風野真知雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ雁二郎登場の真相はこういうことだったか。
時系列的には納得だけど、遺伝子学的には大いに疑問が残る(笑)。
身体能力は父母のどっちも引けを取らないのは判るんだけど
外見に伯父の遺伝子だけが受け継がれるなんて…あるのか???
もしあるとしたら遺伝子を司る神は相当意地悪だ。
前巻から間が空いたからか、はたまたアメリカ側の登場人物が覚えられないからか
途中で誰が誰だか、敵か味方かごっちゃになってしまって訳判んなくなった。
大統領を狙う敵と、織江を狙う敵が一緒なようでいて別々に複数いる、というのも
混乱の原因だったのかな、と思う。
とにかくいろんな意味であっさり戦いが終わってあっさり敵の処遇が決まって -
Posted by ブクログ
ネタバレNHKでドラマ化されてから、続編が描き下ろしされたっぽい幕末時代劇です。
このシリーズはヒーローの彦馬くんとヒロインの織江ちゃんが結婚した後のアメリカでのお話と、かつての江戸で起こっていた過去の事件が並行して語られていくんだ。
1巻はイマイチだったけど、2巻は面白かった♪
アメリカで織江ちゃんの敵だった元忍者がリンカーン大統領を暗殺しようとしているお話よりも、江戸での想い出話がメインだったからかな?
特技「犬のぷるぷる」を進化させ、「仔猫のぷるぷる」まで編み出したスゴ腕忍者の雁二郎くんが、最後に敵と一緒にいるシーンでお話が終わり、これは3巻も読まなくちゃ!って感じ(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の描写から不穏な空気が漂っている。
しかも最後の1行が気味が悪いくらいあっさり書かれていて、だからこそ救いがない。
身も蓋もない言い方をすると、
正しいと思って起こした行動がめいっぱい裏目に出た、といったところか。
事を起こした本人は正義だと思って動いてる故、罪悪感がないのが怖かった。
『耳袋』絡みの謎解きパートに若干救いがあるかな。
取り敢えず栗田の坂巻に対する評価基準が
ほぼすべて雪乃さん絡みなのが面白い。
しかも空回ってる辺りがまた(爆)。
余話の『河童の銭』は銕蔵と五郎蔵の若い頃の話。
本編のふたりの関係性を考えながら読むとかなりニヤニヤできる(爆)。
変な話、この余話の方が面 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に読後感が哀しい話だった。
過去の作品で捕まった泥棒が牢破りに成功するところから話が始まるのだが
この人が捨て駒扱いだったりするし
関わる人関わる人みんな当たりが素っ気ないというか血が通ってないというか。
逆さに釣られた遺体で見つかった玉助さんも
愛されていた片鱗が見えるところが逆にせつない。
『耳袋』に記された妖し絡みの謎解きがコミカルな部分を担うことで
これまでの話ではバランスがとれていたのだが
今回はあまりにも哀しい扱いの人が多すぎて辛かった。
巻を重ねるにつれて、『闇の者』の印象がのっぺりしてきて
だんだん温度を感じさせないモノになりつつある。
それから、前作に続いて洋行の物で