あらすじ
徳川家に不吉を成す刀〈村正〉収集のため、元お庭番の猫神と、彼を慕う女剣士・七緒が営む刀鑑定屋〈猫神堂〉。刀が引き起こす事件を鮮やかに解決する二人だが、同じく〈村正〉を集める紀州忍軍がついに猫神の存在を嗅ぎつける。一方、もう一人の女剣士・ゆみ江は〈ねずみ村正〉に魅入られたように悪漢斬りを続けていた。折りしも、江戸の空を巨大な星が横切り、刀を巡る者たちの運命を動かし始めた――。痛快書き下ろしシリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
シリーズ化として淡々とすすむのかと思いきや、ラストに向けてまさかの展開。次を早く読みたくなる^_^
現代社会との対比の中で、強さや人に惚れるという要素を描き出してるのは、作者の持ち味。でも、最初に出ていた人物が、全く登場してなかったり、どうなるのか読めない部分もあり。暇つぶしに最適な本。
Posted by ブクログ
銀座で刀の鑑定屋さんをはじめた御庭番の猫神さんのところに通いつめる七緒さん(女剣士で長州藩のおエライさん家の娘さん)はどうも猫神さんと両想いなんだけど、その点の話は進展なし。
今回もいろんな刀が出てきたいろいろあるけれど、どうも将軍である「そうせい」さんが、何かの力で別人っぽい感じ。
で、御庭番のなかでもいろいろあるっぽい。
妖刀村正の秘密は材料となった隕石にあるようで、東京湾(この頃は江戸湾か?)にこれまた隕石が落ちたことから、将軍さまたちが大騒ぎして回収しようとするんだけど、先に七緒さん側が隕石をゲットしてさてさてふむぅ…ってところで「つづく♪」でした。
まぁ、頭に残る話じゃないけれど、テレビで意味のないバラエティ番組を見ているよりは良いかな?(笑)