ブロンズ
レビュアー
  • 女が、さむらい 最後の鑑定

    戸惑うばかり

    前巻までの中でもあれれっ?!と感じてましたがSFとは調子っぱずれ。耳袋シリーズが好きで風野真知雄の本は殆ど読んでいますがこれは流石にない。番頭が刀を取り上げたかどうかで商家の先行きが変わり、それが何かの拍子で入れ替わった云々は耳袋シリーズのムカデの話もあり、ついていけたけれど宇宙人はちょっと。赤船って。どうしちゃった風野真知雄先生。でも続きでたら読んでしまうだろうな。

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  • 北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし ~契約夫婦がめぐる四季~【電子版特典付】

    宝島社の電子版と勘違いして購入しました。読んでみて同じ時間軸ですがジーク視点の話であったり、新しい本だと分かり嬉しい誤算。キラキラした北欧の暮らしにうっとりするだけでなくその生活の根底にある厳しさも確かに感じられる物語。最高です。Web版を読んだのが遅かったせいで宝島社の紙版がなかなか手に入れることが出来ないのでそちらの電子版化も切に願います。

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  • 森のほとりでジャムを煮る ~異世界ではじめる田舎暮らし~

    優しい話

    主人公の生い立ちなどに悲しげな事もありますが悪意や悪い人が出てこない優しい時間がゆっくり流れるお話し。主人公がまわりの人に守られているから悪い人と関わらないでいられるのかもしれないのですが主人公をとりまく登場人物との関係が丁寧に描かれているので不自然さがなく物語に入れました。作者の次の作品も楽しみにしてます。

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  • 【マンガ】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 公式コミックアンソロジー 第1巻

    コミカライズの不満が満載

    原作のイラストレーターが秀逸なだけにあまりにも絵が残念。まあまあなのは一人か二人。あまりに絵が歪んでいるので話の内容も入ってこない。ガッカリでした。マインに気味の悪いエモさはいらない。そもそもアンソロジーどころかコミカライズの絵も酷いから表紙からして期待する方が無理があったかもしれません。でもこの作品が好きすぎて何故か購入してしまうのが悩みどころです。

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  • リセット7

    主人公が愛せない

    18才までの前世の記憶があって現世でも13年生きてきて何かと他の登場人物より精神年齢が上といいつのる主人公ですが年数だけでは三十路を越えているわりに思考がなんとも迂闊すぎかと。現世の年齢に引きずられているのかもしれませんが自分をかばって負傷した長兄が未だ危機を脱していないのに魔法師団の見学に浮かれたりするのはどうかと思います。自分には魔法があると言い張ってどこでも危険な場面にでばって、血を見ると怯んで自衛できず味方に庇われ危険にさらす。気を取り直した主人公が精霊や神獣の手を借り敵を倒したり問題解決しての繰返し。ご都合主義であるのがこの物語のよいところでサクサク読めて良いと思います。けど、浮わつ...続きを読む

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  • 悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

    挿し絵って大事ですね

    乙女ゲームの悪役に転生ものは好きで他にもいろいろと読みました。主人公の悪役令嬢の断罪シーン毅然とした感じ好きです。今まで他の作品ではイラストがあまり好みじゃなくても気にならなかったのですが侯爵令嬢にしてはドレスのデザインがあまり上品とは言えない。ふわふわとしたハニーピンクの髪の毛もバサバサボサボサした赤茶けた感じに見えて来る始末。個人の感じかたでしょうけどイラストって大事ですね。イラストが気にならなければサクッと楽しんだのでよかったです。

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  • 毒草王子と臆病姫

    いろいろ気になって楽しめない

    主人公が分かりづらいです。臆病だけでは説明つかないです。難しい性格とかそういう次元じゃなくて、女王になるための主人公がしている努力が細かいエピソードで台無しになり結果、主人公の勉強しなくては勉強をみたいなあせりでしか伝わってこない。
    行動や言葉づかいも王族で15歳ならもっとなんとかなっていないと努力している様には思えず主人公自体に対人的に何か問題があるならその設定も納得のいくよう必要に思える。
    大体その年頃の王族のお姫様がダンスひとつ踊れないのもどうなのか。
    バラの花びらのエピソードも主人公の感情の揺れが消化不良で不発。なぜそんなことをしたのかも皆無。
    そもそも毒草王子が主人公に固執す...続きを読む

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  • もののけ、ぞろり

    ジャケ買い失敗の様な感じ

    タイトルと表紙のイラストからほっこりした感じを勝手に期待したのですがぞろりというよりどろどろ。
    愉快痛快と作品内容に書かれてましたがあまり感じられず。
    兄弟が起こした失敗のくだりも有名なマンガを思わせるし、兄の方は身長の事でぎゃあぎゃあうるさいし、身長のことでなくてもぎゃあぎゃあうるさい。兄弟や飯屋の老婆、陰陽師の娘などまだまだ他にも魅力的な登場人物が多いだけに人物の心情などをもっと丁寧にえがかれていたらと残念です。
    せっかくおいしい飯屋を出すなら料理の描写もあれば想像もひろがって楽しめるのに。
    登場する実在の人物をどうからめてゆくのか読みすすめていくうちにワクワクしましたが予想通り。...続きを読む

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  • 私の嫌いな10の言葉

    10あげられた嫌いな言葉の一つ一つは、著者の言わんとしている事とは少し違った意味で自分自身も警戒する言葉が多かったのですが、例えばなしや論点が飛躍しすぎに感じました。
    読みすすめていくのも不快感があり稚拙さも感じました。
    私は京都の事は知りませんが、皆まで言うなという奥ゆかしい文化もあっていいものだと思うので道徳の押し付けは暴力だと言うことを論じている文章が逆に言葉を押し付けられているように感じました。これもまた著者の言うところの暴力でしょうか。
    評価やレビューがよかったので手に取りましたが、時間とお金の無駄でした。
    評価してるのは若い方が多いのかしら?

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