山本周五郎のレビュー一覧

  • 寒橋(さむさばし) 山本周五郎名品館III

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    「落ち梅記」
    武士の審議と友情。

    「寒橋」
    時三とお孝。
    父の世話をする奉公人おたみは、父が亡くなり、体調を崩し実家へ帰ると子供を産む。
    世間も妻も時三が間違いを起こしたと疑わず、本人の時三もそれを認めるが、実は…。

    「人情裏長屋」
    抜群の件の腕前を持ちながら裏長屋に住み四六時中飲んだくれる浪人松村信兵衛。
    その長屋に移り住む子連れの浪人が、ある日子供を預かってほしいという。しかたなく信兵衛が育てることにするが、また子供を返してほしいと戻ってくる。

    「なんの花か薫る」(再読)
    喧嘩して娼家に逃げ込んできた武士、江口房之助をかくまったお新、房之助に一緒になりたいと言われたことを本気にし、最

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    2024年01月19日
  • 五瓣の椿

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    連続殺人事件の真相は?

    有名な作家なのですが初めて読みました。大河ドラマの原作者ぐらいの認識でしたが 時代小説にはまっていろいろ読んでいくうちに一度は読まなくてはと思いこの作品を選びました。読んでいくうちどんどん引き込まれました。ただ主人公の情念の深さのようなものは伝わるのですが 登場人物の悪い面しか見えないのと主人公が最後に死んでしまうのはちょっと物足りなさを感じます。

    #切ない #ダーク

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    2024年01月12日
  • 小説 日本婦道記

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    「山本周五郎」の連作時代小説『小説日本婦道記』を読みました。
    ここのところ「山本周五郎」の作品が続いています。

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    千石どりの武家としての体面を保つために自分は極端につましい生活を送っていた「やす女」。
    彼女の死によって初めて明らかになるその生活を描いた『松の花』をはじめ『梅咲きぬ』『尾花川』など11編を収める連作短編集。
    厳しい武家の定めの中で、夫のため、子のために生き抜いた日本の妻や母の、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさ、哀しさがあふれる感動的な作品である。
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    1942年(昭和17年)6月か

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    2024年01月04日
  • 寒橋(さむさばし) 山本周五郎名品館III

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    「山本周五郎」の短篇時代小説集『山本周五郎名品館Ⅲ 寒橋(さむさばし)』を読みました。
    『山本周五郎名品館Ⅰ おたふく』に続き、「山本周五郎」の作品です。

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    生涯、膨大な数の短編を遺した「山本周五郎」。
    短編選集決定版の第三巻(全四巻)

    武士の、同輩への友情と、許婚への断ち切れない愛情との葛藤を描く『落ち梅記』。
    浪人の、赤ん坊に対する人情が愛情に変わっていくプロセスを描く『人情裏長屋』。
    長屋住まいの一家の、究極の人情ともいうべきものを描く『かあちゃん』。
    亭主への、また父の娘に対する「情」の交錯がドラマに複雑さを与える『寒橋』。

    ほか、『

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    2024年01月04日
  • おたふく 山本周五郎名品館I

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    「山本周五郎」の短篇時代小説集『山本周五郎名品館Ⅰ おたふく』を読みました。
    久し振りに時代小説を読みたくなったんですよね。

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    生涯、膨大な数の短編を遺した「山本周五郎」。
    没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、選びに選ばれた名品。
    短編傑作選の決定版!(全四巻)

    第一巻に収録するのは、「周五郎」が日本女性の最も美しく貴い姿を集約させたともいえる『松の花』、その対極にある自らの性に翻弄される女『おさん』、酔っ払いだが腕のいい職人の父親を描く人情ものの傑作『ちゃん』、ほか『あだこ』、『晩秋』、『おたふく』、『菊千代抄』、『その木戸を

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    2024年01月04日
  • 周五郎少年文庫 臆病一番首―時代小説集―(新潮文庫)

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    少年向時代小説集。戦時下の穏やかならざる時期の発表作で孝、義侠、勇気といった戦意高揚をはずさないテーマが多い。のっぺりとした内容が多いが、さまざまな制約がある上での出版という意味で割引いて読む必要がある。2023.9.23

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    2023年09月23日
  • 周五郎少年文庫 少年間諜X13号―冒険小説集―(新潮文庫)

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    (山本周五郎ファンではなく、少年小説好きの感想です)
    表題作「少年間諜X13号」に感じる寒々しさ、一種の凶気は果たして意図的な皮肉なのだろうか。
    それとも「"時代の熱狂"」に流されたものなのだろうか。

    「少年間諜~」では少年兵たちが自らの命を捨てて戦う。
    主人公率いるのは死を厭わない少年兵だけの部隊だ。
    「一人残らず死ぬんだ」は主人公が仲間を鼓舞する言葉である。
    また後年「特攻」と呼ばれる、捨て身決死の戦術も描かれる。
    狂気と熱気。愛国ありきの理不尽と無茶。始終それが続く。

    「でも戦前ならそんな感じなのでは…?」と思われるかもしれないが、本作とほぼ同年(昭和9年)に書か

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    2023年09月10日
  • さぶ

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    頭がよく経師屋としてもうでのたつ栄二と不器用て愚直なさぶの青春の描いた作品。
    無実の罪をかぶった栄二のひねくれ加減が半端なく、意固地なまでに復讐心に囚われてしまうが寄場での人の親切に触れ次第に大人になっていく様は現代の若者の頑固さと幼さ、人との関わりを通して成長していく道筋と何ら変わりはないなと思いながら読んだ。
    栄二を好いているおのぶが「亭主が仕事にあぶれたとき、女房が稼いでどうして悪いの、男だった女だっておなじ人間じゃないの、この世で男だけがえらいわけじゃないのよ」と仕事がなく女房のおすえに内職をさせていることをぼやいた時にいった言葉も女性である私には印象的な言葉だった。

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    2023年08月11日
  • 雨の山吹

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    「山茶花帖」がよかったです。
    八重に、人は1人で生きているのではない、って気づかせてくれるところで、ぼくも、ハッとしました。
    自分の不幸を印籠のように振りかざして、周りと自分は違うのだと思う傲慢さが、自分にもあるような気がしました。
    八重のように、見る景色はなかなか変わらないけど、でも、色々なことに感謝して生きることの大切さを改めて教えてもらえました。

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    2023年07月09日
  • 山本周五郎 作品集 十

    JQ

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    期待を裏切りません

    基本的に期待を裏切らないので、安心して読めます。

    #癒やされる

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    2023年06月30日
  • かあちゃん

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    ネタバレ

     山本周五郎さん(1903~1967、享年63)、1926年文壇デビュー。1943年「日本婦道記」が直木賞になるも、受賞を辞退。かっこいいですね!「かあちゃん」、2008.6発行、5話が収録されています。「ひとごろし」、次いで「かあちゃん」がお気に入りです。

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    2023年06月24日
  • あんちゃん

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    山本周五郎の短篇小説集『あんちゃん』を読みました。
    『編傑作選4 しづやしづ』、『花杖記』に続き、山本周五郎の作品です。

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    妹に対して道ならぬ行為をはたらき、それを悔いてグレていった兄の心の軌跡と、思いがけぬ結末を描く『あんちゃん』。
    世継ぎのいない武家の習いとして、女であるにもかかわらず男だと偽って育てられた者の悲劇を追った『菊千代抄』。
    ほかに『思い違い物語』『七日七夜』『ひとでなし』など、人間をつき動かす最も奥深い心理と生理に分け入り、人間関係の不思議さを凝視した秀作八編を収録。
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    昭和10年

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    2023年05月31日
  • 樅ノ木は残った(下)

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    人間関係や政治的な内容を理解するのが難しく読むのに苦労した。新八とおみや、柿崎と石川兵庫介のエピソードは興味深く面白かった。

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    2023年05月30日
  • あんちゃん

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    菊千代抄を読んだ。
    1945年に第二次世界大戦が終わった。
    この小説が発表されたのは1950年。
    小津安二郎の「東京物語」は1953年。
    なぜここで俺「東京物語」を持ち出すのかというと、戦争を引きずった作品だからだ。
    菊千代抄は、武家の物語だ。最近のトレンドであるLGBTがテーマでもある。
    敗戦後、時代の空気は重かったのだろうか。もしくは、終戦後、ある種の開放感があったのだろうか。
    菊千代が江戸にいた時代を戦時中に置き換えるなら、地方に移動した時代は戦後ではないか。暮らしは不自由だが、メンタルは自由に生きられたのかもしれない。
    戦争が終わって、人は自由になった、という気持ちが、本作にはこめられ

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    2023年04月15日
  • 山本周五郎 電子全集13

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    樅ノ木は残った

    山本周五郎は時代劇の原作の方で名を見る事が多かったので購入してみましたよ。この部は短編が多いからスキマ時間に一話、また一話とスラスラ読めるのがいいですね。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年02月08日
  • 花匂う

    購入済み

    周五郎短編集としては中庸

    周五郎ファンです。数多くの著作を読んでおります。短編集では、「おさん」「人情武士道」「雨の山吹」「繁あね」などが秀作を掲載しております。この「花匂う」に掲載の短編は周五郎としては、そこそこの出来の短編を集めております。初めての場合は、先述の短編集から選ばれることをお勧めいたします。(完)

    #ほのぼの

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    2023年02月06日
  • さぶ

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     不器用だけどどこまでも素直な「さぶ」と、さぶと同い年でさぶと仲の良い、でもさぶとは対照的に頭の回転は速く力もある「栄二」の2人の物語。でも後ろの解説にも書いてあったが、これの主人公は「栄二」の方で、むしろ栄二のもう1人の分身が「さぶ」なのではないか、というのは、目からウロコというか、なるほど、と思った。
     それにしても栄二がカッコ良すぎる。もちろんさぶがいるから余計にそう見えるのだろうけど。これの舞台化、ドラマ化というのはこれまでにいくつもあったそうで、しかも今年にドラマも舞台もやっていたという。見たかったなあ。(22/11)

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    2022年12月16日
  • 一人ならじ

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    山本周五郎の短篇小説集『一人(いちにん)ならじ』を読みました。
    ここのところ、山本周五郎の作品が続いています。

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    合戦の最中、敵が壊そうとする橋を、自分の足を丸太代りに支えて片足を失った武士を描く表題作等、無名の武士の心ばえを捉えた14編。
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    1940年(昭和15年)から1957年(昭和32年)に発表された作品14篇が収録… 『花の位置』だけは、時代小説ではなく、現代小説です。


     ■三十二刻
     ■殉死
     ■夏草戦記
     ■さるすべり
     ■薯粥
     ■石ころ
     ■兵法者
     ■一人ならじ
     ■楯輿
     ■

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    2022年11月12日
  • あとのない仮名

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    山本周五郎の短篇小説集『あとのない仮名』を読みました。
    『日日平安―青春時代小説』、『松風の門』、『栄花物語』に続き、山本周五郎の作品です。

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    腕利きの植木職人が職を捨て、妻子を捨てた理由とは? 笑って泣ける傑作8篇。

    江戸で五指に入る植木職でありながら、妻とのささいな感情の行き違いがもとで、職を捨て、妻子も捨てて遊蕩にふける男の寒々とした内面を虚無的な筆致で描いて、周五郎文学に特異な位置を占める最晩年の傑作「あとのない仮名」、夫婦の変らぬ愛情を、枯死するまで色を変えない竹柏に託した武家ものの好編「竹柏記」ほか、「主計は忙しい」「桑の木物語」「

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    2022年11月05日
  • 栄花物語

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    山本周五郎の長篇小説『栄花物語』を読みました。
    『日日平安―青春時代小説』、『松風の門』に続き、山本周五郎の作品です。

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    非難と悪罵を浴びながら、意志堅く改革に取り組んだ老中田沼意次を描く感動の歴史長編。

    徳川中期、農村が疲弊し、都市部の商人が力を持ち始めた転換点。
    老中首座の重責を担う田沼意次は、貧者への重税、賄賂政治、恣意的人材登用と非難にまみれていた。
    ――悪政の噂は本当なのか。
    出所はどこなのか。
    絶望の淵にあっても、孤独に耐え、改革を押し進めた田沼意次という不屈の人間像を新しい視点から描く傑作歴史長編。
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    2022年11月05日