戦国大名、佐々成政。
     西に前田、東には上杉に囲まれ、窮状を打破すべく浜松の徳川に陳情へ向かう。
     生きて越えられるかわからない北アルプス越えに加え、留守の間に前田から襲撃を受け、さらには本丸の情報が洩れており間者の存在もある。
     
     史実では、佐々成政の沙羅沙羅越えは徒労に終わる。
     しかし、全てが徒労だった

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    2018年02月08日
  • 隠密 味見方同心(八) ふふふの麩

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    不思議な物語の進展

    魚之進が怪しいと思っていた河内山宗俊と中野石翁は見当違いであった。この両者は江戸時代後期の歴史上の人であり、悪を働いた人物かもしれないが、江戸の町民、庶民たちからは人気があった。
    シリーズ物の物語で、物語がいかようにも発展していくのだが、結局は彼らは魚之進の兄、波之進を殺した下手人ではなかった。
    下手人とおぼしき人は、どうやら水戸藩が絡んでいるようだが・・・
    こと、抜け荷が罪の話になって、果たして最後は本当に徳川御三家の水戸藩内に下手人がいるのかと疑いを残しながら、読む楽しみがある。

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    2018年01月19日
  • 女が、さむらい 置きざり国広

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    ネタバレ

    銀座で刀の鑑定屋さんをはじめた御庭番の猫神さんのところに通いつめる七緒さん(女剣士で長州藩のおエライさん家の娘さん)はどうも猫神さんと両想いなんだけど、その点の話は進展なし。

    今回もいろんな刀が出てきたいろいろあるけれど、どうも将軍である「そうせい」さんが、何かの力で別人っぽい感じ。
    で、御庭番のなかでもいろいろあるっぽい。

    妖刀村正の秘密は材料となった隕石にあるようで、東京湾(この頃は江戸湾か?)にこれまた隕石が落ちたことから、将軍さまたちが大騒ぎして回収しようとするんだけど、先に七緒さん側が隕石をゲットしてさてさてふむぅ…ってところで「つづく♪」でした。

    まぁ、頭に残る話じゃないけれ

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    2018年01月13日
  • 女が、さむらい 鯨を一太刀

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    恋愛に興味なしだった千葉道場の豪傑女剣士さんが、怪刀村正を探す過程で傷ついた御庭番の猫神さんと仲良しになっていくなかで、お江戸にあるいろんな刀&その持ち主あたりとトラブったり助けてあげたりするハートフル?なお話の第二弾。

    まぁ、ライトなお話だよ。
    中年のおじさんとかが通勤電車のなかで読むのにちょうど良さそうな感じ?

    読んだらすぐに内容を忘れちゃう系だけど、まぁ刀が好きな人にはライトなうんちくとか出てくるし、それなりに楽しめるんじゃないかなぁ?

    今回は渋谷村に住む加賀藩のお姫さまで、47人ダメ男を斬り殺したことで出家した尼さんとか、新しい登場人物が出てきたよ。

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    2018年01月13日
  • 女が、さむらい 置きざり国広

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    風野真知雄 著「置きざり国広」、女が、さむらいシリーズ№3、2016.11発行。男尊女卑の江戸の世界で、男性をコテンパーにやっつけるw女性剣士3人の物語。秋月七緒、小嶋ゆみ江、文秀尼。みんなそれぞれ魅力的です。私としては、ゆみ江が好みです(^-^)

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    2018年01月09日
  • 女が、さむらい

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    長州藩系の良家のお嬢さまが女だてらに剣術をモノにしていて…系。
    で、お年頃なんだけど、親が決めた許嫁には興味が持てず、好きにしている間にいろんな騒動に巻き込まれるわけだ。

    今回は名刀:村正絡みでお嬢さまは薩摩藩やら江戸城御庭番やらと知り合って、ちょっと気になる人もできました…ってところで終わっていました。

    たぶん続編があるな。
    読みやすいけど頭に残る話ではないので、ちょっとした時間潰しの娯楽に良さそうなお話でした。

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    2018年01月01日
  • 美姫の夢 妻は、くノ一 7

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    「妻はくノ一」シリーズと、「姫は三十一」シリーズがこんな風に重なるとは思わず、風野ファンとしてはニンマリ。

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    2017年11月24日
  • 女が、さむらい 最後の鑑定

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    荒唐無稽になってしまった

    風野真知雄の作品は殆ど読んでいる。時代劇だが価値観や人物設定は現代に近く、勧善懲悪も心地よい。
    この「女がさむらい」もそのトーンで進んでいたが、この最終巻?でまさかの路線変更、SF映画「未知との遭遇」「宇宙大戦争」に転じてしまった。
    明治維新は宇宙人の侵略の所為で、立ち向かうのは7人の女侍という展開はあまりに荒唐無稽で、風野さんどうしちゃったの?という感じ(^^;

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    2017年11月22日
  • 宵闇迫れば 妻は、くノ一 6

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    ネタバレ

    抜け忍となり追われ続けることになった織江。激しい戦闘の末に母を喪った織江は何をする気にもなれず、母が準備していた潜伏先で酒に溺れた生活を送っていたが…。
    父だと名乗らず影ながら織江を守ろうとする静山。織江に刺客が放たれ、魔の手は静山の近くまで延びてきてハラハラとする展開でした。亡くなった織江の母の墓参りに行こうとした彦馬の存在を刺客に知られてしまい、織江に危機が迫ります。その危機を救ったのが意外な人物でした。雁二郎って何者!?
    益々続きが気になって仕方ないシリーズです。

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    2017年10月27日
  • 慕情の剣 女だてら 麻布わけあり酒場5

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    幕閣鳥居耀蔵の執拗な追跡

    麻布一本坂の女将の名をそのまま付けた「小鈴」という小さな飲み屋。
    毎晩飲みにやって来る町人たちが提供する様々な悩み事や事件。
    それらを明快に解決する女将とその仲間たち、すなわち、小鈴と以前は瓦版屋で今は岡っ引きの源蔵そして引退した同心の星川、裏に義賊の面を持つ日之助の活躍。
    その物語を挟んで同時に進行するのが、解明は派の文人や武士たちの「捲土重来」の筋書き。
    大砲を撃って大阪の天満一帯を焦土として逃亡して、後に爆死したという大塩平八郎。
    図らずも、彼は生き残り再び乱を起こす計画を抱いている。
    彼を中心に、鎖国政策を続ける幕府に異を唱える開明派の人たちは幕閣の鳥居耀蔵の厳しい弾圧が加

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    2017年10月10日
  • 四十郎化け物始末 3冊合本版

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    気楽に読める

    剣の腕もそこそこ立つし、頭も割とよく回るが、人間臭いダメ親父感のある浪人が、ある日勢いから化け物退治を生業とするというコミカルな作品です。
    妻は、くノ一と違いシリアスさはないので気楽に読めます。

    出てくる化け物も本物の化け物じゃなく、人が色んな企みを持って化け物騒ぎを起こしてるのですが、まあ出てくる人物がどいつもこいつも人間臭い、憎めない。

    オヤジの哀愁が漂った作品です。

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    2017年08月17日
  • 隠密 味見方同心(八) ふふふの麩

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    第八弾。

    ついにケイクを口にする魚之進。
    兄、波之進の死の真相に、ひたひた迫っている感じ。
    続きが楽しみです。

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    2017年08月07日
  • 早春の河 八丁堀育ち4

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    シリーズで読みました。与力と同心の子ども、幕末から明治期…というとどうしても「御宿かわせみ」の印象が強いのですが、それと比べると時代考証それでいいの?という疑問が。武士の子どもが親に平気で口答えするとか、芸者の嫁入りに世間体がまったく考慮されないとか、なんだか別世界のようです。
    そういう細かい事を考えず、捕り物帖(というか謎解きミステリー)として見ても、先が気になるわりにちょっとご都合主義すぎやしませんか?という展開ばかりで、あっけなく終わってしまいました。とくに最後はこれで終わり?!と拍子抜け。設定はすごく面白いし、登場人物も魅力的な人が多いので物足りないのが残念です。

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    2017年05月31日
  • 沙羅沙羅越え

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    佐々成政が、小牧長久手の戦い後、家康に会い秀吉に降らないように説得しにいくため、冬の立山雪中行軍するという話。現在のザラ峠が沙羅沙羅峠と言われている。沙=ミズが少ない、羅=網羅というように、網、捕らえるという意味を持つ。

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    2017年04月17日
  • 風の囁き 妻は、くノ一 4

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    面白かったです。彦馬の謎解きも段々と手慣れた感じで、スムーズに読めました。シリーズものの良さですね。早く彦馬と織江を会わせてあげたいけれど、まだまだ波乱の予感。織江がどういう選択をするのか、続きが楽しみです。

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    2017年04月15日
  • 穴屋でございます

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    面妖な商売には面妖な依頼が舞い込む。なかなか興味深い物語でした。そして最後の穴はそれか!!と驚いた。
    あらすじ(背表紙より)
    “どんな穴でも開けます 開けぬのは財布の底の穴だけ”―本所で珍商売「穴屋」を営む佐平次のもとには、さまざまな穴を開けてほしいという難題が持ち込まれる。今日も絵師を名乗る老人が訪れた。ろうそく問屋の大店に囲われている絶世のいい女を描きたいので、のぞき穴を開けてほしいという。用心のため、佐平次は老人の後を尾ける。奴の正体は?人情溢れる筆致で描く連作時代小説。

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    2017年02月21日
  • 身も心も 妻は、くノ一 3

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    ネタバレ

    自分の近くに探している妻の織江が居るとは気付かない彦馬と、彦馬に正体を知られないよう見守りながらも彦馬を心配する織江。二人が会える日はくるのかなぁ・・。
    彦馬も織江も無事でいて欲しいのに、これから騒動に巻き込まれそうな気がして不安です。でも二人が会ってしまったらシリーズも終わってしまうのでしょうね。それは寂しいなぁ。

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    2017年02月07日