山本周五郎のレビュー一覧

  • ちいさこべえ 1

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    何とも言えねえが…。
    ちいさこべえの意味がイマイチ
    伝わらなかったんだけど…。
    この作品が醸し出す空気感が好きだ。

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    2016年03月23日
  • ながい坂(下)

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    上巻と同じ印象。つるまでが主水正に惹かれて態度が変わるなんて、現代では男のファンタジーという感想です。

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    2016年02月21日
  • ながい坂(上)

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    色んな人の書評で好評だったが、個人的にはうーん…
    時代は変わっているから、男の都合だけで人生全うしても、尊敬出来ないなぁ、と。

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    2016年02月21日
  • 赤ひげ診療譚

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    主人公の心情の変化を引き起こす、赤ひげ先生の懐の深さ、人間らしさすてきでした。

    狂女の話と、三度目の正直の話が印象的でした。

    昭和34年の作品ということでしたが、社会的に恵まれない人々の心情や、奉仕の心など、古く感じることはありませんでした。

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    2015年12月16日
  • 樅ノ木は残った(下)

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    史実となっているものを
    別の切り口から見てみたそうで。

    歴史に疎いんで細かいことに触れると
    ウソを述べてしまいそうになるから
    感想だけ。

    すごく自分に素直で、自分に強くて
    頑なで、いかにもお侍さんってイメージの
    原田甲斐。
    逆に彼を囲む弱くて、すぐ徒党を組みたがる
    人たちがいかにも普通の日本人らしく思える。

    ただ、地元の冬山で鹿との対峙場面こそ
    生き死にを描いているように思えました。

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    2015年12月15日
  • おごそかな渇き

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    ネタバレ

    山本周五郎先生の作品。
    私は多分、この先生の作品を読むのは初めて……にして、絶筆となった話が載っている短編集に当たるようなものを読むことになってしまうとは……。

    物語の舞台はほとんどが、江戸時代前後。
    様々な人情味溢れる物語がいっぱい綴られています。
    この人は、義理人情を大切にしてるんだなあ……と思う感じの話。
    なんとなく、勝手なイメージなんですが、骨太のしっかりした男の人が書く話を書いている話だなあ……と思いました。

    だいたいそのイメージで読んで間違いないと思います。

    最後の表題作でもある「おごそかな渇き」はそれなりにキリのいいところで終わっているので、あまり違和感はありませんでしたけ

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    2015年11月05日
  • 赤ひげ診療譚

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    100刷を超える世代ほ超えて読み継がれた秀作である。清貧な名医「赤ひげ」新出去定に呼び出された遊学から戻った保本登の診療にまつわるあれこれの話である。『三度目の正直』『徒労に賭ける』が特に良かった。貧しさ、正義、因業、欲望、愛欲が作者の巧みな筆で生き生きとまざまざと描かれている。作者の没年のあとに生まれたのが残念である。これも因業か。

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    2015年10月23日
  • 生きている源八

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    短編集。山本周五郎とか池波正太郎はいちいちレビュー書くのも無粋な気もしますよね。読めば面白い、それだけでいいのかも。

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    2015年06月11日
  • 髪かざり

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    人間は信じ合わななければならない、「人を信ずる」それがあらゆることの初めである

    日本婦道記シリーズ

    女性は昔から賢くて強い

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    2018年11月25日
  • ちいさこべえ 2

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    相変わらず何の話やらよくわからず…といっては語弊があるかもしれませんけれども、とにかく読みにくいといった印象ですね…こりゃ原作の小説を読んでから再度この漫画にチャレンジした方がよいのかも…

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ま、望月氏独特の作風を味わうためにも続刊、読んでまいります…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2014年11月12日
  • ちいさこべえ 1

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    あんましよく分からない内容なんですけれども、一通り望月氏の作品を読んできた自分としましては続刊も読んで行こうと思っております…。

    大工の話なんかな? 女の子は相変わらず可愛いですけれどもあまり表情がありません…これは前作の「東京怪童」でも感じたことですけれども、著者は絵のタッチを変えたんでせうか!? まあ、別にどうでもいいことですけれども…

    ヽ(・ω・)/ズコー

    原作である小説も読んでいないのでこれだけでは評価できません! が、前作「東京怪童」も最後まで読んでみればちょっと感動するような話でしたので、今作にもやはり期待してしまいますね…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2014年11月08日
  • 松風の門

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    短編集。
    昭和10~30年代頃に書かれた作品、単語が馴染みのないものもあり(意味の取り方が分かりにくかったり、昔の用語も多々)、良く分からない部分は推測しながら読みました(本来調べながら読むべきかf(^^;)
    それでもぐいぐいっと作品に引き込まれ、おお~っと思いました。不器用で人情味のある作品多し。(現代ならもっと素直にいけそうなのに~っともどかしくもなったり)。時代とともに変わるもの変わらないものを考えさせられました。

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    2014年11月04日
  • 人情裏長屋

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    ネタバレ

    全11編の短編集.世間で云う山本周五郎的な「人情もの」と,落語的な「人情話」の混合.お気に入りは,亡き妻を偲んで暮らす侍の「おもかげ抄」,のちの「さぶ」を思わせる「三年目」,捨て子を育てる「人情長屋」,お家騒動に巻き込まれた藩主の次男坊の「泥棒と若様」かなあ.あ,全部「人情もの」だ.

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    2014年09月06日
  • 赤ひげ診療譚

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    赤ひげのもとで働くことになった傷心の青年医師。彼のひねくれた心が次第にほぐれていく様子が面白い。患者の話をひたすら聞いて、赤ひげ先生の思いを聞いて、医者の仕事は聞くことが大事なんだな。

    赤ひげ先生は、罪はその人自身ではなくつきつめれば貧困のせいだという。
    だけど、最後に登も言っていたが、どんな環境にいたって人間として立派な人もいれば、裕福でも最悪な人柄の人もいる。

    最後の2人のやりとりがまたいい。これからも2人言い合いながら診療を続けていくんだろうな、もっと読みたいなと思った。

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    2014年09月05日
  • 樅ノ木は残った(上)

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    2014/7 名作だし、仙台に4年間住んだので読んでみたかった小説。我慢我慢の内容で辛いことばかりの描写。お家のため、か。

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    2014年07月20日
  • 青べか物語

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    時代小説のようでその実は、筆者:山本周五郎が住んだ、昭和初期の浦安と、そこに暮らす人々のスケッチ。 方言もそのまま、生々しさもある。 時代も生活様式も変われど、庶民の噂好きと、女の逞しさは不変なのだなと。

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    2014年07月13日
  • 山彦乙女

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    山本周五郎作品は今まで短編小説しか読んでいなかったので、ちょっと長く感じてしまいましたがヒロインの溌剌とした所や世の中に対する目線等がやはり作者らしく読後も爽やかな気持ちになりました。

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    2014年07月04日
  • ちいさこべえ 1

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    ネタバレ

    これはいい!バタ金からのファンとしては遠くに来たなあって感じがするけど。でもバタ金の四巻くらいの宇宙の大きさに関する不安とかが出てきて、どこが好きかってそういうところだよなあと思い出した。そしてりつかわいい。

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    2014年05月18日
  • 髪かざり

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    初期代表作の「日本婦道記」の属する作品を集めた一冊。

    300ページ弱で17編と、短いのがたくさん入ってます。

    このシリーズが多く書かれたのは、太平洋戦争中なんですよね。
    武士道や婦道としてのあるべき姿に殉じるというのは捉えようによっては滅私奉公的な捉え方もできなくはないと思うけど、周五郎作品の人間像は「内省」とか「克己」だとかだと思う。
    どうしようもない社会の何がしか、というのはいつの時代だってあるものだと思いますが、そうしたものにどうやって打ち克って生きていくのか。
    周五郎から日本人へのメッセージがつまったシリーズ。

    どれも面白いけど、戦国の城ものは特にいい。置かれてる状況や求められる

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    2014年05月02日
  • おさん

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    時代小説短編集。もっとも印象に残ったのは、「その木戸を通って」だ。これは”すこし不思議SF”な物語で、忽然と現れた娘が家に居つき、子をなし幸せな結婚生活を送るが . . . 。H.G.ウェルズの「くぐり戸(白壁の緑の扉)」やロバート.F.ヤング「たんぽぽ娘」が好きなかたにお薦め。
    この喪失感は . . .

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    2014年04月28日