あらすじ
江戸の命運をかけた大決戦。
「この戦いが終わったら、夫婦になろう」――お庭番と女剣士の運命は?
刀をめぐる痛快シリーズ、完結!
築地の海に落ちた星が、“化け物”を運んできた――くノ一のガラシャとマリアの報告に驚く猫神と七緒だが、事実、江戸には様々な異変が起きていた。
激化する幕府と薩摩・長州藩の対立の裏で暗躍する“化け物”たち。その目的を知った猫神の元に、これまで鑑定した〈村正〉や〈微笑み宗近〉が集まり始める。
そして七本の名刀と七人の使い手が揃ったとき、江戸の命運をかけた戦いが始まった――!
驚天動地のシリーズ完結巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このシリーズを最初に読んだときに、睦月さんの小説で有った隕石で刀を作る話とダブった。
しかし、2巻から妖怪物、3巻途中からSF物と化し、話しの落ちどころが見えてこない。
最後もなぞを秘めた終わり方。
時代小説を期待するなら、1巻だけにしたほうが良い。
荒唐無稽になってしまった
風野真知雄の作品は殆ど読んでいる。時代劇だが価値観や人物設定は現代に近く、勧善懲悪も心地よい。
この「女がさむらい」もそのトーンで進んでいたが、この最終巻?でまさかの路線変更、SF映画「未知との遭遇」「宇宙大戦争」に転じてしまった。
明治維新は宇宙人の侵略の所為で、立ち向かうのは7人の女侍という展開はあまりに荒唐無稽で、風野さんどうしちゃったの?という感じ(^^;
戸惑うばかり
前巻までの中でもあれれっ?!と感じてましたがSFとは調子っぱずれ。耳袋シリーズが好きで風野真知雄の本は殆ど読んでいますがこれは流石にない。番頭が刀を取り上げたかどうかで商家の先行きが変わり、それが何かの拍子で入れ替わった云々は耳袋シリーズのムカデの話もあり、ついていけたけれど宇宙人はちょっと。赤船って。どうしちゃった風野真知雄先生。でも続きでたら読んでしまうだろうな。