山本周五郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初期代表作の「日本婦道記」の属する作品を集めた一冊。
300ページ弱で17編と、短いのがたくさん入ってます。
このシリーズが多く書かれたのは、太平洋戦争中なんですよね。
武士道や婦道としてのあるべき姿に殉じるというのは捉えようによっては滅私奉公的な捉え方もできなくはないと思うけど、周五郎作品の人間像は「内省」とか「克己」だとかだと思う。
どうしようもない社会の何がしか、というのはいつの時代だってあるものだと思いますが、そうしたものにどうやって打ち克って生きていくのか。
周五郎から日本人へのメッセージがつまったシリーズ。
どれも面白いけど、戦国の城ものは特にいい。置かれてる状況や求められる -
Posted by ブクログ
解説によれば、全集に収められてない作品を集めた短編集。収録作品は以下。最後の2編は現代もの。
宗太兄弟の悲劇(昭和3年)秋風不帰(昭和14年)矢押の樋(昭和16年)愚鈍物語(昭和18年)明暗嫁問答(昭和21年)花匂う(昭和23年)蘭(昭和23年)渡の求婚(昭和31年)出来ていた青(昭和8年)酒・盃・徳利(昭和9年)
新潮文庫から出ている50巻を超える周五郎さんの本を読んでしまうと(しかも何度も読み返した本も多い)、流石に最後に浮かぶ感想は「何を読んでも周五郎は周五郎で。」 ←決して悪い意味ではありません。
まあ、本棚に全巻揃えようとしているという事で、周五郎好きを判っていただければ。。。